将来ボケないためには
将来ボケないためには
ちょっと刺激的なタイトルをつけてしまいました。
ボケという言葉自体が今は多分差別用語ですよね。
すいません。
アルツハイマーと言っても今度幹事長になった人もいるわけですから
このぐらいの表現は。
さて。
若くても性格的に物忘れのひどい人もいます。
野球の長嶋氏が現役時代、息子の一茂君を球場に忘れて来たのは有名
な話です
20歳代をピークに脳細胞は1日に10万個程度死滅すると、言われて
います。
そして、当然年を取ると物忘れが多くなります。
「名前が出てこない」「何しにココに来たんだっけ」などということが起き
て来ます。
これは、脳の老化の1つで加齢に伴う生理的な事です。
物忘れしているという自覚がありますし、生活上での支障も余りありま
せん。
でも、こんなことって誰でもありますよね。
一方、病気による脳の萎縮や脳血管性障害で認知症になった場合には、
体験や出来事の記憶の全てを失います。
忘れている事すら、忘れてしまいます。
つまり病識がないのです。
現在の日時や場所、簡単な足し算や引き算や一般的常識などの認識が
取れなくなってきます。
よく言われることですが、何を食べたかの内容は忘れてもいいが食べ
たこと自体を忘れたら危ないということです。
病的な場合には、社会生活が困難になったり、日常生活が困難になっ
たりします。
認知症が進行した場合、寝たきりや人格崩壊を起こします。
心配な方はまず自分でチェックしてみましょう。もっとも認知症の
方がこのブログを見るとは思えませんが。
認知症の自己チェック
1、直前の出来事を忘れてしまう事が多くなった。
2、自分の居る場所が、以前より判りづらくなった。
3、寒暖の判断が鈍くなった。
4、物忘れをしてもあまり自覚が無くなった。
5、仕舞い忘れを盗まれた様に妄想をする様になった。
6、最近、よく転ぶようになった。
この様な症状を指摘される様になったら、早めに医療機関を受診し
ましょう。
さて本題の予防法です。
ここでは、財団法人「ぼけ予防協会」で発表されている
「ぼけ予防10か条」をご紹介します。(一部改変)
【1】 塩分と動物性脂肪を控えたバランスのよい食事を
【2】 適度に運動を行い足腰を丈夫に
【3】 深酒とタバコはやめて規則正しい生活を
【4】 生活習慣病(高血圧、肥満など)の予防・早期発見・治
療を
【5】 転倒に気をつけよう 頭の打撲はボケ招く
(慢性硬膜下血腫のこと)
【6】 興味と好奇心をもつように
(その点ブログは絶好かも知れません。頭を使うし手も使う。
そして他人との交流という社会性も保たれる)
【7】 考えをまとめて表現する習慣を
【8】 こまやかな気配りをしたよい付き合いを
【9】 いつも若々しくおしゃれ心を忘れずに
【10】 くよくよしないで明るい気分で生活を
<コメント>
慢性硬膜下血腫や甲状腺機能低下症などがある場合にも
認知症によく似た症状が出る場合があります。
認知症が疑わしい場合には必ず医療機関を受診して下さい。
認知症を知るホームページ
http://www.e-65.net/
認知症なんでもサイト
http://www2f.biglobe.ne.jp/~boke/boke2.htm
認知症ねっと
http://www.chihou.net/
認知症・アルツハイマー病を理解する
http://dementia.seesaa.net/
週刊ボケ老人
http://www.bm8.ne.jp/boke/foods.htm
ボケの進行を止めるページ
http://www.bm8.ne.jp/boke/bokestop.htm
歩行のボケ防止作用
http://www.geocities.co.jp/Beautycare-Venus/2206/hokounoboke.htm
認知症を理解しよう
http://homepage3.nifty.com/3katen/sirou/tihou.html
<高脂血症薬、アルツハイマー病のリスク下げる? >
コレステロール値を下げる高脂血症治療薬のスタチン系薬剤には、
