北辰斜めに

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きょうは日曜日ということで、私的なことも含めてエッセイ仕立で書
かせていただきます。

先日、日野原先生と三国連太郎氏の対談の話をさせていただきました。
http://blogs.yahoo.co.jp/ewsnoopy/2665166.html
その中で三国氏が最近、自分自身が出演された映画「北辰斜にさすところ」
をちらっと紹介されていました。

年配の方は当然ご存知のことですが当時、旧制高校というのがありました。
その中でもナンバースクールというのが一段と受験生の憧れのまとでした。
今でいう学歴格差社会のハシリです。
日野原先生も対談の中で、
その出身者であることをお話してみえました。具体的に高校名まで言って
みえたのできっとプライドを持ってみえるんだなあ、と勝手な解釈をして
しまいました。
当時各旧制高校が(不確かですが)200名前後という定員だったという
ことですから熾烈な受験競争であったことが想像されます。
当時の大学は旧制高校さえ卒業すれば一部の学部を除き無試験に近い状態
だったということです。
今では想像できないことです。
要するに現在の大学受験が高校受験だったんでしょう。

私自身、旧制高校を直接は知らないため美化することもノスタルジア
もありません。
ただ現在の形骸化した大学2年間の教養課程とは、人間形成の上で
全く違うものであったことは想像に難くありません。
残念ながら卒業生ではないので偉そうなことは言えませんが、
東大駒場の2年間は旧制高校の伝統が残っているように聞いたことがあります。

さて、実は私の亡父がこのナンバ-スクール出身で風呂上がりにいつも
寮歌のレコード(古いですね)をかけていました。
今となっては懐かしい光景です。私自身もさんざん聞かされましたから諳んじて
唱うことはできませんがメロディーはすべて覚えています。
皆それぞれが素晴らしい歌詞とメロディーです。

寮歌祭というのが絶滅危惧種のようにされています。
寮歌を唱えば即座に青春時代に戻れる。

歌の持つ力のすごさを感じます。

北辰斜にさすところ
http://hokushin-naname.jp/
http://hokushin-naname.jp/kinenka.html
http://washimo-web.jp/Report/Mag-Hokushinnanameni.htm
(映画の紹介です。)
「北辰(ほくしん)斜(ななめ)にさすところ」
(七高第十四回記念祭歌)
http://www.mahoroba.ne.jp/~gonbe007/hog/shouka/hokushin.html
http://www.kagoshima-u.ac.jp/univ/j/hokushin/hokushin.html
http://ryuujinn.vis.ne.jp/Ryoukasyuu/Zousikan-K/007001o.htm
(カラオケができます。)
北辰斜めに
http://www.sci.kagoshima-u.ac.jp/~dosokai/dosokai/enkaku/7kou/kouka/01-hokushin_naname/index-hokushin_nanameni.htm
「北辰斜めに差すところ」とは?
http://www.sci.kagoshima-u.ac.jp/~dosokai/dosokai/shichaku/2006/hokushinnaname/hokushinnaname_toha.htm

旧制高等学校
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A7%E5%88%B6%E9%AB%98%E7%AD%89%E5%AD%A6%E6%A0%A1
ナンバースクール
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8A%E3%83%B3%E3%83%90%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%82%AF%E3%83%BC%E3%83%AB
http://www001.upp.so-net.ne.jp/yasuaki/misc/cult/cultb4.htm
http://www.kishodo.co.jp/museum/cap/number.htm


当時の旧制高校を知ることができます。
「当時の教育制度は、尋常小学校6年、旧制中学校5年、旧制高校3年、
大学3年と いうもので、旧制中学の4年を終了した時点で、旧制高校
受験が可能だった。しか し、ナンバースクール合格はたいへんな難関
でもある。
「中学3年の頃、『蛍雪時代』で第四高等学校の受験問題をみて、
こりゃあ全然だめだと思った」。
「結局、翌年ふたたび四高を受験。佐谷は念願のナンバースクールへの
入学を果たした。四高には全国から学生が集まってきていた。
優秀な学生が多い中、学業だけでなく、哲学や文学の話に花を咲かせ、
学生同士で切磋琢磨しあった。」
http://www5a.biglobe.ne.jp/~art-del/vr-satani/himself/story-2.htm