痛風 20-30代でも増加

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白日会会員 飯島裕次 花  F6
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痛風とは”風が吹いても痛い!”と言われるほどの激痛を伴う病気で 一昔前
は中年男性特有の病気のように思われていましたが 最近では女性や若い年齢
の人たちにもみられるようになりました。

よく間違えて「通風」と書かれていますが、正しくは今書いた意味ですので
痛風」です。

痛風の基礎となる「高尿酸血症」を改善しないと 心臓病や腎臓病などの合併症
をおこす恐い病気で これを防ぐためには運動などの生活改善と共に食生活の
改善が必要です。
最近はこのように「高尿酸血症」だけでも体にはよくないことがわかって
きています。
そのことについては他の私のブログに以前書かしていただきました。

血清尿酸値の軽度上昇が脳の白質病変の増加と関連
http://wellfrog.exblog.jp/7229996
高尿酸血症の患者が来院した時
http://wellfrog.exblog.jp/7183606

きょうは新聞記事からの、この「痛風」の紹介です。

ストレス・肥満大敵     飲酒・高カロリー食事回避を

20代、30代で中高年の病気といわれてきた痛風に見舞われる人が増えている。
カロリー過多で栄養バランスを欠いた食生活が原因とされる。
四十代以降を含めた患者数も年々増え続けており、ストレスやメタボリック症候群
が症状を悪化させるとの見方も出てきた。

都内の弁護士事務所に勤務するHさん(39、男性)は昨年8月のある朝、足の親指
に突然、激しい痛みを覚えた。
靴が履けないほど腫れれ上がっていた。
すぐに病院に駆け込み、痛風と診断された。

尿酸値に注意

医師からは炎症と痛みを抑える消炎鎮痛剤を処方され、飲酒と食事の量を減らすよう
指示された。
2カ月ほどで完全に腫れと痛みが引き、現在は血液中の尿酸値を下げる薬を服用し、
治癩を続けている。
Hさんはいわゆる小太り体形でお酒をよく飲み、血液中の尿酸値が高い。
痛風にかかりやすい状態だった。

痛風の激しい痛みは血液中の尿酸が関節などにたまって結晶になり、それを白血球
が攻撃したと
きに起こるとされる。
血液中の尿酸濃度が高い高尿酸血症が続くと、痛風になる可能性が高まる。

血液中の尿酸が増える主な原因は「メタボリック症候群の原因とされる内臓脂肪型
肥満などで尿酸が作られやすい状態になっている」「尿酸を排せつする仕組みが
うまく機能していない」の二つだ。

尿酸は細胞内のプリン体が分解されるときにできる。内臓脂肪が増えると多く作
られるようになる。
プリン体を多く含むアルコールや肉を多量摂取しても増える。

痛風は昔から高たんぱく高カロリーの食事が原因とされ「ぜいたく病」といわれていた。
ニュートンやナポレオンなど歴史上の人物が痛風にかかっていたという記録もある。
野菜や魚中心の食生活をしてきた日本人は戦前ではほとんどかかる人はいなかったが、
戦後、食生活の欧米化に伴って患者数は増えた。

東京医科大学の小田原雅人・主任教授は「以前は40代、50代の男性が中心だったが、
最近は20代後半から30代の患者も多い」と指摘する。
厚生労働省の調査によると34歳以下の患者29,000人で、1998年より
12,000人増えた。

女性は痛風にかかりにくいが、閉経後に女性ホルモンの分泌がなくなったり、
肥満や飲酒がひどかったりすると若くてもかかることがある。

急激な運動禁物

ストレスと痛風の関連も指摘されている。
東京女子医科大学付属膠原(こうげん)病リウマチ痛風センターの山中寿教授は
「よく働き、人を引っ張ってていく活発な行動パターンを持つ人に痛風は多い」と語る。

ストレスを発散するための飲酒や食事が悪影響を与えているともいわれ、
「飲食以外のストレス発散法を持っておくことが大切」(山中教授)。
体を動かすのが効果的だが、急激な運動は尿酸を一時的に増やす。
ウオーキングなどの有酸素運動が好ましい。

痛風予防には、健康診断の血液検査でわかる尿酸値に気を配ること。
血液1デシリットル当たり7ミリグラムが「黄信号」でこれを超えると食事などの生活
スタイルを見直そう。
8-9ミリグラムになると一度医師に相談した方がよい。

痛風予防のポイント>
*食事の量に気をつけ、体重をコントロールする
*麺類に関係なくアルコールの量を減らす
*お茶などの水分を多くとる。脱水症状になると尿酸値が上がる
ウオーキング、水泳などの有酸素運動をこころがける。
 急激な運動は禁物
*飲食以外の方法でストレスを発散する
   (東京女子医大の山中教授監修)

日経新聞・夕刊 2008.1.15
版権  日経新聞


<自遊時間>
ニュースで年賀状の古紙偽装問題を盛んにやっています。
私個人としては、繰り返される誤配に悩んでいます。
昨日届いたある業者の請求書の入った郵便物には「誤配厳禁」と印刷されていました。
この郵便物は誤配されてもいいのにとは思いましたが。

そんなことはさておき、ちょっと前まではこんな印刷をしてある郵便物、あったんで
しょうかね。