新型インフルエンザワクチン 2009.9.6

昨夕、久しぶりに街中へ出かけました。
地下鉄、地下街のにぎわいの中でもマスクをしている人はほとんど見かけませんでした。
かくいう私も出かける前にマスクを、という意識はあったのですが、出かけ間際にすっかり忘れてしまいました。


新型インフルエンザ:ワクチン、来春までに6000万人分--厚労相
舛添要一厚生労働相は4日の閣議後会見で、新型インフルエンザワクチンについて、海外メーカー側と交渉がまとまれば、来春までに約6000万人分を確保できるとの見通しを示した。
メーカー側は副作用被害が出た場合の免責を販売の条件に挙げており、対応を調整中という。

厚労省が想定しているワクチンの接種対象は、医療従事者、妊婦、乳幼児など計5400万人。国内で生産できるのは、年内に最大1700万人分、来年2月末までに最大3000万人分とされており、輸入が実現すれば必要量はまかなえる。
ただし「一気にではなく、断続的に入ってくる」(舛添氏)ため、流行時期に間に合わない可能性もある。

また接種の費用については、完全無料化は現行法では難しいとしたうえで「所得に応じて負担軽減策を取ることはできる」と述べた。
http://mainichi.jp/select/science/news/20090904dde041040059000c.html
毎日新聞・東京夕刊 2009.9.4


新型インフル:輸入ワクチン 最低100例臨床試験実施へ
舛添要一厚生労働相は27日、新型インフルエンザ対策について会見し、海外からワクチンを輸入する場合に、小児らを対象に国内で最低100例程度の臨床試験を実施する考えを示した。

海外メーカーが作るワクチンには、国産品には入っていない補助剤が使われている場合があり、副作用の危険が高いとの指摘もある。
舛添厚労相は、迅速に輸入するため、国内試験を省略できる薬事法の「特例承認」の初適用を検討している。
一方で、専門家や薬害被害者から安全確保を求める声が出ていることを踏まえ、「何もやらないのではなく、最低限の安全性の確認はしていきたい」と述べた。
http://mainichi.jp/select/science/news/20090827k0000e040039000c.html
毎日jp 2009.8.27







で詳しく対策を発表しています。





新型インフルエンザワクチン関連サイト>
新型インフルエンザ(A/H1N1)の接種について(素案)」に関する意見募集について(電子政府の総合窓口[e-Gov](厚労省
http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=Pcm1010&BID=495090157&OBJCD=100495&GROUP=



公的関与の種別・有無の背景における予防接種の比較表
http://www.mhlw.go.jp/kinkyu/kenkou/influenza/dl/infu090828-03.pdf

ワクチンの接種順位を決める前に
http://www.mhlw.go.jp/kinkyu/kenkou/influenza/dl/infu090828-04.pdf








糖尿病のある方の新型インフルエンザ対策(患者・一般向け、医療関係者向け)
http://imcj-dm.jp/center/topics_01.html


妊娠している婦人もしくは授乳中の婦人に対しての
新型インフルエンザ(H1N1)感染に対する対応Q&A (一般の方対象)
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/pdf/02-03-01.pdf

日常生活上の注意点~糖尿秒患者・透析者・妊婦さん向け~
http://www.mhlw.go.jp/kinkyu/kenkou/influenza/dl/infu090523-03.pdf


新型インフルエンザ あなたの?に答えます(予防編)
http://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg2725.html

新型インフルエンザ あなたの?に答えます(受診と療養編)
http://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg2724.html






<番外編>
新型インフルの強い感染力、動物実験で確認 季節性超す
http://www.asahi.com/special/09015/TKY200909020062.html
asahi.com 2009年9月2日11時29分
■新型の豚インフルエンザウイルス(H1N1)の感染力は季節性のウイルスを上回っており、季節性の遺伝子を取り込んで変異している形跡はないことを、米メリーランド大のチームが動物実験で確かめた。
■病気にかかった人間の状態を比較的よく再現する実験動物フェレットに、新型ウイルスと季節性ウイルス2種(H1N1とH3N2)とを同時感染させた。
すると、フェレットの呼吸器で見つかるウイルスの濃度は新型が季節性を大きく上回り、体内で新型が季節性との生存競争に勝っていることがわかった。
新型の感染力が強く、日本などでいま新型感染が主流になっている実態を説明する成果だ。
■同時感染したフェレットの症状は、季節性だけに感染した場合よりも重かった。
米国立保健研究所(NIH)のアンソニー・ファウチ博士は「この研究は、季節性ワクチンと新型対応ワクチンの両方の接種を受ける必要があることを示している」とのコメントを発表した。
■チームは「新型は季節性に比べ生物学的に有利な形質をもっており、季節性の遺伝子を取り込んだ変異型は生存競争上、むしろ不利になるかららしい」としている。
<コメント>
非常に興味深い研究です。
インフルエンザワクチンの予約の時期になりました。
診察の際に「両方打った方がいいですか」とよく聞かれます。
これからは、「季節性インフルエンザワクチンをまず打って、新型インフルエンザワクチンを接種する機会があれば是非積極的に打つようにして下さい」と答えるようにします。


#インフル脳症、こんな行動に注意 厚労省が新指針
asahi.com 2009年9月4日
■通常のインフルエンザでは、脳症は年間100~200人が発症し、うち9%が死亡すると推計されている。
命は助かっても脳の障害が残ることもある。
新型での脳症発症率はまだ分かっていないが、研究班によるとすでに全国で少なくとも10人が発症している。
秋以降の流行拡大で急増する懸念がある。
ガイドラインは「父を『お姉ちゃん』という」「話そうとするが言葉が出ない」「理由もなく『こわい!』と叫ぶ」など、脳症の早期診断に重要な異常行動の実例を多数挙げた。
■インフルエンザによる異常行動の例
・高いところから飛び降りようとする
・夜間に包丁を持って家族を襲おうとする
・居るはずがない家族、友人、知人がいると言う
・大声で叫んだり、奇声をあげたりする
・知っている単語を意味なく繰り返す
・突然、歌をうたう
・舌を何度も出すなど、無意味な動きをする
・理由もなく笑う、泣く、叫ぶ、怒る、暴れる
・視点が定まらず、喜怒哀楽の表情がない
・何でも口に入れてしまう
厚労省研究班のガイドラインから)


<番外編>
#ペコちゃん盗、仲間を指名手配 和歌山
和歌山市不二家の店舗から「ペコちゃん人形」を盗んだとして暴力団幹部が逮捕された事件で、○○署が窃盗の共犯の疑いで知人の男(37)を指名手配していたことが2日、同署への取材で分かった。
2人の容疑はことし2月12日午後3時半ごろ、同市○○の不二家○○店に侵入。
店員のすきを狙って店内のペコちゃん人形を抱きかかえて持ち出し、盗んだ疑い。
車で逃走した。

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不二家の店舗から盗まれ大阪のリサイクルショップで売られていたペコちゃん人形=2日午前、○○署
<コメント>
朝日新聞 2009.9.8の「天声人語」にもとりあげられていました。
■ペコちゃんを抱えて車に走る中年男は、絵にならないばかりかうら悲しい。
■ネット上での20万円の値がつくそうだ。
■約60年前に生まれた永遠の6歳。