口腔ケア

口腔ケアで健康長寿

「食べる力」機能別にチェック 歯周病対策も早めに
食べる、話すなど口は人間の根幹の機能を担う。
この機能が低下すると、虫歯や歯周病といった口の中のトラブルだけでなく、糖尿病や心臓病など全身の疾病につながる可能性がある。
特に高齢者は適切なケアをすることで病気や介護の予防につなげることができる。
自分でできる口腔ケアのポイントにはどんなものがあるのだろうか。

口腔機能を高めるには、口の周りの筋力、かむ力、飲み込む力、口の清潔度を高めることが重要だ。
まずどの機能が落ちているのかチェックして、それに応じたケアをすると効果的だ。
 
例えば、固いものが食べにくくなった人はかむ力が落ちている可能性があるため30回以上かむといい。
最初の5口だけは30回かむなど、続けられる範囲でやればいい。
かみごたえのある根菜を多く取り入れたり、食材を大きめに切ったりすることもかむ回数を増やすコツだ。
 
口臭が気になる人は清潔度が落ちているかもしれない。
歯ブラシを歯に真っすぐあて軽い力で小刻みに磨く。
歯間ブラシを使うのもよい。
入れ歯の場合は洗浄剤を使う前と後にブラシで掃除するのがポイントだ。

啓発サイトも
詳しく知りたい人には訪問歯科診療支援のデンタルサポート(千葉市)が運営するサイト「はじめよう!やってみよう!口腔ケア」も役立つ。
介護職向けの普及啓発のため立ち上げたサイトで登録会員には歯科関係者が多い。
わかりやすく解説されているので理解しやすい。
 
口の健康を保つと、ご飯をおいしく食べられたり楽しく会話ができたりして社交的、活動的な生活につながる。
それだけでなく、食べ物が気管支などに誤って入る誤嚥性肺炎を予防できるといった効果もある。
一方、歯の周りに炎症が起きる歯周病は糖尿病や心臓病、肥満などさまざまな全身疾患と関連があるといわれている。
歯周病の菌は血液に侵入して増殖するため、血流に乗って全身に病気を起こす危険があるのだという。

口腔ケアで健康長寿

「食べる力」機能別にチェック 歯周病対策も早めに
食べる、話すなど口は人間の根幹の機能を担う。
この機能が低下すると、虫歯や歯周病といった口の中のトラブルだけでなく、糖尿病や心臓病など全身の疾病につながる可能性がある。
特に高齢者は適切なケアをすることで病気や介護の予防につなげることができる。
自分でできる口腔ケアのポイントにはどんなものがあるのだろうか。

口腔機能を高めるには、口の周りの筋力、かむ力、飲み込む力、口の清潔度を高めることが重要だ。
まずどの機能が落ちているのかチェックして、それに応じたケアをすると効果的だ。
 
例えば、固いものが食べにくくなった人はかむ力が落ちている可能性があるため30回以上かむといい。
最初の5口だけは30回かむなど、続けられる範囲でやればいい。
かみごたえのある根菜を多く取り入れたり、食材を大きめに切ったりすることもかむ回数を増やすコツだ。
 
口臭が気になる人は清潔度が落ちているかもしれない。
歯ブラシを歯に真っすぐあて軽い力で小刻みに磨く。
歯間ブラシを使うのもよい。
入れ歯の場合は洗浄剤を使う前と後にブラシで掃除するのがポイントだ。

啓発サイトも
詳しく知りたい人には訪問歯科診療支援のデンタルサポート(千葉市)が運営するサイト「はじめよう!やってみよう!口腔ケア」も役立つ。
介護職向けの普及啓発のため立ち上げたサイトで登録会員には歯科関係者が多い。
わかりやすく解説されているので理解しやすい。
 
口の健康を保つと、ご飯をおいしく食べられたり楽しく会話ができたりして社交的、活動的な生活につながる。
それだけでなく、食べ物が気管支などに誤って入る誤嚥性肺炎を予防できるといった効果もある。
一方、歯の周りに炎症が起きる歯周病は糖尿病や心臓病、肥満などさまざまな全身疾患と関連があるといわれている。
歯周病の菌は血液に侵入して増殖するため、血流に乗って全身に病気を起こす危険があるのだという。
 
口腔機能の維持にはそもそも健康な生活習慣が大事。
歯だけ磨いていればいいわけでない。
年齢にかかわらず、歯磨きなどのセルフケア、バランスの良い食事、定期的な健診がポイントとなる。

定期的に健診を
急に生活習慣を変えるのは難しいが、今何かしようと思い立った人には歯科健診がおすすめだ。
誕生日などに受診すると自分で決めてしまうとよい。
ただ、純粋な予防のための受診だと私費になってしまうため自治体が実施する健診を利用するとよい。
土曜に開催する自治体も増えているという。
 
神戸製鋼所の健康管理センターで歯科医長を務める大山篤さんも定期的な受診を強く勧める。
大山さんらがインターネットで一般の退職者に実施した調査では自分の健康で後悔していること(複数回答)は「歯の定期健診を受ければよかった」が33%で最多。
「たばこをやめればよかった」(22%)などを引き離した。
 
退職前後に歯を悪くしてから歯の大切さに気付く人も多い。
手の施しようがあるうちに受診したい。

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出典
日経新聞・夕刊 29016.3.3



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2016.2.9 撮影