風邪やインフルエンザに用心しなければならない季節になった。
うがいや手洗い、マスクの着用が予防につながるということを知っていても、やり方に
問題があるとせっかくの効果も減る。
うがいや手洗い、マスクの着用が予防につながるということを知っていても、やり方に
問題があるとせっかくの効果も減る。
●うがい
「うがいは普通の水で十分」。
こう話すのは京都大学保健管理センター所長の川村孝教授。
18歳から65歳の男女のボランティア387人を「ヨード液で1日3回うがいをする」
「水道水で同じ回数うがいをする」
「特にうがいをしない」の3グループに無作為に分けて2か月間、実験した。
「うがいは普通の水で十分」。
こう話すのは京都大学保健管理センター所長の川村孝教授。
18歳から65歳の男女のボランティア387人を「ヨード液で1日3回うがいをする」
「水道水で同じ回数うがいをする」
「特にうがいをしない」の3グループに無作為に分けて2か月間、実験した。
その間、うがいをしないと100人中約53人の割合で風邪を引いた。
水道水でうがいをした場合は34人。
ここまでは予想の範囲内の結果だったが、意外にもヨード液でうがいをした場合も約47人
水道水でうがいをした場合は34人。
ここまでは予想の範囲内の結果だったが、意外にもヨード液でうがいをした場合も約47人
だった。
水道水よりうがい薬の効果が低くなった理由について、川村教授は「殺菌力の強いヨード液が、
のどの粘膜細胞を風邪の細菌やウイルスから守る常在菌を死滅させた可能性がある」とみる。
のどの粘膜細胞を風邪の細菌やウイルスから守る常在菌を死滅させた可能性がある」とみる。
インフルエンザについては実験中の発症者が少なく、統計的に有効なデータが取れなかったが、
水道水でうがいをしたグループの発症が少ない傾向が見られた。
水道水でうがいをしたグループの発症が少ない傾向が見られた。
一つの研究結果だけで「うがい薬は効果簿」と結論づけることはできない。
ただ、普通の水でもうがいを習慣化すれば風邪予防には効果的といえる。
ただ、普通の水でもうがいを習慣化すれば風邪予防には効果的といえる。
川村教授に正しいうがいの方法を教えてもらった。
小さめの紙コップ3分の1程度の水(20~40ミリリットル)を口に含み、比較的強く
15秒間もぐもぐと動かし、軽くすすぐ。
ロの中に残っている食べかすを取り除くのが目的。
声を出す必要はない。
15秒間もぐもぐと動かし、軽くすすぐ。
ロの中に残っている食べかすを取り除くのが目的。
声を出す必要はない。
1日2~3回が目安だが、人込みから帰宅したり、寒い風に当たったりした直後は特に
念入りにやろう。
寒風はのどや鼻の粘膜を乾燥させる。
粘膜細胞の機能が弱まり、細菌やウイルスに感染しやすくなる。
のどを湿らせれば粘膜細胞の働きはよくなる。
念入りにやろう。
寒風はのどや鼻の粘膜を乾燥させる。
粘膜細胞の機能が弱まり、細菌やウイルスに感染しやすくなる。
のどを湿らせれば粘膜細胞の働きはよくなる。
●手洗い
うがいだけを励行しても風邪やインフルエンザはマスを完全に防ぐことはできない。
大阪大学の浅利誠志教授は「いくらうがいをしても、すぐにロに入るようなら元も子もな
い」という。
風邪の細菌やウイルスはく しやみやせきなどから飛沫 感染する以外に、食物などを介して
口に入り、のどの粘膜について発症する 場合も多い。
手にはライノウ イルスなど、鼻やのどの風邪の原因となる菌やウイルスが 大量に付いている。
うがいだけを励行しても風邪やインフルエンザはマスを完全に防ぐことはできない。
大阪大学の浅利誠志教授は「いくらうがいをしても、すぐにロに入るようなら元も子もな
い」という。
風邪の細菌やウイルスはく しやみやせきなどから飛沫 感染する以外に、食物などを介して
口に入り、のどの粘膜について発症する 場合も多い。
手にはライノウ イルスなど、鼻やのどの風邪の原因となる菌やウイルスが 大量に付いている。
手洗いではつめの間や指のまた、親指の回りに思いのほか汚れが残りやすい。
まず手を水でぬらし、せっけんを手のひら全体にしっかりと泡立てながら念入りに洗う。
洗い忘れる人が多いのが、手の甲や手首。
