食生活の西洋化、体の発育が早くなったなど様々な要因で「若年性乳がん」が増えている
といわれています。
しかし日本では若い方が乳がん検診を受ける機会があまりにも少ないようです。
「乳がん」は早期発見すれば治る可能性が高いがんです。
よほど大きくならないと、自覚症状がないため、悪化や転移した後に見つかる場合もあり
ます。
ある程度の大きさになれば自分でも診断できるがんですが、定期健診が早期診断の鉄則
です。
といわれています。
しかし日本では若い方が乳がん検診を受ける機会があまりにも少ないようです。
「乳がん」は早期発見すれば治る可能性が高いがんです。
よほど大きくならないと、自覚症状がないため、悪化や転移した後に見つかる場合もあり
ます。
ある程度の大きさになれば自分でも診断できるがんですが、定期健診が早期診断の鉄則
です。
検診率の低い地域ほど死亡率も高いという厳然たるデータがあります。
また、がんの場合、しこりが1センチになるまでには10年はかかるといわれ、それ以前の発見
は医師でなければ無理です。
2センチ程になると本人も気付くことがありますが、その時点では、がんの症状が進行している
場合が多いようです。
は医師でなければ無理です。
2センチ程になると本人も気付くことがありますが、その時点では、がんの症状が進行している
場合が多いようです。
積極的に自己チェックを
大切な乳房。日頃の自己チェックで病気の兆候に早く気づくこともできる。
しこりも兆候の一つだ。
見つかったからといって、すぐにがんを心配する必要はないものの、「それほどでもない」と
楽観して検診を受けずにいると、症状の悪化を招くことにもなりかねない。
■ ■ ■
しこりの多くは良性の「乳腺線維腺腫」と呼ばれるものだ。
乳房の中身はおおまかに、ミルクを作って外に運ぶ乳腺と脂肪でできている。
思春期以降、乳腺は発達し、ミルクが通る乳管がどんどん枝分かれする。
乳管を形づくっている乳管上皮細胞と乳管周辺の細胞が、何らかの理由で普段より増えるこ
とがある。
この状態が線維腺腫で、しこりとして表に出る。
愛知県がんセンター中央病院(名古屋市)乳腺科部長の岩田広治さんは「良性なのでほとんど
は治療の必要はない」と話す。
徐々に小さくなるが、良性と診断された後も急速に大きくなってきたら要注意だ。
線維腺腫とよく似た「葉状腫瘍」という病気の可能性がある。
3センチ程度の大きさまでなら、たいてい良性だが、5センチを超えると悪性に変わり、ほか
の臓器に転移するおそれがあるため、切除しなければならない。
繊維腺腫のしこりは弾力があり、触るとピンポン球が動いている感じがする。
これに対し、乳がんのしこりは石が張りついているような感触だ。
乳管などで増えたがん細胞が膜を破って外の組織に広がる「浸潤がん」が、しこりとなって
出てくる。
■ ■ ■
逆にしこりができにくい乳がんもある。
がん細胞が乳管の外に出ずに中にとどまっている「非浸潤がん」だ。
乳房のX線検査「マンモグラフィー」が写しだす石灰化した部分や、乳頭から出る分泌液が
きっかけで見つかることが多く、自己チェックでの発見は難しい。
早期がんなので転移の心配はないが、範囲がかなり広いと全摘しなければならない。
広範囲の非浸潤がんが、ある日浸潤がんに変わり、ほかの臓器に転移することもあるためだ。
「自己検診でしこりがないから大丈夫と思っていた患者は強いショックを受ける」と岩田さん。
乳がんは、日本人女性の20人に1人がなるとされ、毎年1万人以上が亡くなる。
予防法はなく、どれだけ早く見つけられるかが生存率や治療に影響する。
若ければ大丈夫というわけでもない。
東京医科大学病院乳腺科教授の河野範男さんは「ここ10年で乳がん数はすべての年齢層で
増えている。20歳を超えたら乳がんを意識してほしい」。
いつごろから、どんなことに気をつけ、検診を受ければいいのか。
検診では触診のほか、超音波(エコー)やマンモグラフィーを使って乳房の状態を調べる。
河野さんは、ことに母親など身内に乳がん患者がいる場合、20代からの検診を勧める。
「超音波やマンモも、見つけ出すがんの兆候に得手不得手があるので、両方を使った検診が
ベストです」
出典 朝日新聞・夕刊 2008.9.1
版権 朝日新聞社
がん細胞が乳管の外に出ずに中にとどまっている「非浸潤がん」だ。
乳房のX線検査「マンモグラフィー」が写しだす石灰化した部分や、乳頭から出る分泌液が
きっかけで見つかることが多く、自己チェックでの発見は難しい。
早期がんなので転移の心配はないが、範囲がかなり広いと全摘しなければならない。
広範囲の非浸潤がんが、ある日浸潤がんに変わり、ほかの臓器に転移することもあるためだ。
「自己検診でしこりがないから大丈夫と思っていた患者は強いショックを受ける」と岩田さん。
乳がんは、日本人女性の20人に1人がなるとされ、毎年1万人以上が亡くなる。
予防法はなく、どれだけ早く見つけられるかが生存率や治療に影響する。
若ければ大丈夫というわけでもない。
東京医科大学病院乳腺科教授の河野範男さんは「ここ10年で乳がん数はすべての年齢層で
増えている。20歳を超えたら乳がんを意識してほしい」。
いつごろから、どんなことに気をつけ、検診を受ければいいのか。
検診では触診のほか、超音波(エコー)やマンモグラフィーを使って乳房の状態を調べる。
河野さんは、ことに母親など身内に乳がん患者がいる場合、20代からの検診を勧める。
「超音波やマンモも、見つけ出すがんの兆候に得手不得手があるので、両方を使った検診が
ベストです」
出典 朝日新聞・夕刊 2008.9.1
版権 朝日新聞社
<関連サイト>
ようわかる乳がん
http://www.bms.co.jp/nyugan/index.html
(わかりやすく説明されています)
ウェブ乳がん.JP - 乳がんの情報サイト
http://www.nyugan.jp/
乳がんホームページ
http://park2.wakwak.com/~hana/
乳がん(にゅうがん)
http://ganjoho.ncc.go.jp/public/cancer/data/breast.html
(国立がんセンターのサイトです)
がん百科
http://cancernavi.nikkeibp.co.jp/breast/
(患者さんの立場で作られているサイトです)
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<自遊時間>
洋楽ファンに素敵なサイトを見つけました。
歌詞と音楽と画像。
英語の勉強にもなります。
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読んでいただいて有難うございます。
コメントをお待ちしています。
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(内科専門医向けのブログです)
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(~H20.5.21)
葦の髄から循環器の世界をのぞく
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