中耳炎

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家田非佐子「各務野の里」 油絵4号
http://page12.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/p104704434


風邪で のど・鼻からくる中耳炎 聴力低下の恐れ 早めの完治を

「痛みが止まった」と油断禁物
三半規管に影響も

中耳炎にはいくつかタイプがある。
この時期、風邪をきっかけに、のどや鼻から細菌が入り込み急性中耳炎にかかりやすい。
完全に治しておかないと、滲出(しんしゅつ)性や癒着性、真珠腫性などへと移行し、
聴力の低下を招くことにもなりかねない。

都内に住む会社員男性Oさん(27)は1カ月ほど前、突然、夜も眠れないほどの激しい耳
の痛みに襲われた。
病院に駆け込み、急性中耳炎と診断された。
原因は風邪。
鼓膜切開でうみを出し、抗生物質などを処方しても
らった。
今は痛みも完全になくなり、耳に違和感もない。

幼児は特に注意

急性中耳炎は、風邪をきっかけに発症しやすい。
のどや鼻から耳の奥にある耳管をつたって細菌が入り込み、炎症が起きる。
鼓膜が腫れ上がり、強い痛みが走る。

普通はOさんのように1~2週間程度で治るが、あなどってはいけない。
神尾記念病院(東京・千代田)の神尾友和院長は「鼓膜の処置をしないまま抗生物質
痛み止めだけの中途半端な治療で済ますと、滲出性中耳炎につながる恐れがある」ど指摘
する。

滲出性中耳炎は粘膜から滲(にじ)み出た液体が中耳腔(くう)にたまる。
細菌の力が弱かったり無菌だったりするため痛みは感じないが、「耳がつまったように
なり、聞こえが悪くなる」(順天堂大学池田勝久教授)。

急性中耳炎による耳管の働きの低下などが原因で起きる。
鼻の奥のへんとう組織が大きくなって耳管を圧迫したり、「花粉症などアレルギー性鼻炎
によって引き起こされる場合もある」(神尾院長)。
逆に滲出性中耳炎から急性中耳炎に移行す
ろケースもあるという。

滲出性中耳炎は耳管が未発達な幼い子供がかかりやすい。
痛みがないのでなかなか自ら症状を訴えることがない。呼びかけても返事をしないような
ときに、周りの大人が異変を察知しなくてはならない。加齢によっても耳管の機能は低下
するので、高齢者も注意が必要だ。

通常は中耳腔にたまった液体を細い注射針で抜き出したり、鼓膜切開ではき出したりして
治療するが、うまく症状が改善しないことも多い。
このため、排液と換気を目的に鼓膜にチューブを挿入する治療アプローチもある。

早く専門医に

凄出性中耳炎を放っておくと、鼓膜や鼓膜の奥にある耳小骨がくっついたようになって聴力
が衰える癒着性中耳炎や、慢性中耳炎の一種である真珠腫性中耳炎に移行することがある。
こうなると手術も必要になるので、たかが中耳炎と油断するのは禁物だ。

真珠腫性中耳炎は鼓膜表面の上皮細胞がかたまりになり、やがてこのかたまりが中耳や周囲
の骨を溶かす酵素を分泌するようになる。
聴力の低下だけでなく、三半規管にも影響が及んだりする。
脳腫瘍(しゅよう)や髄膜炎につながる可能性もある。

中耳炎はほかにもいろいろなタイプがあるが、一般的な対策としては風邪を引かない体調
管理がまず第一。
鼻づまりや鼻水も放っておかず、早めに治療するのが望ましい。
池田教授は「耳が聞こえづらくなるなどの症状を感じたら、なるべく早く専門医に相談した
方がよい」と話している。

日経新聞・夕刊2008.2.26
版権」日経新聞



<自遊時間>
三浦「元社長」のことについては数日前に書かせていただきました。
2月26日の時点で、朝日新聞NHKは「元社長」。日経新聞は「容疑者」と報道していま
した。
今回わかったことは、この「元社長」がほとんど英語がしゃべれないことです。
あれだけアメリカに行ったりきたりしていて不思議なことです。
されにしても、昨夜のニュース番組での安藤優子ニュースキャスター。
来日中のライス国務長官と流暢な英語でインタビューしているのには感心しました。