足にも糖尿病のサイン

糖尿病は国民病ともいわれます。
健康診断で疑いを指摘されても、40代以上の働き盛りに多く、症状がないこともあり放っておく人も少なくありません。
厚労省は、2000万人以上で疑われると推定しています。



きょうは、足の異常から糖尿病を早く発見しようというお話です。

糖尿病を発症した場合には、足の状態にも注意が必要です。
糖尿病の患者の中には、足先に痛みやぴりぴりした痺れなどの感覚を覚える人がいます。
これらの症状の原因は、糖尿病による神経症の可能性があります。
糖尿病の合併症のひとつに神経障害がありますが、足首よりも先の部分に異常が認められるケースは、糖尿病末梢神経障害が起きていると考えられます。
糖尿病末梢神経障害は、糖尿病の治療を受けていても、血糖値のコントロールが上手くいかない状態のまま数年を経た場合や、糖尿病だと気づかずに病気を長年放置してしまったような場合に起こります。
いつの間にか火傷をしていたり、足先に怪我をしているのに気が付かなかったり、傷の直りが遅いといった事に心当たりがあるときは、糖尿病末梢神経障害が起こっている可能性があります。
しかし、足の神経障害は内科的な原因によるものや、脳神経系の障害が原因となっているものもあるので、安易な自己判断は止めましょう。
糖尿病による障害の場合は、両足に症状が見られることが多く、比較的判断が付きやすいですが、きちんと専門医の診察や検査を受けた方が、的確な診断を得られるでしょう。
糖尿病が原因となって、足を切断したというケースも一部にはあります。
糖尿病末端神経障害が進行して足に重い知覚障害が起こると、壊疽を発症する場合があり、治療が遅れてしまうと切断に至る場合もあるのです。
このような事態にならないためにも、足の痛みや痺れなどを軽視せずに、気になったときには病院で早めの検査を受けるようにしましょう。


<参考および引用サイト>
[PDF] 発症予防にも役立つ 糖尿病性足病変の早期診断法
http://www.shiga-med.ac.jp/hospital/doc/magazines/files/201.pdf

糖尿病と足の神経障害
http://www.bruchsalia.net/diabetes-post021.html


<関連サイト>
成人型糖尿病(2型糖尿病)の足に関する質問集
http://tamamed.web.infoseek.co.jp/dr-m/j_dm.html
糖尿病セミナー 17. 足の手入れ-糖尿病NET
http://www.dm-net.co.jp/seminar/17_/
糖尿病合併症のQ&A
http://www7.ocn.ne.jp/~okjm/DMQAG.html
糖尿病性足病変
http://health.goo.ne.jp/medical/search/10M10800.html
糖尿病と足のしびれ痛み:糖尿病性神経障害
http://dm.kenkou117navi.com/197/post_88.html
糖尿病の足病変
http://harima-hp.jp/hshikkan00009.pdf
糖尿病による足の病変
http://www.nakagami.or.jp/nakagami/sinryouka/keisei/sikkan/sikkan30.html


新型インフルワクチン関連>
新型インフルワクチン、1回接種で8割に免疫
スイスの大手製薬企業「ノバルティス」は3日、英国で実施した新型インフルエンザワクチンの臨床試験(治験)で、有効性と安全性が確認されたと発表した。
治験は、18~50歳の健康な100人を対象に実施。
間隔を置いて2回接種することで90%以上の人に免疫がついたという。
1回接種でも80%に効果があった。
同社の日本法人は、同じワクチンを使った日本国内での治験を今月中にも始める。20歳以上の成人200人と生後6か月~19歳の120人に2回接種する計画。
同社のワクチンには日本で使用経験のない免疫を強める添加物が入っている。
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/iryou_news/20090904-OYT8T00709.htm
読売新聞 2009.9.4
<コメント>
80%と90%の10%の差。
これをどう感じるか。
多くの方は2回接種を希望すると思われます。
厚労省の「必要としたワクチンは5400万人分」は1回接種、2回接種のどちらで試算しているのでしょうか。

#ワクチン、1900万人に優先接種…最終案
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20090425-436828/news/20090904-OYT1T00995.htm?from=nwlb
読売新聞 2009年9月4日21時40分
厚生労働省は4日、新型インフルエンザワクチン接種についての最終方針案を公表した。
■国民の意見を6日から1週間募り、政府の専門家諮問委員会に諮った上で、9月末までに正式決定する。
■接種は10月下旬から始まる見込みだ。
ぜんそくや糖尿病など持病のある人の中では1歳~就学前の小児を優先する。ワクチンで免疫がつきにくい乳児は両親に接種する方針で、当初は乳児の年齢を6か月未満としていたが、1歳未満に拡大した。
■年度内に国内メーカーが生産できるワクチンは1800万人分。
10月下旬から供給が始まり、最優先接種者に接種する。
不足する分は輸入し、小中高校生と高齢者に使う。
ワクチン到着は12月下旬以降になる見通し。