アルツハイマー病になるリスクを下げる効果があるかもしれない。
米ワシントン大グループが28日、米医学誌ニューロロジーに発表
した。
グループは認知能力が正常な65~79歳の110人について、
死後、脳を調べた。
その結果、スタチンを飲んでいた人はそうでない人に比べて、アル
ツハイマー病患者の脳に特徴的な、細胞の外にたんぱく質がたまる
「老人斑」や、細胞の中にたんぱく質がたまる「神経原線維変化」
が少なかった。
こうした変化が進むと、神経細胞が死に、記憶障害などが起こると
考えられている。
スタチンによる高脂血症改善が、アルツハイマー病発病のリスクを
下げるという報告はこれまでもあった。
スタチンは近年、血管の炎症を抑える効果が注目されており、高脂
血症の予防と炎症抑制がともにアルツハイマー病の予防と関係して
いるのではないかとグループはみている。
http://www.asahi.com/life/update/0829/TKY200708290068.html
<コメント>
高脂血症治療薬のスタチン系薬剤を現在服用中の方には朗報です。
皆さんもすでにご存知のことと思いますが、塗り絵が認知症の防止
や進行防止にいいという発表があります。このことについては機会
を改めてお話します。
<診察室>
私「この前、検尿で潜血が陽性だったので今日、尿だけ出しておい
て下さい」
Dさん「急に言われても・・・」
私「そうですよね。大抵の方は家を出る時にしてみえて、すぐには
出せないとおっしゃいます。」
Dさん「そうじゃなっくて、持ち合わせが・・・」
私「急に出せって、こっちも強盗みたいですね。医者っておどした
りすかしたり特殊な職業の人とやることに大差がないとは前から思
っていましたが、強盗や追いはぎにも似てるっていうことに今初め
て気がつきました。」
Dさん「・・・」
医療専門のブログは別にあります。
井蛙内科開業医/診療録http://wellfrog.exblog.jp/
葦の髄から循環器の世界をのぞくhttp://blog.m3.com/reed/200708
ちょっと刺激的なタイトルをつけてしまいました。
ボケという言葉自体が今は多分差別用語ですよね。
すいません。
アルツハイマーと言っても今度幹事長になった人もいるわけですから
このぐらいの表現は。
さて。
若くても性格的に物忘れのひどい人もいます。
野球の長嶋氏が現役時代、息子の一茂君を球場に忘れて来たのは有名
な話です
20歳代をピークに脳細胞は1日に10万個程度死滅すると、言われて
います。
そして、当然年を取ると物忘れが多くなります。
「名前が出てこない」「何しにココに来たんだっけ」などということが起き
て来ます。
これは、脳の老化の1つで加齢に伴う生理的な事です。
物忘れしているという自覚がありますし、生活上での支障も余りありま
せん。
でも、こんなことって誰でもありますよね。
一方、病気による脳の萎縮や脳血管性障害で認知症になった場合には、
体験や出来事の記憶の全てを失います。
忘れている事すら、忘れてしまいます。
つまり病識がないのです。
現在の日時や場所、簡単な足し算や引き算や一般的常識などの認識が
取れなくなってきます。
よく言われることですが、何を食べたかの内容は忘れてもいいが食べ
たこと自体を忘れたら危ないということです。
病的な場合には、社会生活が困難になったり、日常生活が困難になっ
たりします。
認知症が進行した場合、寝たきりや人格崩壊を起こします。
心配な方はまず自分でチェックしてみましょう。もっとも認知症の
方がこのブログを見るとは思えませんが。
認知症の自己チェック
1、直前の出来事を忘れてしまう事が多くなった。
2、自分の居る場所が、以前より判りづらくなった。
3、寒暖の判断が鈍くなった。
4、物忘れをしてもあまり自覚が無くなった。
5、仕舞い忘れを盗まれた様に妄想をする様になった。
6、最近、よく転ぶようになった。
この様な症状を指摘される様になったら、早めに医療機関を受診し
ましょう。
さて本題の予防法です。
ここでは、財団法人「ぼけ予防協会」で発表されている
