肌ホネ血管一挙に若く保つ方法

2011年05月18日放送の「ためしてガッテン」 の番組をとりあげました。
昨朝の「あさイチ」でも再度とりあげていた AGEの話題です。


アンチエイジングだ!肌ホネ血管一挙に若く保つ方法

「老化を防ぎたい」という人類永遠の願い。

お肌のハリがなくなった・・・
目がかすむようになった・・・
足腰がめっきり弱くなった・・・

誰しもに必ずやってくる様々な体の老化に、共通の原因物質があることが明らかに!
その物質を体内で増やさければ、老化予防“アンチエイジング”が可能になるんです!

いつまでも若く元気でありたいと願うすべての人に!
10年20年先も若さをキープするために!

科学が解き明かした超意外な老化のヒミツと、外見だけじゃない“本当の若さを保つ”ための、とっても簡単なワザの紹介です。

10年先20年先の若さのためにぜひ頭の片隅に置いておいて下さい。


正体発見!老化物質「AGE」とは?
最近の研究から、全身のさまざまな老化に、なんとある共通の物質が関わっていることがわかってきました。
その名も「AGE」。

AGEは、ある原因によって誰でも、お肌や、骨、目、血管など、全身のあちこちにたまってくるのです!

AGEがたまると、骨や血管がもろくなったり、皮膚の弾力性の低下や、視力の低下につながると考えられています。

つまり、AGEを増やさないことこそ、老化予防“アンチエイジング”になるのです!

老化物質AGEとはいったい何なのでしょう?


おいしさと老化の意外な関係
老化物質AGEは、なぜたまってしまうのか?

その謎を解くカギを握るのは・・・なんと、パンやお肉を焼くと、コンガリとキツネ色に色づき、おいしくなる化学反応。

これは「メイラード反応」と呼ばれ、「たんぱく質」+「糖」=茶色くなるという反応です。

この「おいしさの方程式」が、実は、人の「老化の方程式」でもあったのです。

人の体のたんぱく質と、食べ物から摂取する糖が、ジワジワと時間をかけて、「糖化」と呼ばれる反応を
起こすのです。
この糖化によってできるのが、AGEだったのです。
AGE=Advanced Glycation End-products(終末糖化産物)。

AGEがたまると、骨や血管がもろくなったり、皮膚の弾力性が低下したり、さらに視力の低下にもつながると考えられています。


コラーゲンの糖化=老化だった!
「糖化」の影響を受けやすいのは、コラーゲンなど代謝の遅いたんぱく質です。

コラーゲンと聞くと、どんなイメージをお持ちでしょうか?

お肌に大事なもの?実はそれだけではないのです。

コラーゲンは、体中の細胞と細胞をつなぐ接着剤のような役割を果たしており、いわば全身の細胞の土台です。
コラーゲンなくして、生き物は多くの細胞を支えることができません。

つまり、体中の細胞の間を埋めているコラーゲンが糖化され、茶色く劣化してしまうことは、全身の体の老化につながるのです。


糖尿病は老化を加速する!?
糖化を加速する要因は、高血糖です。
その最たるものは、糖尿病。
これまで糖尿病は、こわい血管病であると、広く認識されてきました。

しかし、糖化という観点から見ると、それだけでなく実は「老化を加速する病気」とも言えるのです。

糖尿病でない人も注意したいのが、食後の高血糖です。
最近、空腹時血糖値が正常でも、食後の血糖値が高い糖尿病予備軍の人が増えています。

日頃から食後の血糖上昇に気をつけることが、慢性的な高血糖状態になることの予防につながります。

体の若さを守るためにも、高血糖には注意したいものです。

※血糖値を上げないために、食事の炭水化物の量を極端に減らすことは危険です。


糖化を防ぐ!食事のコツ
糖化をなるべく進めないことは、老化予防につながります。

とはいえ、
○○を食べてはいけない
△カロリーまでしか食べてはいけない
などと制限をしてしまうとストレスも大きく、長続きしません。

そこで今回ご紹介したのは、食後の血糖値の急上昇を抑える、ちょっとした食事のコツです。

みなさんは、
カレーライスとサラダ、どちらを先に食べますか?

ごはんを先に食べると、血糖値が一気に上がりやすくなります。
それに対し野菜などの食物繊維を先に食べると、腸での糖の吸収がゆっくりになり、
血糖値の上昇もゆるやかになります。

糖化を予防する食事のコツは、「先に野菜を食べること」なのです!