<番外編 その1>
#最先端研究開発支援:2700億円基金、対象に山中教授ら 民主「凍結も」
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090905ddm002040050000c.html
■政府は4日、「世界トップ」の研究者に総額2700億円の研究費を分配する「最先端研究開発支援プログラム」の対象者30人を発表した。
1件あたり3~5年間で30億~150億円が助成される。
プログラムは民主党が見直しを進めている46の基金の一つ。政権交代に伴い今後、凍結を含めプログラム内容が変わる可能性もある。
日本経団連の産業技術委員会が4月にまとめた提言がベースになったとされる。
麻生太郎首相は当初から「(配分先は)自分が決める」と在任中の選定に意欲を見せ、約1カ月半の間に10回も会議が開かれるなど急ピッチで審査が進んだ。
審査した委員からは「金額が大きいだけに、もっと時間をかけるべきだ」との意見も出たが、事務局の内閣府は「選定に時間をかければ、研究をする期間が短くなる」と押し切った。
■落選した基礎科学系のある研究者は「ヒアリングは説明10分、質疑10分。これで何が判断できるのか。今決める必要はなく、拙速に過ぎる」と疑問を呈した。

#最先端研究支援、民主が「凍結も」 政府は30人を選出
http://www.asahi.com/politics/update/0904/TKY200909040395.html
民主党岡田克也幹事長はこの日の記者会見で選考決定について「政権移行期に駆け込み的にやることには問題がある。政権がスタートすれば精査の対象にし、場合によっては凍結することは当然ある」と述べ、政権発足後に選考過程を検証する考えを示した。
■岡田幹事長は会見で「違和感を覚えないわけではない。十分審議が尽くされたものかもわからない」と述べ、選考結果をそのまま容認できないとの考えを示した。
このため、プログラムが実行されるかも含め、政権発足後の判断となりそうだ。
■会議では、課題の選考に当たった委員からも「なぜこのタイミングで決めるのか」という疑問の意見があったという。
■このプログラムは、先の補正予算で作られた計4兆4千億円の基金のひとつで、1件当たり平均90億円の研究資金を5年間、自由に使わせる。緊急経済対策とはしないことなどを条件に民主党も賛成に回った。
<コメント>
消費者庁の発足も駆け込みでした。
「駆け込み天下り」も含めて、これらを焦土作戦といいます。



<番外編 その2>
#民主、消費者庁の移転検討 賃料高額、人事も見直しの意向
http://www.47news.jp/CN/200908/CN2009082701000874.html
民主党は27日、9月1日に発足する消費者庁について、政権獲得後、庁舎施設に決まっている首相官邸横の民間高層ビルから移転させる方向で検討に入った。
■賃貸料が年間8億円を超えるため「高額で典型的な税金の無駄遣い」と批判しており、空いている既存庁舎の利用などが浮上している。
■初代長官や有識者による監視機関「消費者委員会」委員長についても「旧来型の官利官略の人事」として早々に見直す意向。
消費者庁は定員200人で内閣府や、経済産業、厚生労働、農林水産の各省から消費者行政担当者が異動して構成する。
民主党幹部は「消費者目線の行政組織に高額家賃はふさわしくない。民間施設を借りるにしてももっと家賃が安い施設はあるはずだ」と指摘。契約途中の退去で違約金がどれだけ発生するかなどを十分精査した上で、移転の可否を最終判断する考えだ。
消費者庁は当初、10月ごろに発足する予定だったが、現政権下でのスタートにこだわる麻生太郎首相の強い意向で、大幅に前倒しされた
<コメント>
消費者庁ではなく消費庁。


<番外編 その3>
#太もものサイズが寿命に関係、細ければ短命に=研究
デンマークの研究者らが3日、太ももの細い人は、そうでない人と比べて短命になる傾向があるとの調査研究の結果を発表した。
英医学誌ブリティッシュ・メディカル・ジャーナルに掲載された同研究は、1987年と1988年に実施された大規模な医学的調査に参加した男性1436人と女性1380人を対象に、12年以上にわたって経過を追ったもの。
太ももの外周が60センチ未満の人は男女とも12年以内に死亡した人が多く、46センチ未満のグループでは、亡くなる確率がさらに高かったという。
これまでに発表された多くの研究では、体のどの部位に脂肪が付くかが健康に大きく影響するという結果が報告されており、ウエストの周囲と内臓脂肪の関係などが指摘されてきた。
デンマークの研究者らは、太もものサイズも同様に健康のバロメーターになる可能性があると期待している。
一方、オーストラリアのイアン・スコット医師は、今回の統計は対象が極めて限られていると指摘。
太ももサイズを健康の指標と認めるためには、さらに大規模な調査が必要だとしている。
ロイター 2009年9月4日17時12分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090904-00000548-reu-int
<コメント>
太ももが細くない人への朗報です。


<きょうの一曲> The Beatles - Something (1969)
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