チョコレートと血圧

「チョコレートが血圧を下げる」というチャーミングな新聞記事があります。

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出典 朝日新聞・朝刊2007.8.6
版権 朝日新聞社

<チョコレートと血圧 関連サイト>
「少量のチョコレートが高血圧に効く」 独大学チームが発表
http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2248491/1747921
■毎日少量のチョコレートを食べると、体重が増えるなどの副作用なしに血圧が下がるという独ケルン大学のチームによる研究が、米医学雑誌JAMA2007年7月4日号に掲載された。
■30ミリグラムのポリフェノールを含有したダークチョコレート6.3グラム(30カロリー)を食べた集団では、最高血圧が平均2.9mmHg、最低血圧が1.9mmHg降下した。
体重、脂質およびブドウ糖血漿中濃度の変化はみられなかった。
また、高血圧症あるいは高血圧の発症を86%から68%に抑制した。
ホワイトチョコレートを摂取した患者は血圧に変化はみられなかった。
■ダークチョコレートによる血圧降下はわずかだが、高血圧症の患者にとって最高血圧が3mmHg降下した場合、心臓麻痺による死亡率が8%、冠動脈疾患のリスクが5%減少するため、研究チームは「この効果は臨床的に注目に値する」としている。
■さらに研究チームは、現在の心臓疾患の治療法は食生活全体の見直しが必要だが、それに比べて少量のダークチョコレートを食べるのははるかに容易なことを指摘し、「血圧降下の予防的習慣になりうる」との見解を示した。

ダークチョコレート10g分のカカオを摂り続けると、心血管死とあらゆる原因による死亡リスクが半減する
http://medical.nikkeibp.co.jp/inc/all/hotnews/archives/426213.html
(パスワードが必要です)
■15年にわたって高齢者を追跡し、カカオを含む製品の習慣的な摂取と、血圧と心血管死の関係を調べたオランダの疫学研究の結果、カカオ製品の摂取が血圧を下げ、それとは独立して心血管死と、あらゆる原因による死のリスクを半減させることがわかった。
■オランダ国立公衆衛生環境研究所のBrian Buijsse氏らの研究成果で、詳細は、Archives of Internal Medicine誌2006年2月27日号に報告された。
ココア、ダークチョコレートの血圧の改善効果は高血圧治療薬に匹敵
http://www.rda.co.jp/topics/topics2641.html

チョコレートをもっと食べるべき10の理由
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http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20071002_choco10/

<チョコレートとコレステロール 関連サイト>
チョコレートの効果
http://kore-sute.com/cc30dww.htm
■チョコレートの原料はカカオ豆で原産地は中南米です。
■適量のチョコレートは動脈硬化の予防になり心をリラックスさせ集中力を高める効果が期待できます。
■注目するところは、チョコレートに含まれるカカオポリフェノールです。
カカオポリフェノールの抗酸化作用で体内の活性酸素を除去しLDL(悪玉コレステロール)の酸化を押さえるなど、動脈硬化の予防につながります。

チョコを食べても太らないって本当!?
http://allabout.co.jp/health/womenshealth/closeup/CU20060129A/
■チョコレートに含まれるポリフェノールコレステロールの酸化を防ぐという研究結果があります。
ダークチョコレートが一番効果が高いといわれています。
■チョコレートは確かに脂肪分が多いのですが、その脂肪の質が良質なので(ステアリン酸オレイン酸)、食べても血中の悪玉コレステロール値は上がらないという調査結果もあります。
■チョコレートを食べた後、血中のコレステロールを調べた調査があるそうです。
すると、善玉コレステロール(HDL)が高くなり、中性脂肪の値が低くなっていたという結果がでたそうです。
■チョコレートの脂肪はオレイン酸ステアリン酸が中心なので、かなり良質なものであるためだと考えられるからとのこと。
オレイン酸といえばオリーブオイルに含まれている脂肪分ですよね。
■安価なチョコレートにはココアバターではなく加工した植物性脂肪が使われているため避けたほうがよいということ、またバーやフルーツのコーティングに使われる合成タイプのチョコレートも脂肪酸の種類が違うので避けたほうが良いことです。
■100%カカオチョコというのがありますが、カカオ含有量70%以上くらいのチョコレートがオススメ。

高脂血症を防ぐ食事
http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/kenkou/seikatu/kousi/meal.html
厚労省のHPではチョコレートはコレステロールを上げると説明しています)

チョコレートと健康
http://www.glico.co.jp/whatsnew/kenko/index.htm
■カカオ脂の主成分は飽和脂酸のステアリン酸、不飽和脂酸のオレイン酸で、一般にこれらはコレステロール値を上げません。
アメリカ・ペンシルバニア大学の研究ではチョコレートを食べた学生のコレステロールは上がらなかったことが確かめられています。
(グリコのサイトです)

MinoMonta
http://www.page.sannet.ne.jp/onai/Article/MinoMonta.html
■チョコレートに含まれるカカオバターのLDLコレステロール量をバター、牛脂と比較してその量の少なさを強調しています。
しかし、考えてもみて下さい。
あなたは、チョコレートを食べるように、バターのみ、牛脂のみを食べることはないでしょう?この3者のLDLコレステロール量を比較すること自体ナンセンスなのです。
しかも、番組内で提示されたグラフはそのスケールを差が大きく出るようにとってあります。
スタッフはチョコレートのコレステロール量が少ないことを強調したいがために、このデータを見つけてきたのではないでしょうか?
チョコレートだって、毎日食べていれば血液中のコレステロールが上昇することは十分考えられます。
■チョコレート50gは193kcalですので、これを毎日食べれば、 月に5790kcal余分に摂取することとなります。
約7000kcalで約1kg体重が増加するといわれていますので、チョコレートをこれだけ毎日摂取することで、月に0.8kg体重が増加することになります。

チョコレートは健康に良いのですか?
http://www.02.246.ne.jp/~sophia/Nutrition%20Notes/020204.htm
■"アメリカ臨床栄養学誌(American Journal of Clinical Nutrition)"では、約15gのブラック・チョコレート(もしくは小匙4,5杯の砂糖なしのココアの粉)を平均的なアメリカ人の食事に加えた場合、総抗酸化能力は約4%増加し、LDL(悪玉)コレステロールを運ぶ役目をする分子が、より傷つきにくくなったことを示しています。
■チョコレートは、その殆どの脂肪が飽和脂肪であるため、ほかの飽和脂肪のように血中コレステロールを上げると考えられ、心臓病には明らかに悪いものだと思われていました。
しかし、近年の研究では、この特別な脂肪は血中コレステロールを上げないことが証明されています。