インフルエンザ関連 2009.2.1

皆さんもご存知のように今年は昨年以上にインフルエンザが猛威を奮って
います。
受験生やお年寄りや病人のみえる家庭は神経をピリピリ尖らせてみえること
と思います。
今年のインフルエンザの特徴は、Aソ連型の多くがタミフル耐性を獲得している
ことと,例年になくAソ連型が流行しているということです。
その結果、医療機関での処方がタミフルからリレンザにシフトして来ています。
そのタミフルも供給不足の噂や異常行動のニュース(まだ関連性ははっきりして
いません)が伝わっています。

このリレンザ
メーカーの説明では血中には吸収されないと一時期言っていたのですが・・・。


インフル治療薬「リレンザ」追加を依頼 Aソ連型流行
インフルエンザ治療薬のタミフルが効かない、または効きにくいAソ連型の
ウイルスが、今シーズン高率で見つかっていることを受け、厚生労働省が、
もう一つの治療薬「リレンザ」の製造メーカー「グラクソ・スミスクライン
(GSK)」に、追加供給の可能性について検討を依頼していることが
(平成21年1月)28日、分かった。

厚労省が今シーズン、確保しているリレンザは300万人分。それに対し、
タミフルは900万人分確保している。
 
ソ連型の検出報告が全体の44・5%と、流行している3タイプで最も多く、
今後の拡大によっては、リレンザの安定供給ができなくなる懸念もあり、
厚労省がGSKに依頼した。
 
リレンザの供給が地域や医療機関によって偏らないように、GSKも国内の
卸業者に対し、在庫状況を勘案しつつ出荷調整するよう要請。
厚労省も、各医療機関に大量発注しないよう求めた。

厚労省は(平成21年1月)28日、全国の都道府県と政令市、特別区に、
季節性インフルエンザ対策の徹底と病原体の発生状況の把握に努めるよう求める
通知をした。インフルエンザ流行中に、厚労省が通知を出すのは異例という。
http://sankei.jp.msn.com/life/body/090128/bdy0901282234005-n1.html
出典 産経ニュース 2009.1.28 22:33
版権 産經新聞

リレンザの供給増を要請=タミフル耐性ウイルス対策厚労省
同省ホームページ(HP)上の「インフルエンザQ&A」についても、うがいや
手洗いの徹底など、耐性ウイルスへの対処法を盛り込んだものに改定し、週内にも
掲載する。全都道府県には同日付で「Q&A」の内容を通知した。
http://www.jiji.com/jc/zc?k=200901/2009012800880
出典 時事通信 2009.1.20
版権 時事通信社

抗インフル薬「リレンザ」処方後に転落死、厚労省が注意喚起
長野県松本市で27日に団地から転落死したとみられる高校2年生の男子生徒(17)
について、厚生労働省は29日、事前に抗インフルエンザ薬「リレンザ」が処方
されていたと発表した。

同薬を販売するグラクソ・スミスクライン社の報告で明らかになった。
実際に服用したかどうかを含め、異常行動と薬との因果関係は不明としている。

この事故を受け、厚労省は同日、リレンザのほか、アマンタジンやタミフルといった
抗インフルエンザ薬の服用者と、インフルエンザに感染した未成年者について、
少なくとも発症から2日間は1人にしないよう改めて注意喚起するよう製薬企業に
通知した。

今冬は全国でタミフルが効きにくいウイルスが流行しており、代わりにリレンザ
処方されるケースが増えている。
薬剤を服用していなくてもインフルエンザ脳症によって異常行動が起こるケースも
あるが、厚労省は同様の事故が起こるのを防ぐため、注意喚起の徹底を決めた。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090129-OYT1T00901.htm?from=navr
出典 読売新聞 2009.1.29
版権 読売新聞社

