「はしか」の予防接種

はしか:予防接種、10代6割 「2回必要」周知されず
08年の10代のはしかワクチンの接種率が、6割前後にとどまることが20日、
厚生労働省の調査で分かった。
学校、大学などで流行したため、今年度から中学1年、高校3年での無料接種が
始まったが、目標(95%)を大幅に下回る結果となった。
厚労省は、「今年度の対象年齢の人は、4月以降は無料接種の対象ではなくなる
ので、早めに接種してほしい」と呼び掛けている。

はしかの予防接種は1歳時(第1期)に最初に受けることが多く、その後、
小学校入学前(第2期)以降に2回目を受けることによって、免疫を維持できる。
厚労省は、都道府県を通じ、2回目の接種の機会となる第2期以降の状況を調べた。

それによると、第2期は66・4%だった。
また、今年度から接種の追加対象になった中学1年(第3期)は66・1%、
高校3年(第4期)は58・1%にとどまった。

低率にとどまった背景について、厚労省は「接種を受けていない子どもの把握が
難しく、周知が不十分なようだ。また、集団接種方式ではないため、クラブ活動
などで忙しい児童・生徒が、医療機関へ足を運びにくい状況もある」とみている。

国内のはしかのワクチンの接種率は約8割とされる。米国では小学校入学の際、
はしかの予防接種を受けた証明書が必要なため、接種率は95%以上に達し、
流行の抑え込みに成功している。
それだけに、海外を訪れた日本人が感染を広げる「はしか輸出国」という批判も
出始めている。
http://mainichi.jp/select/science/news/20090220dde007040034000c.html
出典 毎日新聞 2009年2月20日 東京夕刊
版権 毎日新聞

<きょうの名言>
死者にたいする最高の手向けは、悲しみではなく感謝だ。
  レーントン・ワイルダー

レーントン・ワイルダーという人がどんな方かを調べてみましたがわかりません
でした。
週末は法事で遠方に出かけます。
この言葉、肝に銘じようと思います。

誕生日も本来はこの世に生んでくれた親に感謝する日だと、永六輔が言って
いたのを思い出しました。


<自遊時間>
中川氏、柵越え美術品触る バチカン博物館で、会見後
辞任した中川昭一財務相が、失態を演じた14日の記者会見後に見学した
バチカン博物館で、美術品の周囲に設けられた柵を乗り越えたり、触ることが
禁止された美術品を素手で触ったりしていたことが20日、ローマ法王庁関係者
の話で分かった。
柵を越えた際には警報が作動したという。
いずれの場合も博物館職員は問題行為ととらえず、バチカン側も抗議などをする
考えはないという。
http://www.excite.co.jp/News/politics/20090221/Kyodo_OT_CO2009022101000176.htm
<コメント>
今回の外遊。
20名余の官僚などの随行員を引き連れ8000万円かかったと「報道ステーション
で報道されていました。
計算でいくと1人あたり400万円になります。
どうやらチャーター機代が4000万円だったようです。
さらりと流れたニュースでしたが、はたしてチャーター機が必要だったので
しょうか。
そして沢山いた取り巻きが誰一人暴走を止められなかったわけです。

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