ふくろう切抜き帖 2008.5.25

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昔から音楽、特にクラシック音楽が好きです。
日本人の悪い癖かも知れませんが、音楽でも絵画でもスポーツでも精神性や根性が
問題視されます。
音楽評論家の間では何を根拠に評論しているのか分からないのですが、音楽性の
評価はさしおいてカラヤンには精神性が欠如しているような評価がされています。
そんな評論を音楽専門誌で読んだ”レコード”愛好家はカラヤンよりベームへと
流れるのでした。
フルトベングラーベームの音楽は深い。
多分いかつい容貌も関係したことなんでしょう。
私は大御所、吉田秀和氏の評論は信じています。
彼はカラヤンのことをどう評価しているか。
残念ながら彼の評論を読んだ記憶はありません。

どんな音楽が精神性や音楽性、さらには芸術性が高いのか。
正直、今もって私にはよく分からないのです。
これは一生わからない気がします。
絵画ならうっすらとわかるのですが。
しかし、「芸術性」っていったい何なんでしょうか。

先日グレン・グールドのドキュメンタリーをTVでやっているのを観ました。
プロデューサーとの会話の中でこんな会話がありました。
彼いわく
モーツアルトには悪いけどここのパッセージは早く弾きたい。みんなびっくり
するだろうから」

有名なバッハの「ゴールドベルク変奏曲」もそんな感じだったんでしょうか。
素晴らしい演奏には間違いないのですが、聞きたくなかったエピソードでも
あります。

さてこの新聞の中の小澤氏。
昨日の新聞には「腰椎椎間板ヘルニア治療のため約1ヵ月間公演活動を休む」と
出ていました。
岩城宏之氏も頚椎の障害で悩んでみえました。
指揮者特有の職業病でしょうか。

それにしても、アンネ・ゾフィー・ムター。
相変わらず美しいですね。
美貌も音楽性の一部かと思ってしまいます。


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出典 日経新聞・朝刊 2007.10.29
版権 日経新聞


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出典 朝日新聞・朝刊 2007.10.18
版権 朝日新聞社


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