新型インフルエンザ その6

#「新型」感染の疑いなら10歳代にもタミフル容認…厚労省
新型インフルエンザが国内でも流行する可能性が高まっていることを受け、
厚生労働省はインフルエンザ治療薬タミフルを、新型インフルエンザ感染
が疑われる10歳代にも処方できるとする方針を明らかにした。

30日の衆院厚生労働委員会で、同省健康局の上田博三局長が答弁した。

タミフルを服用した子どもが飛び降りなどの異常行動をする事故が相次ぎ、
同省は2007年3月から、原則として10歳代には処方を差し控えるよう、
医療機関などに通知していた。

しかし、新型インフルエンザの治療にはタミフルが有効とされ、他に有効な
治療法もないため、例外的に使用することを認めることにした。

患者に濃厚接触した子どもに、感染予防のためにタミフルを飲ませることに
ついても、有効性や安全性について十分に情報を提供し、同意を得た上で
可能にする考えを示し
た。

出典 読売新聞 2009年4月30日(木)23時22分配信

<コメント>
「背に腹はかえられぬ」といったところでしょうか。
ところでわらわれ一般医療機関の多くは、タミフルリレンザも在庫が
ほとんどありません。
皆さんはあまりご存知ないかと思いますが、厚生労働省の指示で一般医療
機関への供給がストップされているからです。
以前に、麻疹騒動の時も、抗体検査は麻疹ワクチン接種の件で医療機関
行ってもらうように学校から指示を受けた学生が押し掛けました。
しかし医療現場では、検査もワクチンも出来ない状況でした。
マスコミもそのことは報道せず、厚労省も公表しませんでした。
あきらかな施策ミスせすが、今回も同様のことが起きているのです。

医師会が何ら厚労省に抗議しないのも誠にもって不思議です。



#【新型インフル】「危機管理なってない」 舛添厚労相横浜市に怒り
新型インフルエンザ問題で、舛添要一厚生労働相は1日朝の閣議後会見で、
感染の疑いがあると診断された横浜市の男子高校生(17)に関する市の
対応について、「(市から厚労省に)遺伝子を調べるPCR検査は解析
不能との答えがあった後、電話が通じなくなった。
組織として危機管理の体をなしていない」と声を荒げ、連携不足にいら
立ちを隠さなかった。
 
1日未明の厚労省で開かれた緊急会見で「極めて遺憾」などと横浜市
厳しく批判していた舛添厚労相。8時間後の閣議後会見でも怒りが収まら
なかった。
 
「(住民の)生命を守る最終的な責任者は知事であり、市長だ。危機管理
に問題があれば、改善をお願いしたい」と述べた。
 
一方、舛添厚労相は1日午前に開かれた政府の新型インフルエンザ対策
本部で鳩山邦夫総務相に対し、国と自治体間の連絡体制強化を要請。鳩山
総務相は記者会見で、「地方自治体はしっかり態勢を組んでもらわないと
困る。市町村長は先頭に立って最適の処理をしてほしい。本気でやって
もらわないと困る」と語った。
http://sankei.jp.msn.com/life/body/090501/bdy0905011154022-n1.htm
産経ニュース 2009.5.1 11:53



#【新型インフル】エンジン全開の舛添厚労相、大丈夫?
新型インフルエンザ問題で、舛添要一厚生労働相が連日早朝や深夜に緊急
記者会見を開くなど「エンジン全開」で対応している。
厚労省の職員からは「難解な感染症の話を国民に分かりやすく説明して
くれる」と評価する声が高まっているが、舛添氏の政治姿勢を「パフォー
マンスが過ぎる」と見る向きからは、冷ややかな反応も。
1日には、感染疑いの患者が出た横浜市の危機管理態勢を記者会見で厳
しく批判したことが、同市の中田宏市長の反発を招いており、厚労省
からは舛添氏が「やや前のめり過ぎる」を不安視する声も出てきた。
 
「国民が一丸となって協力すれば、この見えない敵であるウイルスとの
戦いに必ず勝てる。ぜひオールジャパンで全員の力を合わせてウイルス
と戦いたい」
 
1日午前の閣議後会見。
テンションが高めの舛添氏は新型インフルエンザ対策を勇ましい勝負事
になぞらえ、全力で取り組む姿勢を強調した。
 
会見で舛添氏は、横浜市の高校生がまず病院を受診したために感染拡大
の危険性があったことを取り上げ、「インフルエンザの症状があった場合
は病院には行かないで、保健所や相談センターに電話してほしい」と何度
も繰り返した。
 