インフルエンザ薬「リレンザ」にタミフル以上の異常発生率
厚労省の審議会では、リレンザでの異常行動も10件報告されている。
タミフルに比べ20分の1程度だが、タミフルのシェアが90%以上で、リレンザ
1%程度といわれていることを考えれば、むしろ発生率はリレンザのほうが高い。
■審議会での報告がインフルエンザのシーズンではなく、メディアの注目度が低
かったこともある。
また、投薬と異常行動との科学的因果関係が解明されておらず、そもそも投薬とは
無関係の高熱による異常行動もある。
タミフルの使用禁止でも専門家からは科学的根拠を疑問視する指摘があった。
■海外では、子どものインフルエンザに対して重篤な場合を除き、投薬しない親も
多い。
タミフルの全世界の処方件数のうち、日本が75%を占めるというデータもある。
日本でも親の判断で、安静にさせるだけのケースが増えるかもしれない。
■問題は大流行が予測される新型インフルエンザだ。
致死率が高い新型インフルエンザにはタミフルリレンザが有効といわれている。
親は子どもの異常行動のリスクと死のリスクを天秤にかけて判断を下さなければ
ならないことがあるかもしれない。
http://diamond.jp/series/inside/11_10_003/
出典 DIAMOND online 2007.11.9

リレンザなど「異常行動の恐れ」 厚労省が注意喚起
■異常行動の報告は昨年3月末までにタミフルで313人、リレンザ57人、シン
メトレルなど10人。タミフルは07年3月から10代の患者への処方が制限
されている。
リレンザをめぐっては、処方された長野県の男子高校生が集合住宅の駐車場で
死亡しているのが今年1月27日に見つかり、転落したとみられているが、服用
の有無は不明という。
http://www.asahi.com/national/update/0129/TKY200901290329.html
<コメント>
「服用の有無は不明」・・・それこそ不明です。
残っているリレンザのディスクを調べればすぐわかる筈です。

<自遊時間>
まだ嬉々として「首相の読み間違い」 某作家「飽きましたね」
http://www.j-cast.com/tv/2009/01/29034441.html
JCASTテレビウオッチ 2009.1.29 より
麻生首相が「新しい秩序づくりにも『サンカ』しなければなりません……」と。
すかさず議場内から「また間違えたよ!」と、どよめきが。
参院本会議で行われた同じ演説でも麻生首相は「日本らしいソフトパター、
パワーを生かす底力発揮……」。
ナレーションは「プロゴルファーの石川遼選手からもらったパターがずっと頭に
残っていたのだろうか」と皮肉った。
■東大法学部卒の中川昭一財務相が財政演説で「我が国経済は世界的な金融危機
の『うずちゅう』にあります」と、『渦中(かちゅう)』の読み方を間違えた。
与謝野経済財政相も、衆参本会議の経済演説で2度とも麻生首相の「リーダー
シップ」を読み飛ばした。(もっとも与謝野経済財政相の読み飛ばしは意味
ありげだが……)
■辛口の作家、江上剛は「8割の国民がバラマキはいらないよと言っているのに
届かないのだから、向こうの声も国民に届きませんよ。
『私は決して逃げません』というが、国民の方が逃げたくなっている」。

<きょうのサイト>
日本の面積 東京ドーム289個分増える…干拓など影響
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090131-00000061-mai-soci
■昨年(2008年)10月1日現在の国土面積は1年間で東京ドーム289個分の13.58平方キロ増え37万7943.57平方キロになった。増加分は干拓など開発事業の影響が大きいという。国土地理院茨城県つくば市)が発表した。
縮尺2万5000分の1の地形図をもとに測定した。市区町村別で最も増加したのは、長崎県諫早市で、諫早湾干拓事業によって8.75平方キロ増の320.99平方キロとなった。2位は山口県岩国市。岩国基地沖合移転事業の埋め立てで1.07平方キロ増え873.78平方キロとなった。
<コメント>
小さい頃、ちっぽけな島国の日本も山を削って海に埋めれば大きい国になると思ったものでした。
しかし諫早干拓みたいな問題が起こると考えてしまいます。

2008年空から見たニッポン 風景
http://mainichi.jp/select/wadai/graph/2008air2/?inb=yt