90歳以上、初の200万人超え 高齢者割合も過去最高

・65歳以上の高齢者人口(15日現在)は推計で3514万人となり、総人口に占める割合が27.7%にのぼった。
前年より57万人(0.5ポイント)増え、いずれも過去最高。
90歳以上は初めて200万人を超え、206万人となった。

国勢調査をもとにした人口推計によると、65歳以上の男性は1525万人で男性人口の24.7%、女性は1988万人で女性人口の30.6%。
年齢別では、75歳以上が1747万人(総人口の13.8%)、80歳以上は1074万人(同8.5%)だった。

働く高齢者は年々増えている。
労働力調査によると、昨年の就業者は過去最高の770万人にのぼった。
65〜69歳では男性の53.0%、女性の33.3%が就業していた。

総人口に占める高齢者の割合は1950年以降増え続け、85年に10%、22005年に20%を超えた。
国立社会保障・人口問題研究所の推計では、第2次ベビーブーム(1971〜74年生まれ)の世代が65歳以上になる2040年には、総人口の35.3%が高齢者となる見通しだ。

私的コメント;
・働きたくて働いているのか、(年金だけでは食べていけなくて)働かざるを得ないのか。
このあたりがまったくコメントされていない。
「一億総活躍」などと言われなくても、高齢者も働かないと生きていけない状況に追い込まれている。
・働く高齢者の内訳は会社員なのか自営業なのか。
自営業が増えるとは思えないので当然前者と思われるが、もう少し詳しい情報が欲しい。