しっかりと水で洗い流す。
こうすれば、手に付いた菌の9割以上 は取り除ける。
液体せっけんを使えばより効果的。
手洗い専用のハンドソープがなければ、入浴時に使うボディーソープでもよい。
固形せっけんを使うのであれば使う前に泡立たせて水で洗浄した後で手を洗うとよい。
会社や学校によく置いてある共用の固形せっけんでも心配なく使える。
まず手を水でぬらし、せっけんを手のひら全体にしっかりと泡立てながら念入りに洗う。
洗い忘れる人が多いのが、手の甲や手首。
しっかりと水で洗い流す。
こうすれば、手に付いた菌の9割以上 は取り除ける。
液体せっけんを使えばより効果的。
手洗い専用のハンドソープがなければ、入浴時に使うボディーソープでもよい。
固形せっけんを使うのであれば使う前に泡立たせて水で洗浄した後で手を洗うとよい。
会社や学校によく置いてある共用の固形せっけんでも心配なく使える。
小学生151人に約1カ月間、登校時と下校時にマスクをつけてもらったところ、同期間マスク
をつけずに過ごした103人よりも、インフルエンザの発症率が5分の1に減った。
をつけずに過ごした103人よりも、インフルエンザの発症率が5分の1に減った。
マスクをつけていると、風邪を引いた人のせきやくしゃみの飛沫を吸い込むのを防ぐことが
できる。
さらに「のどや鼻の粘膜を保温・保湿できる」(国立感染症研究所の安井良則・主任研究官)。
風邪を引いてから着用しても、のどなどの粘膜の抵抗力を高め早く回復する可能性がある。
できる。
さらに「のどや鼻の粘膜を保温・保湿できる」(国立感染症研究所の安井良則・主任研究官)。
風邪を引いてから着用しても、のどなどの粘膜の抵抗力を高め早く回復する可能性がある。
安井氏は「不織布を使ったマスクがお薦め」と話す。サージカルマスクと呼ばれ、識り目が
細かく飛沫や菌を通しにくい。花粉症の予防にも使われるが、ガーゼのマスクより効果的という。
細かく飛沫や菌を通しにくい。花粉症の予防にも使われるが、ガーゼのマスクより効果的という。
<コメント>
手洗い、うがい、マスク。
風邪予防の基本ですね。
手洗い、うがい、マスク。
風邪予防の基本ですね。
人間、顔や鼻まわりに手をもっていくクセが結構あるようです。
そのことも感染の原因になるようです。
感染に対する抵抗力を高めるには首周りや手足を冷やさないようにすることも大切です。
うがいも冷たい水でするのは咽頭の血流を低下させます。
手足が冷えると咽頭の血流が反射的に低下するといわれています。
そのことも感染の原因になるようです。
感染に対する抵抗力を高めるには首周りや手足を冷やさないようにすることも大切です。
うがいも冷たい水でするのは咽頭の血流を低下させます。
手足が冷えると咽頭の血流が反射的に低下するといわれています。
<自遊時間>
M1グランプリを見られましたか。
私もお笑いは結構好きで見てしまいました。
以前から「サンドイッチマン」を買っていて、子ども達にはこの二人は絶対ビックになると
言っていました。
案の定、敗者復活戦から勝ち上がってみごと優勝してしまいました。
この時ばかりは子ども達に、先見の明があると尊敬されました。
こんなことで尊敬されても・・・。
M1グランプリを見られましたか。
私もお笑いは結構好きで見てしまいました。
以前から「サンドイッチマン」を買っていて、子ども達にはこの二人は絶対ビックになると
言っていました。
案の定、敗者復活戦から勝ち上がってみごと優勝してしまいました。
この時ばかりは子ども達に、先見の明があると尊敬されました。
こんなことで尊敬されても・・・。
実は売れる前の陣内君にも目をつけていたのですが、あの人と結婚することまでは
読めませんでした。
読めませんでした。
医療専門のブログは別にあります。
井蛙内科開業医/診療録
http://wellfrog.exblog.jp/
(内科専門医向けのブログです)
葦の髄から循環器の世界をのぞく
http://blog.m3.com/reed/
(循環器専門医向けのブログです)
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