ミカンのおいしい季節です。
おこたつや食卓に置いてテレビをみ見ながら、ついたくさん食べて
いる方も多いのではないでしょうか。
診察の際に手の平が黄色い方を見つけると「ミカンを食べ過ぎていませんか」
とつい声をかけてしまいます。
赤ちゃんを含め小さいお子さんで黄色い顔をしていると、果物ジュースを毎日
飲ませていませんかと聞いてみます。
そういったお子さんを持つ、たいがいのお母さんは健康にいいと思ってミカンや
ニンジンの入っているジュースを飲ませています。
実はこのこと(「柑皮症(カロチノーシス)」といいます)が美容上以外に問題
ないのかどうかということは意外と医学書にも書いてありません。
おこたつや食卓に置いてテレビをみ見ながら、ついたくさん食べて
いる方も多いのではないでしょうか。
診察の際に手の平が黄色い方を見つけると「ミカンを食べ過ぎていませんか」
とつい声をかけてしまいます。
赤ちゃんを含め小さいお子さんで黄色い顔をしていると、果物ジュースを毎日
飲ませていませんかと聞いてみます。
そういったお子さんを持つ、たいがいのお母さんは健康にいいと思ってミカンや
ニンジンの入っているジュースを飲ませています。
実はこのこと(「柑皮症(カロチノーシス)」といいます)が美容上以外に問題
ないのかどうかということは意外と医学書にも書いてありません。
さてきょうのテーマは、ミカンに多く含まれる「β-クリプトキサンチン」です。
こ成分の新しい様々な機能性が明らかとなってきており、糖尿病・肝疾患・
動脈硬化・骨粗鬆症等の生活習慣病、さらにはがん予防との関連も検討されて
います。
こ成分の新しい様々な機能性が明らかとなってきており、糖尿病・肝疾患・
動脈硬化・骨粗鬆症等の生活習慣病、さらにはがん予防との関連も検討されて
います。
ミカンの健康効果に期待 βクリプトキサンチン
最近、ミカンの健康面での期待が高まっているようだ注目されているのは、抗酸化作用を持つカロテノイドの一種で、
ミカンに特徴的な橙色(だいだいいろ)のもとになっている色素成分、
β(ベータ)クリプトキサンチンだ。
果樹研究所(本部・茨城県つくば市)は静岡県の旧三ケ日町(現浜松市)の
住民約千人を対象に疫学調査を実施。
ミカンを多く食べている人ほど血中のβクリプトキサンチン濃度が高く、
肝機能の数値が良好だった。動脈硬化のリスクも低い、との結果が出た。
男性や閉経前の女性では、関連はみられなかったという。
杉浦実主任研究員は「ミカンの摂取が、骨粗しょう症の予防につながる
可能性があるのではないか」と期待する。
追跡調査を続け、因果関係を明らかにしていくという。
杉浦実主任研究員は「ミカンの摂取が、骨粗しょう症の予防につながる
可能性があるのではないか」と期待する。
追跡調査を続け、因果関係を明らかにしていくという。
約30人の肝硬変患者に、複合カロテノイドのカプセルと、βクリプトキサンチン
3ミリグラム(普通のミカン2,3個分)を含んだミカンジュースを
毎日摂取してもらい、がん発症を抑える効果があるか検証を始めている。
「まだ症例数は少ないが、一定の有効性が認められれば、意義は大きい」
と話す。
朝日新聞・朝刊 2007.1.21
版権 朝日新聞社
3ミリグラム(普通のミカン2,3個分)を含んだミカンジュースを
毎日摂取してもらい、がん発症を抑える効果があるか検証を始めている。
「まだ症例数は少ないが、一定の有効性が認められれば、意義は大きい」
と話す。
朝日新聞・朝刊 2007.1.21
版権 朝日新聞社
βクリプトキサンチン
http://kenko.it-lab.com/info.php/6
βクリプトキサンチンには皮膚ガンと大腸ガンの抑制効果があると動物実験で
明らかになりました。
これは、発ガン性物質や活性酸素が正常な細胞を攻撃した時に、β-クリプト
キサンチンが強力なバリヤーの役割をはたし、攻撃から守ってくれるためと
考えられています。
みかんを冬に1日2個程度食べておくと、βクリプトキサンチンが皮膚に蓄積
されて、夏にも血液中に溶け出してきます。
