メタボ健診、初めて50%超

メタボ健診、初めて50%超=政府目標、ほど遠く−厚労省
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017073100923&g=soc
厚生労働省は31日、40〜74歳を対象に生活習慣病を予防するために実施している特定健康診査(メタボ健診)の2015年度の受診率が50.1%になったと発表した。
・08年度の開始以来、50%を超えたのは初めて。ただ、政府目標は70%で、同省は各健康保険の運営者を通じ、さらなる受診を呼び掛ける。
 
・メタボ健診の対象者数は約5396万人で、このうち約2706万人が受診した。
受診率は、公務員向けの共済組合で75.8%、大企業社員らが加入する健康保険組合は73.9%で政府目標を達成。
・一方、市町村が運営して自営業者や無職の人らが入る国民健康保険では36.3%と低かった。

参考・引用
時事通信 2017.07.31




私的コメント;
目標は70%ということですが、費用対効果の検証はどこまでされているのでしょうか。
メタボ健診を受ける社員や職員が少ない健康保険組合や共済組合への「罰金」を課してまで推し進められている国策が税金の無駄遣いになっていないかが問題です。
企業健診との重複も無駄に思えます。
そもそも、メタボ健診の検査内容や診断基準に問題も多く、医療機関側の盛り上がりもないままスタートした経緯があります。
メタボ健診の対象者は40 ~ 75歳となっています。
しかし、最近では65歳以上ではサルコペニアやフレイルにつながる栄養不足が問題となっており、高齢者にメタボ健診を続けること自体に医学的問題があります。