ふくろう切り抜き帖 2009.1.17

がん患者8割「徹底闘病」、死生観にギャップ…東大調査

医師らは余生重視
がん患者の8割以上は、最後まで病気と闘うことを望みつつも、死を意識せずに
普段通りに過ごしたいと考えていることが、東京大によるアンケート調査で
明らかになった。
 
逆に、がん診療に当たる医師や看護師は、将来の病状の変化や余命を知って、
死に備えることを重視する割合が多く、患者と医療関係者の間で価値観の
ギャップがあることが浮き彫りになった。
 
調査は昨年、「望ましい死」や「死生観」について、同大病院放射線科を
外来受診しているがん患者や一般市民、同大でがん診療に当たる医師・看護師
ら医療関係者を対象に実施。計1138人から回答があった。
 
「最後まで病気と闘うこと」に対しては、患者の81%と一般市民の66%が
「必要である」と答えた一方、医師、看護師はそれぞれ19%、30%に
とどまった。
「身の回りのことが自分でできる」「死を意識せずに、普段と同じように毎日
を送る」ことも、患者や市民の8~9割が「必要」としたが、医師では約半数
だった。
 
一方、医療関係者は「残された時間を知っておく」「会いたい人に会っておく」
ことを重視し、死への心構えなどの準備をしたいと考える傾向があった。
      読売新聞 2009.1.15


<切り抜き帖>
ゲーテの言葉に「若き日に旅をせざれば老いの日に何をか語らん」とある。
      日経新聞・朝刊 2008.7.27

イビチャ・オシム氏(67)は1月4日、自宅があるオーストリアに向けて成田
空港から離日した。
オシム氏は「泣いたのは私の人生の中で数えるほどしかないが、今日はそのうち
の1回になるかもしれない」
      朝日新聞・朝刊 2009.1.5
(相変わらずのオシム節です。オシまれながら離日しました)

■フムフムヌクヌクアプアアの話題です。
フムフムヌクヌクアプアア
http://www.pacificresorts.com/webkawaraban/special/040219/
1984年にハワイ州議会で議決され、 5年間の期限付きではあったものの、ハワイ州
の魚と決められました。
ハワイでは火の女神ペレがとても有名ですが、神話のひとつによれば、ペレは
かつてカマプアアという神と夫婦でした。
カマプアアはブタの化身であり、夫婦げんかで形勢が悪くなると、ブタに変身して
逃げ出すのでした。
しかし、ペレの怒りが治まらず彼女が噴き出す熔岩で退路を断たれると、カマプ
アアは魚に変身して海に逃げ込んだのでした。その魚がフムフムヌクヌクアプアア
というわけです。
この長い名前は「ブーブーと鳴くブタ」という意味ですが、その理由は、捕まえる
とブタのようにブーブーと鳴くためです。
ちなみに、フムフムヌクヌクアプアアはもっとも長いハワイ名の魚という説があり
ますが、実際にはラウウィリウィリヌクヌクオイオイ(フエヤッコダイ/オオフエヤ
ッコダイ)のように、州の代表よりも長い魚名はいくつかあります。

フムフムヌクヌクアプアア
イメージ 1

http://www.pacificresorts.com/webkawaraban/hula/030703/

英ブレア首相夫人が男児出産―名前は「フムフムヌクヌクアプアア」
http://www.ee-hawaii.com/shinbun/igirisu-hujin.htm
ブレア英首相夫人が、ハワイ・ホノルル市内の病院で男の子を出産した。
ブレア首相には16歳と14歳の2人の男の子 と、12歳の女の子がいる。
赤ちゃんは第四子で、名前は「フムフムヌクヌクアプアア」と決まった。 母子とも
に元気。
名前はハワイ好きの夫人らしく「フムフムヌクヌクアプアア」とハワイ州の州魚の
名前を取った。
夫人は出産前の講演で、「ハワイの州旗にはユニオンジャックが描かれている。
敬意を表し、ハワイでの出産を決意する。」とコメントしていた。
 
<イギリス政治に詳しい東北大学政経学部英国研究室 稲垣助教授のコメント>
そんな長い名前は呼びにくい。「じゅげむ」みたいだ。
その前のアメリカで出産したってことは、アメリカ国籍を取得したことになる。
イギリス国民がどういう反応をするのか、非常に興味深い。



読んでいただいて有難うございます。
コメントをお待ちしています。
井蛙内科開業医/診療録(3)
http://wellfrog3.exblog.jp/
(H20.12.11~)
井蛙内科開業医/診療録(2)
http://wellfrog2.exblog.jp/
(~H20.12.10)
井蛙内科開業医/診療録 
http://wellfrog.exblog.jp/
(~H20.5.21)
(いずれも内科専門医向けのブログです)
葦の髄から循環器の世界をのぞく
http://blog.m3.com/reed/
(循環器専門医向けのブログです)