実際に糖尿病患者さんの食事療法として、「食べる順番療法」を実践している病院では、血液中の糖化の指標値である、糖化ヘモグロビンの値(HbA1c)が大きく改善する効果も見られています。

さらに、
先に野菜を食べることにより
(1)自然と野菜を食べる習慣がついたり
(2)自然とごはんが控えめになったりするため、
糖化予防はもちろんダイエットまでもが効果的に実践できると考えられています。


今回のお役立ち情報

今回番組で紹介した老化とは?
人の老化には様々な要因がありますが、最近の研究から、ある物質が、皮膚や骨、血管など全身の様々な組織の老化に深く関わっていることが明らかになってきました。
その物質の名前は、AGE(Advanced Glycation End-products;終末糖化産物)といい、体内で起こる「糖化」という反応によって作られる物質です。
AGEがたまることによって、皮膚の弾力が失われたり、血管や骨が硬くもろくなったりすることがわかってきています。

糖化とは?
人の体の「たんぱく質」と、主に食べ物から摂取する「糖」が、ジワジワと時間をかけて反応します。
これが「糖化」あるいは「メイラード反応」と呼ばれる化学反応で、お肉やパンなど、たんぱく質と糖を含む食べ物を加熱したときに、こんがりと茶色く色づき香ばしい香りが生まれる反応と同じものと考えられています。
特にコラーゲンなど代謝の遅いたんぱく質では、この糖化の影響が残りやすいと考えられています。

糖化を進める原因は?
私たち人間が食べ物から糖を摂取している以上、ある程度の糖化は避けられません。
ただ、より糖化を加速させてしまうのが、「高血糖」です。糖尿病にならないようにすることはもちろんですが、糖尿病でない人も注意したいのが、食後の高血糖です。
最近、空腹時血糖値が正常でも食後の血糖値が高い、いわゆる糖尿病予備軍の人が増えています。
日頃から食後の血糖上昇に気をつけることが、慢性的な高血糖状態になることの予防につながります。
体の若さを守るためにも、高血糖には注意したいものです。

糖化の予防法は?
番組では、食後の血糖値の急上昇を抑えるちょっとした食事のコツをご紹介しました。
それは、「先に野菜を食べること」。ごはんを先に食べると、血糖値が一気に上がりやすくなります。
それに対し野菜などの食物繊維を先に食べると、腸での糖の吸収がゆっくりになり、血糖値の上昇もゆるやかになります。
※血糖値を上げないために、食事の炭水化物の量を極端に減らすことは危険です。



女性に捧げる “老けたくない”SP(NHKあさイチ」2011.7.13放送)
http://www.nhk.or.jp/asaichi/2011/07/13/01.html
■血糖値を急激に上がりにくくするには?
キャベツやレタスなど食物繊維が豊富に含まれているものから、食べ始めることが血糖値の急激な上昇を抑えてくれます。
また、長いもやオクラなどネバネバ系の食品、キノコ類、海藻類も同じような作用が期待されています。
また一方で血糖値が高くなりやすい習慣もありますので注意しましょう。
「朝食を抜いてしまう」「早食いをしてしまう」「炭水化物ばかりを食べてしまう」
「甘い物は別腹と、食べ過ぎてしまう」「運動する習慣がない」などに思い当たる人は、ご注意ください。
■再注目!寒天パワー
注目したいのは「高い保水力」。
この保水力が体の中で、どんな働きをするのかというと、腸の中でかさばって、余分な糖が吸収される事を防いでくれます。
この働きが血糖値の急激な上昇を抑えてくれるのです。
■毎日食べられる 寒天レシピ
寒天を手軽に食べられるレシピとして、「寒天ご飯」と「トマト寒天サラダ」を紹介しました。
<レシピ>
●「寒天ご飯」は米3合に対して粉寒天2グラムを炊飯器に加え、炊くだけ。
●水分量は普通のお米を炊く時と同じで大丈夫です。
●トマト寒天のサラダは、棒寒天1本を水で戻してから、弱火で沸騰させたトマトジュース500ミリリットルに入れ、1分ほど煮込みます。
●その後、あら熱を取ったら、冷蔵庫で固めます。
●細かく刻んで、レタスにのせれば完成です。
(粉寒天を使用する場合は、4グラムを入れて下さい)
*寒天を多量に取りすぎると、お腹が緩くなる場合もあります。


<関連サイト>
アンチエイジング(1) 老化の原因はコラーゲンの糖化!
http://blogs.yahoo.co.jp/hitec40/35744649.html
アンチエイジング(2) お肌&からだ老化抑制
http://blogs.yahoo.co.jp/hitec40/35746107.html
アンチエイジング(3) レスベラトロール
http://blogs.yahoo.co.jp/hitec40/35746279.html
「糖化」
http://blogs.yahoo.co.jp/k_hassy3214/4507082.html
老化の一因は「糖化」!!
http://blogs.yahoo.co.jp/kurodatk140311/62026756.html
AGEとは?
http://www.dmiroha.net/complications-age.html
高血糖の記憶とAGE
http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-category-91.html
AGE Makita Medical Clinic:AGE 牧田クリニック
http://www.ageclinic.com/
30代男性を襲う糖尿病(2)
~合併症や老化の原因となる危険なAGE~
http://www.nikkeibp.co.jp/sj/2/report/90/index.html
糖尿病の早期発見のために有効な方法 - AGE Makita Medical Clinic ...
http://blog.livedoor.jp/age_clinic/archives/51261792.html
糖尿病とAGE(AGEs)
http://www.baseno1.com/2011/05/ageages.html