「BA.5」肺で増殖か

「BA.5」肺で増殖か 「BA.2」の18.3倍 病原性も高い可能性
https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000261127.html

国内で置き換わりが進む新型コロナ・オミクロン株の亜種「BA.5」について、これまで主流だった「BA.2」よりも、「ウイルスが肺で増えやすい」可能性があることが最新の研究で分かった。

東京大学医科学研究所の佐藤佳教授らがヒトの肺の細胞を使って実験をしたところ、オミクロン株の「BA.5」は、「BA.2」と比べてウイルスが18.3倍増えていたことが分かった。

オミクロン株は気管で増殖し、重症化しにくいとされてきたが、「BA.5」では、肺でも増えやすい可能性があるという。

東京大学医科学研究所・佐藤佳教授:
「『BA.5』はデルタ株が持っていたL452Rという特徴的な変異を持っている。デルタ株が持っていたような肺で増えやすい特性を獲得したオミクロン株といえる」
ハムスターを使った実験でも同様に肺でウイルスが増えたという。