同居の濃厚接触者、発熱ありなら陽性97% 「みなし陽性」裏付け
新型コロナウイルスの感染者と同居する濃厚接触者で発熱がある人は、97%が検査で陽性だったという暫定結果を茨城県潮来保健所がまとめた。
厚生労働省は同居する濃厚接触者に症状があれば、検査せずに医師の診断で「疑似症患者」(みなし陽性者)とすることを認めており、裏付けとなるデータを示した形だ。
9日にあった同省の専門家組織の会合で示された。
1月4~22日に発生届が出た感染者と同居する濃厚接触者で症状があった107人を調べた。
このうち、発熱があった75人を検査すると陽性は97%にあたる73人。
発熱のない32人では陽性は69%の22人だった。
調査では、発熱のある人は陽性である率が高く、「診断の確度は高い」と評価。
一方、発熱がない人は陰性が約3割いるため、薬物治療や強い行動制限をするにはPCR検査などが必要だと指摘している。
参考・引用一部改変
朝日新聞・長官022.2.10