屋内の熱中症

梅雨の季節になると、熱中症に関するニュースが多くなります。
熱中症は真夏とは限らず屋外だけでもありません。

この季節にみられる熱中症は体がまだ暑さに適応していないことや、まさかという油断が原因です。
車内に置き去りにされた乳幼児や独居老人の熱中症による事故が多いのもこの時期の特徴です。

新聞にもこんな記事が出ていました。


熱中症〉 ―― 炎天下で起これば日射病、閉め切った屋内で起これば熱射病。以前はそう呼んだ
◆日本では古くから〈よろけ〉の名がある。
これは鉱山や製鉄など高温多湿の環境での作業で起きた。
気温や湿度が高く風がないような状況下で長時間いれば、体温が上昇するにもかかわらず体熱は十分に発散しなくなる
◆今は炎天下のスポーツや車内に置かれた乳幼児の事故が多い。
放っておけば死亡率は25~40%と高いといわれる。
きのう、新潟県三条市で1歳10か月と生後11か月の乳幼児兄弟が死亡した
◆屋根のない駐車場の乗用車。
旅行帰りの午前5時半、よく眠っていたのでそのままにされた。
三条市は朝は雨だったが、最高気温は29・7度にもなった
◆きのうは夏至
太陽が最も空高く昇る日だが、梅雨時で雲に隠れることの多い日本ではあまり意識しない。
2児の両親にこの気温上昇は予想外のことだった
熱中症は無論、真夏のものだが、6月でも少なからず起きる。
宝物にも勝る愛児を車に放置などしないように。

出典 読売新聞・「よみうり寸評」 2009.6.22
版権 読売新聞社



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出典 朝日新聞・夕刊 2009.6.22
版権 朝日新聞社


熱中症については以前にも


でとりあげました。


新型インフルエンザ 関連サイト>
新型インフルエンザに感染すると重症となるおそれが指摘されている妊娠中の女性が、
抗ウイルス薬のタミフルを服用した場合の安全性について、国立成育医療センター
などのグループは胎児に先天的な異常が起きる危険性は高くないとする研究結果を
まとめました。
この研究は、国立成育医療センターとカナダの研究グループが、タミフルを服用した
妊娠中の女性90人を追跡調査し、出産時の胎児の異常や流産の起きる割合を調べた
ものです。
その結果、生まれた赤ちゃんの1人に心臓の異常が見つかったものの、この異常が
通常起きる割合と比べて差はありませんでした。
また、流産や早産の起きる割合についても差はありませんでした。
研究グループでは妊婦や胎児への詳しい安全性を調べるには、300人程度のデータ
が必要で、今回のデータだけでは不十分なものの、先天的な異常が起きる危険性が
高くないことは確認できたとしています。
新型インフルエンザに感染した妊婦に対しては、アメリカのCDC疾病対策センター
などがタミフルの投与を勧めていますが、安全性についての詳しいデータはこれまで
ほとんどありませんでした。
国立成育医療センターの村島温子医長は「妊娠中の薬物使用は慎重にする必要がある
が、必要な場面でタミフルを投与する際の判断材料になると考えている」と話して
います。

NHKニュース 6月24日 6時9分
http://www.nhk.or.jp/news/k10013825131000.html#