韓国からの入国者発熱なら「疑似症」届け出通知

韓国で中東呼吸器症候群(MERS)コロナウイルスの感染が拡大していることを受けて、厚生労働省は2015年6月4日、MERS感染が疑われる患者を診療・介護するなどし、発熱や風邪などの症状がある韓国からの入国者について、「疑似症患者」として国に届け出るよう都道府県や検疫所などに通知した。
感染の有無を調べる検査や専門医療機関での対応を迅速に行うのが目的。
これまでは、全国の地方衛生研究所で行う検査で陽性と判明した後、疑似症患者として国に届け出を求めていた。
今後は、全国の検疫所や保健所などで、38度以上の発熱などの症状や韓国での患者らとの接触が認められれば、疑似症患者として、衛生研での検査や専門医療機関への搬送・入院などの措置を行うようにする。
14日以内に韓国への渡航歴があり、患者らと接触したものの、発熱などの症状がない人については、健康監視の対象として検疫所が指示書を交付。
その後14日間は、マスク着用や朝夕2回の体温測定をしてもらい、職員が定期的に電話で確認するほか、38度以上の発熱や激しいせきが出るなど、体調が悪化した場合は検疫所への連絡を求める。
http://www.m3.com/news/general/327747?dcf_doctor=true&portalId=mailmag&mmp=MD150605&dcf_doctor=true&mc.l=105952798

私的コメント
保健所は24時間体制ではありません。
何よりも土日、祝祭日は業務を行っていません。
一方、病院などの医療機関は休みなく医療業務を行っています。
かつての和歌山の「毒入りカレー事件」も土曜日に怒り初期対応が遅れました。
教訓は生かされていません。
まさに「お役所仕事」です。
「届け出を求める」なら、まず「隗より始めよ」です。