こうした場面はテレビで取り上げられることが多く、厚労省幹部は「こう
いう非常事態の際にはとても助かる」と上々の評価だ。
 
ただ、舛添氏の行動がやや脱線気味となると、周囲がついていけないケー
スもある。
 
舛添氏は新型インフルエンザ問題について「私から国民に一刻も早く正確
な情報を伝える」としており、重大事案は、舛添氏が発表するのが鉄則
だからだ。

そうなると事務方も緊張する。
1日未明の記者会見でも、すでに準備された報道発表資料を早く見たい
報道陣と、「大臣が来るまではダメ」と必死で粘る事務方がバトルを繰り
広げた。
 
その会見では、もう一つの波乱があった。
 
舛添氏が感染疑い患者が発生した横浜市と長時間電話が通じなかったこと
について、横浜市を「極めて遺憾」とこき下ろしたためだ。
 
会見を聞いていた厚労省側に緊張が走った。
横浜市側にどんな事情があったかを把握しないままの「遺憾表明」は強
すぎないか-。
危機感を覚えた厚労省幹部は、広報室職員に「早く会見をやめさせろ」と
指示を飛ばしたほどだった。
 
実際には横浜市の担当職員は報道機関などの問い合わせ対応に追われて
おり、舛添氏の怒りは「的はずれ」な面もあったようだ。
同市の中田市長は会見で「(大臣は)国民に落ち着くように呼び掛けて
いるが、大臣自身が落ち着いた方がいい。
ちょっとカリカリしすぎでは」と不快感をあらわにした。
 
結局、同日夕には、横浜市のケースが新型インフルエンザではないことが
判明。
厚労省にもホッとした空気が流れたが、その発表の記者会見は舛添氏では
なく、なぜか厚労省の担当室長だった。
 
厚労省内からは「大臣は自分に都合の悪い話になると表に出てこない」
(中堅職員)との声も聞こえている。
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/090501/plc0905012038016-n2.htm
産経ニュース 2009.5.1 20:50



新型インフル】横浜の高校生「新型に感染していない」
横浜市の男子高校生(17)が新型インフルエンザへの感染の疑いがある
とされていた問題で、厚生労働省は1日、「感染は否定されると考えられる」
と発表した。
国立感染症研究所で行った検査の結果、“シロ”であることが判明した。
 
厚労省は、感染していたのはAソ連型ウイルスだったとしている。
男子高校生が入院する病院によると、男子高生は1日午後には熱が36度台
に下がり、回復に向かっている。

厚労省などによると、この男子高校生は4月10日~25日まで、修学旅行
で、カナダ・ブリティッシュコロンビア州に滞在した。
 
帰国後の29日、男子高校生は発熱やせきなどの症状を訴えたため、横浜
市内の医療機関を受診した。
 
(4月)30日にインフルエンザの感染を調べる簡易検査で、インフルエンザ
A型が「陽性」と出た。
 
このため、感染症への高度な施設を持つ特定感染症指定医療機関横浜市
市民病院に入院した。

さらに詳細に調べるウイルスの遺伝子診断「PCR」で、一度は「新型」との
関係が濃厚となったが、検体が不足しているなどの理由で、解析不能との結果
が出ていた。
 
しかし、国立感染症研究所がウイルスの遺伝子の一部を増幅し、配列を調べる
追加検査を行った。その結果、「新型」でないと分かった。
 
この男子高校生とは別に、4月30日午後、米国から成田空港に到着した
ノースウエスト航空に搭乗していた日本人女性(25)が簡易検査で陽性反応
が出たが、検査の結果、「新型」ではないと分かった。



#【新型インフル】米軍横田基地で4カ月乳児がA型「陽性」反応
外務省は1日、米大使館からの情報として、米国から米軍横田基地に到着
した航空機に乗っていた乗客のうち、生後4カ月の乳児がA型インフル
エンザの陽性反応を示した、と発表した。
新型かどうかはわかっていない。
 
外務省によると、乳児と母親は1日午前8時20分、米国から米軍横田基地
に到着。
簡易検査で陽性反応が分かった。
 
乳児らは米軍横田基地内の医療施設で隔離されて治療を受けている。
航空機内で乳児の近くに座っていた人を含む13人の乗客も、新型インフル
エンザに感染していないことが判明するまで隔離されるという。
 
情報は1日午後3時45分に、米大使館から外務省に通報された。



<自遊時間>
#取り締まり中のパトカー、一方通行を逆走して反則切符
新潟県警東署交通課の50歳代の男性警部補がパトカーで一方通行の道路
を逆走し、道路交通法違反(通行禁止)の疑いで反則切符(2点)を切ら
れていたことが、2日、わかった。

新潟東署などによると、警部補は先月28日午後5時過ぎ、交通違反の取
り締まりのためミニパトカーを1人で運転していたところ、新潟市東区
中山の一方通行標識のある道路を約100メートル逆走した。
目撃した通行人から110番通報があり、同署が調べたところ、男性警察官
は違反を認めたという。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090502-00000463-yom-soci
読売新聞 5月2日13時5分配信