2015-01-01から1年間の記事一覧

予防接種とリスク

= 予防接種とリスク 一種の「賭け」、丁寧な説明を = パスカル『パンセ』の中に「賭け」が登場する。 もしも神がいるなら信仰者は救われる。 神がいなければ信仰の有無で何も変わらない。 ならば神がいる方に賭けて信心深く行動しておいた方が得だ――。 こう…

耳掃除

■細い綿棒○ 入り口から1センチまで○ 押さえつけ× 耳あかを完全に取ろうとするのは危ない。 耳かき中に子どもが動いて外耳道(耳の穴)から出血したり、鼓膜が破れたりして病院を受診するケースも度々ありという。 耳かき事故では、保護者や子どもが耳かき棒…

胃がんの内視鏡治療

胃がんの内視鏡治療、身近に 体の負担軽く・対象は限定的 市区町村が実施する胃がん検診で、従来のX線検査に加え、内視鏡検査が導入される見通しだ。 見つかった胃がんが早期なら、口から入れる内視鏡で治療できる場合がある。 胃を切り取る手術に比べ、治…

前立腺がんに相次ぎ新薬

前立腺がんに相次ぎ新薬 ホルモン療法後に活用 食の欧米化や高齢化の進展などから日本人男性でも急増している前立腺がんに新たな治療薬が相次いで登場した。 転移や再発で症状が進み、男性ホルモンを抑える治療が効かなくなった患者向けだ。 これまでは1種…

歯周病病治と肝炎・糖尿病

歯周病病治せば肝炎・糖尿病も改善 全身疾患と関連 解明進む 歯がグラグラして最終的には抜けてしまう歯周病は、成人の多くが患っている炎症性の病気だ。 虫歯と並ぶ歯科の二大疾患だが、影響は口腔内にとどまらない。 これまでの研究から、肝臓病や心臓病、…

首・肩が痛い

スマホの使いすぎかも 利用時の姿勢見直し改善 スマートフォン(スマホ)の使いすぎで心身の不調を訴えるケースが目立っている。 首や肩こりに悩む人がいるほか、中高生を中心に手放せなくなって依存症に陥ったりしている。 スマホはビジネスや生活の必需品…

長引く体の不調、漢方薬で改善

体の不調、漢方薬で改善 体がどうも疲れやすい、冷え性が改善しない、 ぐっすり眠れない・・・。 医師にかかっても、なかなか治らない体の不調を改善するにはどうすればよいか。 漢方薬の処方で体質を改善し、病気に負けない体づくりを目指すのも選択肢のひ…

味覚異常

味覚異常の患者増加 亜鉛不足、ストレスも原因 さまざまな原因で味覚を感じにくくなったら、「食の楽しみ」も色あせてしまう。近年、こういった味覚異常患者が増えているという。 私たちは、味をどのように感じているのか。 口に入った食べ物の味をキャッチ…

ノロウイルス

ノロウイルス 遺伝子解析急ぐ 大流行を機に いずれはワクチンも 毎年、秋から冬にかけて多くの人がノロウイルスによる下痢や嘔吐に苦しむ。 その特徴はよく分かっていなかったが、近年の大流行を機に遺伝子(ゲノム)の解析が進んでいる。 将来、大流行を予…

「加工肉に発がん性」評価見極めて

日本人 摂取少なめ「極端な制限必要ない」 「ソーセージなどの加工肉は、人にとって発がん性がある」という評価を国際がん研究機関(IARC)が10月、発表した。 いつも口にする食べ物だけにショッキングに響きますが、その評価の中身をよく見る必要があ…

足のむくみ 下肢静脈瘤

立ち仕事・同じ姿勢、血流悪化 足のふくらはぎにむくみや重みを感じたり、つりやすくなったりしてないだろうか。 足の血液循環が悪くなってこぶのようになる「下肢静脈瘤」かもしれない。 血液は心臓から動脈を伝って体の隅々に流れる。 帰り道となる静脈で…

高齢者の便秘

高齢者の便秘 排便時の姿勢で楽になることも 生活のリズムが乱れて、食事を抜いたり、野菜が十分にとれなかったりして、便秘になった経験はないだろうか。 排便回数が減ることだけが便秘ではない。 毎日便が出たとしても「トイレにこもって力まないと出ない…

足の冷え・むくみ ~ 血管障害の恐れ

閉塞性動脈硬化症・下肢静脈瘤 加齢・体質と勘違い怖い 冬の寒さが近づいてくると、足先の冷えやむくみ、かゆみを訴える人がいる。 加齢や体質が原因と思いきや、足の動脈や静脈で異常が見つかる場合があり、重症になると歩けなくなるだけでなく、命にもかか…

オキシトシン、心身に安らぎ

脳内ホルモン オキシトシン、心身に安らぎ 愛情深め信頼感育はぐくむ 親子間で愛情を深め仲間と信頼感を育むとき、人の脳の中では「オキシトシン」と呼ぶホルモンがたくさん作られている。以前は分からなかった多彩な機能がこのところ相次いで見つかり、心身…

冬季うつ病

《冬季うつ病》 日照不足が原因、人工光浴び治療 が深まるにつれ、気分が落ち込む。朝なかなか起きられず、甘い物ばかり食べたくなる――。もしかしたら「冬季うつ病」という病気かもしれません。 国立精神・神経医療研究センターの三島和夫精神生理研究部長は…

