花粉症を根治せよ

花粉症を根治せよ 口にポタッ、注射より手軽 新薬開発、粘り強い挑戦

舌の下にぽとぽとと液体を垂らすことで、花粉症の症状をおさえられるという薬「シダトレン」が昨年10月、発売された。
 
液体の正体は、スギ花粉から抽出したアレルギー物質だ。
これを少しずつ体に取り込んでいわば体を「慣らし」、長期間症状がでないようにする。

こうした「アレルゲン免疫療法」と呼ばれる治療に使われる薬は、これまでもあった。
だが2週間に1回の注射を約5カ月間続けた後、月1、2回の注射が3年程度続くなど、負担が大きい。
(4年がかりで開発された)シダトレンを毎日1回、舌の下に垂らせば、同じような効果が得られるという。
 
数年間続ける必要があるが、注射より続けやすく、負担も減った。
7、8割の人に効果があった、というデータがある。
 
それまで注射していたスギ花粉の抽出液を口に入れるだけなら簡単なようだが、そうでもないらしい。

どこで大量のスギ花粉を取っているかは企業秘密。
自然が相手だけに、成分を安定して取り出すのが難しい。

ダニアレルギー向けの薬は、錠剤の形で厚労省に承認申請中。
スギ花粉でも錠剤化を実現すべく。検証実験をしている。

日本で、国を挙げた花粉症対策の研究が始まってから、実はまだ10年ほどしかたっていない。

日本で2005年にスギの大量飛散があり、欧州で90年代に研究が始まった「舌の下に垂らす薬」の研究開発が進んだ。





花粉症地獄にお別れを 「舌下減感作療法」の効果は
http://www.nikkei.com/article/DGXMZO83978080V00C15A3000000/
私的コメント;
体験談が書かれています。

スギ花粉症の舌下免疫療法(シダトレン)はオフシーズンのみに加療開始できます。
http://www.sazan-clinic.jp/?p=902

舌下免疫療法薬「シダトレン」とは
http://totalhealthinfo.com

シダトレン舌下薬をやってみるか花粉症持ちの内科医が考えてみました
http://byouin-jusin.com/blog-entry-26.html
・治療の適応となるのは12歳以上
・治療に必要な期間は2~3年
・有効と評価されたのは70%ほど
(途中でやめた人を含めて、有効だった人を計算しなおすと治療が有効だった人は全体の50%ほど)
・服用方法が舌の裏に2分間ため込んだのちに飲み込むというもので、通常の内服薬よりも手間がかかる
・3割負担で大体年間2万円前後の負担



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                                   庭の草花 2015.4.29 撮影