口臭は病のシグナル?

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■不規則な食生活やストレスをため込むなどして体調を崩すと、口臭が発生することがあります。
■本当はにおっていないのに、「自分は臭い」と思い込む人もいます。
■口臭の程度をチェックする簡易測定器があります。
■口腔内を洗浄、、殺菌し、口臭を抑える働きをするのが唾液です。
■この唾液の分泌量は加齢とともに減っていきます。
■ストレスをため込んだり、睡眠不足だったりという場合も分泌量が減ります。
■この場合の対策としては、規則正しい生活を送り、食べ物をよくかんだり、食間にはガムなどの方法で積極的に唾液の分泌を促します。
■顔の筋肉を動かして唾液腺を刺激するトレーニングも有効です。
■肝臓病、糖尿病、尿毒症、腎臓病、蓄膿症なども口臭の原因になります。
■ごくまれに、遺伝性の病気で口臭が発生することがあります。
先天的な分解酵素の不足が原因のトリメチルアミン尿症は魚臭症とも呼ばれ、魚の生臭いにおいが息だけでなく、汗や尿からも発生します。
■女性の中には排卵周期に合わせ、女性ホルモンの働きで歯茎の細胞が壊され、においが発生する人もいます。
■一定の生理的な口臭はだれにでもあり、起床時に最も強く、食事をするたびに低下します。
■保険の適応外ですが口臭クリニックが、一部の歯科大学付属病院や口腔外科のある大学病院で開設されています。
■このタイプの外来では、口臭の測定、pH測定、口臭恐怖症などの精神面のカウンセリング治療などが行われています。

出典 日経新聞・朝刊 2009.8.22
版権 日経新聞




毎日食事をしていると、はがれた粘膜や食べかすなどのたんぱく質成分が残ってしまいます。
これが歯垢です。

この歯垢が、口の中にいる細菌に分解される過程で腐敗発酵を起こしてしまいます。
これが口臭をもたらしている原因の多くを占めています。

このタイプの口臭では、揮発性硫黄化合物(VSC)というものが、主な原因です。
このVSCの成分には、硫化水素やメチルメルカプタン、ジメチルサルファイドなどがあります。

= 口臭の原因を理解し正しい対策を! =
口臭には、大きく分けて3つの原因があります。

'''生理的口臭'''
生理的な口臭は人間誰もがもっています。
基本的には、本人も他人も気にならない臭いですが、起床直後や食後、また、歯磨きなどのケアを怠っていたり、口が渇いているときなど、口臭がきつくなることがあります。

生理的口臭は、根本的な解消は不可能ですので、あまり気にする必要はありません。


'''病気が原因の口臭'''
口臭が、病気が原因でおこる場合、口の中の病気とその他の病気に分けられますが、圧倒的に口の中の病気が原因の場合が多いです。


'''食べ物が原因の口臭'''
ニンニクや、ニラなど、臭いの強い食べ物を食べたときも、口臭はおこります。
また、お酒やタバコも口臭の原因になります。

食べ物は、胃で消化されたあと、一部の成分は血液に吸収され、肺を経由して吐き出されます。
そのときの臭いが口臭の原因になります。
この場合は、歯磨きなどで口の中をきれいにしても、口臭はおこります。


'''<参考および引用サイト>'''
口臭の原因を理解し正しい対策を!
http://www.bulioc.net/







'''<関連サイト>'''
口臭のお悩み解決隊 ~口臭の原因と対策、口臭チェックなど~
http://www.dekosyu.com/

口臭
http://ja.wikipedia.org/wiki/口臭

口臭の予防と原因 口臭対策
http://www.4618.tv/kousyu/

口臭なんてバイバイキーン
http://kousyu.harusama.com/

口臭が気になったら~まだ間に合う口臭の原因と対策
http://koushu.sakura.ne.jp/

口臭予防 原因と対策
http://www.okuchi.org/



<番外編>
タミフル」日本向けに改良 中外製薬、有効期限3年に延長
スイス製薬大手ロシュ子会社の中外製薬は10月をメドに、日本向けに改良したインフルエンザ治療薬「タミフル」を出荷する。
これまでタミフルは全量を輸入し、国内では日本向けの包装などの加工だけだったが、初めて国内で製造する。
高温多湿の日本に合わせて吸湿しにくいように改良した粉末タイプで、患者は水に混ぜて服用する。
品質の劣化をおさえることで現在2年間の有効期限を3年間に延長する。
 
国内で製造するのは小児や高齢者でも飲みやすいように水に混ぜて飲む粉末状の「ドライシロップ」と呼ばれるタイプ。
藤枝工場(静岡県藤枝市)に製造ラインを新設した。
生産能力は最大で月間50万人分。タミフルの有効成分をスイスから輸入し、日本で添加物を混ぜて製品化する。
現在はドライシロップをスイスから輸入して日本で瓶詰めしているが、国産に順次切り替える。

出典 日本経済新聞・朝刊 2009.8.22
版権 日本経済新聞社




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