カプセル内視鏡

カプセル内視鏡 のんで撮影 病変探る 大腸がん検査 負担軽く 超小型の「カプセル内視鏡」を採用する医療機関が増えている。 口からのみ込むと消化管内を移動しながら写真を撮影する仕組みで、ミリ単位の病変まで高精細に観察できるようになった。 心理的、身…

胃酸逆流治療に新たな選択肢

胃酸逆流治療に選択肢 2月に新薬登場 胃から食道に胃酸が逆流し、胸焼けなどの症状が出る胃食道逆流症。 症状が長引くと、日常生活に支障が出かねない。 今年(2015年)2月に新薬が登場し、治りにくかった重症の患者は治療の選択肢が広がっている。 胸…

がんの遺伝子解析

がんの個性、調べて治療 遺伝子解析、薬選びの参考に がんは遺伝子の異常な働きが原因で起きる遺伝子異常のタイプは薬の効き目にも大きく影響する。 がん組織を調べると、たくさんの遺伝子で異常が起きていることもわかってきた。 あらかじめ遺伝情報を調べ…

足のかゆみ 水虫じゃないかも

足のかゆみ・皮膚の異変 水虫じゃないかも 正確な判定は顕微鏡で 水虫が別の炎症と診断されたり、かぶれなのに水虫だと言われたりするケースが続出している。 ちょっと見ただけでは紛らわしい場合が多いからだが、本来使うべき薬とは違うものを塗ったり服用…

抗がん剤効きにくくなった患者、肝炎薬併用で効果復活

抗がん剤が効きにくくなった前立腺がんの患者に、C型肝炎の治療薬「リバビリン」を抗がん剤と併用して使うと再び治療効果が高まるとする研究成果を、慶応大のグループがまとめた。 京都市で29日から始まった日本癌治療学会で発表した。 研究グループは来…

肥満とがんの関係

肥満で増すがんの危険 痩せすぎもリスク 糖尿病・心筋梗塞だけじゃない 肥満が健康を害することは今や常識となっている。 太りすぎがもとで、世界で年間400万人超が亡くなったとの報告もある。糖尿病などの原因になるとは知られているが、最近は一部のがんの…

副鼻腔炎

副鼻腔炎に手ごわい型 増える患者 抗菌薬、効きにくく 鼻の奥にうみがたまって、鼻づまりや嗅覚障害につながる副鼻腔炎。 粘り気が強いうみが出て、治りにくいタイプが国内で広がっている。 中等症以上は、今年(2015年)7月から難病として助成の対象に…

休み明けの体調不良

休み明け、なぜか体調不良 平日は朝が早くて睡眠不足ぎみ。 せめて週末ぐらいはたっぷり寝ようと考えているひとは多いはず。 しかし、よく寝たつもりなのに体調がすっきりしない。 特に休み明けは辛いことはないだろうか。 週末の朝寝坊は「時差ボケ」という…

高血圧治療、目標辛くなる?

米国立研究所「120未満」を提唱 現行は「140未満」 指針反映には検証必要 脳卒中や心臓病のリスクが高まる高血圧は、日本人の3人に1人がかかるといわれる国民病だ。 日本高血圧学会による現行の治療ガイドラインでは最高血圧を「140未満」に抑えるべきだと…

がん早期発見、負担軽く

がん早期発見、負担軽く 血中アミノ酸濃度で線虫に尿を嗅がせる 検診の有用性、周知が課題 がんの治療には早期発見が欠かせない。 最近は血液内のアミノ酸の違いから、ごく早い段階に「がんのリスクあり」と把握し、治療や生活に生かす検査が定着。 尿のにお…

高齢者の低栄養

高齢者の低栄養 たんぱく質不足、病気・けが招く 年をとると食事の量を減らし、肉類を控える人がいる。 そんな食生活を続けていると、「低栄養」になって免疫力や筋力が落ち、健康状態が悪くなりかねない。 自宅で自立した生活を送っている高齢者の中にも、…

「機能性表示食品」

「機能性表示食品」どんなもの? 新制度がスタート トクホ・栄養機能食品に続く 食品の人の健康への効果を、国の審査を経ずに事業者の責任で表示できる新しい制度が始まります。 消費者庁が草案を発表し、意見を募集中です。 どんな制度が検討されているので…

タミフル、頼り過ぎ注意

タミフル、頼り過ぎ注意 抗インフル薬の正しい服用法 耐性ウイルス増やす恐れ インフルエンザの治療薬の代名詞ともいえる「タミフル」。毎冬のインフルエンザシーズンでは、1日でも早く症状を抑えるために多くの人が服用する。特に日本は世界最大の消費国だ…

「コグニサイズ」で認知機能向上

失敗も会話も楽しく 「コグニサイズ」で認知機能向上 「コグニサイズ」という言葉を聞いたことがありますか。 認知を意味する英語の「コグニション」と運動の「エクササイズ」を合わせた造語です。 早足や足踏みなどの運動と、頭を使うゲームを組み合わせた…

中高生で増えるコンタクトレンズ

使用法守りトラブル防ぐ 中高生で増えるコンタクトレンズ 中高生を中心に、コンタクトレンズ(CL)を使う子どもが増えている。 眼鏡よりも視野が広く、見た目もよいといった利点が魅力だが、使い方を誤ると目のトラブルを引き起こしかねない。 □ □ 日本眼…