「ぼけ予防10か条」をご紹介します。(一部改変)
【1】 塩分と動物性脂肪を控えたバランスのよい食事を
【2】 適度に運動を行い足腰を丈夫に
【3】 深酒とタバコはやめて規則正しい生活を
【4】 生活習慣病(高血圧、肥満など)の予防・早期発見・治
療を
【5】 転倒に気をつけよう 頭の打撲はボケ招く
(慢性硬膜下血腫のこと)
【6】 興味と好奇心をもつように
(その点ブログは絶好かも知れません。頭を使うし手も使う。
そして他人との交流という社会性も保たれる)
【7】 考えをまとめて表現する習慣を
【8】 こまやかな気配りをしたよい付き合いを
【9】 いつも若々しくおしゃれ心を忘れずに
【10】 くよくよしないで明るい気分で生活を
<コメント>
慢性硬膜下血腫や甲状腺機能低下症などがある場合にも
認知症によく似た症状が出る場合があります。
認知症が疑わしい場合には必ず医療機関を受診して下さい。
認知症を知るホームページ
http://www.e-65.net/
認知症なんでもサイト
http://www2f.biglobe.ne.jp/~boke/boke2.htm
認知症ねっと
http://www.chihou.net/
認知症・アルツハイマー病を理解する
http://dementia.seesaa.net/
週刊ボケ老人
http://www.bm8.ne.jp/boke/foods.htm
ボケの進行を止めるページ
http://www.bm8.ne.jp/boke/bokestop.htm
歩行のボケ防止作用
http://www.geocities.co.jp/Beautycare-Venus/2206/hokounoboke.htm
認知症を理解しよう
http://homepage3.nifty.com/3katen/sirou/tihou.html
<高脂血症薬、アルツハイマー病のリスク下げる? >
コレステロール値を下げる高脂血症治療薬のスタチン系薬剤には、
アルツハイマー病になるリスクを下げる効果があるかもしれない。
米ワシントン大グループが28日、米医学誌ニューロロジーに発表
した。
グループは認知能力が正常な65~79歳の110人について、
死後、脳を調べた。
その結果、スタチンを飲んでいた人はそうでない人に比べて、アル
ツハイマー病患者の脳に特徴的な、細胞の外にたんぱく質がたまる
「老人斑」や、細胞の中にたんぱく質がたまる「神経原線維変化」
が少なかった。
こうした変化が進むと、神経細胞が死に、記憶障害などが起こると
考えられている。
スタチンによる高脂血症改善が、アルツハイマー病発病のリスクを
下げるという報告はこれまでもあった。
スタチンは近年、血管の炎症を抑える効果が注目されており、高脂
血症の予防と炎症抑制がともにアルツハイマー病の予防と関係して
いるのではないかとグループはみている。
http://www.asahi.com/life/update/0829/TKY200708290068.html
<コメント>
高脂血症治療薬のスタチン系薬剤を現在服用中の方には朗報です。
皆さんもすでにご存知のことと思いますが、塗り絵が認知症の防止
や進行防止にいいという発表があります。このことについては機会
を改めてお話します。
<診察室>
私「この前、検尿で潜血が陽性だったので今日、尿だけ出しておい
て下さい」
Dさん「急に言われても・・・」
私「そうですよね。大抵の方は家を出る時にしてみえて、すぐには
出せないとおっしゃいます。」
Dさん「そうじゃなっくて、持ち合わせが・・・」
私「急に出せって、こっちも強盗みたいですね。医者っておどした
りすかしたり特殊な職業の人とやることに大差がないとは前から思
っていましたが、強盗や追いはぎにも似てるっていうことに今初め
て気がつきました。」
Dさん「・・・」
医療専門のブログは別にあります。
井蛙内科開業医/診療録http://wellfrog.exblog.jp/
葦の髄から循環器の世界をのぞくhttp://blog.m3.com/reed/200708