http://kenko.it-lab.com/info.php/6
βクリプトキサンチンには皮膚ガンと大腸ガンの抑制効果があると動物実験で
明らかになりました。
これは、発ガン性物質や活性酸素が正常な細胞を攻撃した時に、β-クリプト
キサンチンが強力なバリヤーの役割をはたし、攻撃から守ってくれるためと
考えられています。
みかんを冬に1日2個程度食べておくと、βクリプトキサンチンが皮膚に蓄積
されて、夏にも血液中に溶け出してきます。
「β-クリプトキサンチン」シンポジウム
http://www.fruit.affrc.go.jp/soshiki/kankitsu/okitsu/jyouseki05.pdf
β-クリプトキサンチンは大腸がんのリスクを低減させる可能性がある。
http://www.fruit.affrc.go.jp/soshiki/kankitsu/okitsu/jyouseki05.pdf
β-クリプトキサンチンは大腸がんのリスクを低減させる可能性がある。
がん予防食品としてのカンキツ果実
http://www.fruit.affrc.go.jp/announcements/kisya/h10-5-13/0513.html
カンキツ類は果物の中でもがん予防の疫学的研究が多く、がん予防食品として
の期待も大きい。
「がん予防にもっと野菜、果実を」と言われている一方で、かつては一人当たり
年間20数kgも消費されていたウンシュウミカンの消費が最近急激に減少して
いるのは惜しまれる。
http://www.fruit.affrc.go.jp/announcements/kisya/h10-5-13/0513.html
カンキツ類は果物の中でもがん予防の疫学的研究が多く、がん予防食品として
の期待も大きい。
「がん予防にもっと野菜、果実を」と言われている一方で、かつては一人当たり
年間20数kgも消費されていたウンシュウミカンの消費が最近急激に減少して
いるのは惜しまれる。
温州みかん中のβ-クリプトキサンチン
脂肪細胞肥大抑制効果を確認
http://ebn.arkray.co.jp/reports/information/news-009.html
β-クリプトキサンチンは温州みかんに特異的に含まれる成分で、α-カロテン、
β-カロテン、ルテイン、ゼアキサンチン、リコペンとともに、ヒト血液中の
主要カロテノイド6種類の一つです。
他のカロテノイドに比べ、β-クリプトキサンチンの機能性についてはこれまで
情報が少ない状況でしたが、(独)農業・生物系特定産業技術研究機構果樹研究所
を中心としたグループの最近の疫学研究などを通じて、β-クリプトキサンチンの
新しい様々な機能性が明らかとなってきており、糖尿病・肝疾患・動脈硬化・
骨粗鬆症等の生活習慣病との関連も検討され、注目されている成分です。
脂肪細胞肥大抑制効果を確認
http://ebn.arkray.co.jp/reports/information/news-009.html
β-クリプトキサンチンは温州みかんに特異的に含まれる成分で、α-カロテン、
β-カロテン、ルテイン、ゼアキサンチン、リコペンとともに、ヒト血液中の
主要カロテノイド6種類の一つです。
他のカロテノイドに比べ、β-クリプトキサンチンの機能性についてはこれまで
情報が少ない状況でしたが、(独)農業・生物系特定産業技術研究機構果樹研究所
を中心としたグループの最近の疫学研究などを通じて、β-クリプトキサンチンの
新しい様々な機能性が明らかとなってきており、糖尿病・肝疾患・動脈硬化・
骨粗鬆症等の生活習慣病との関連も検討され、注目されている成分です。
医療専門のブログは別にあります。
井蛙内科開業医/診療録
http://wellfrog.exblog.jp/
(内科専門医向けのブログです)
葦の髄から循環器の世界をのぞく
http://blog.m3.com/reed/
(循環器専門医向けのブログです)
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