減塩 その2



<番外編>
#ヒラメ・カレイ、目の偏りは脳のねじれから
■「左ヒラメに右カレイ」という目の偏りは、脳のねじれから始まることを、鈴木徹・東北大農学研究科教授(魚類発生学)らが突き止めた。

■ねじれる方向を制御する遺伝子も特定した。
人工飼育では目の位置が本来と逆になることも多く、養殖技術を改良する手がかりにもなりそうだ。

■ヒラメとカレイは、誕生時は左右対称の形だが、20~40日後に目がそれぞれ左と右に偏り始め、体色も目のある側だけが黒っぽくなる。

■鈴木教授らは、右目と左脳、左目と右脳をつなぐ視神経のX形の交差部で脳のわずかなゆがみが最初に生じることを発見。
そこから脳全体のねじれが進み、目の位置も片方にずれていくことを確認した。

■さらに、人の心臓が左側に形成される際にも働く内臓の位置決定遺伝子「pitx2」が、ヒラメやカレイでは誕生前だけでなく稚魚の段階でも再び働き、脳のねじれを調節することがわかった。
遺伝子操作でカレイのpitx2の働きを妨げると、目が左に偏ったり左右対称になったりした。

■人工飼育したカレイでは、目の位置が逆のものが20~30%を占めることもある。
鈴木教授は「稚魚の生育環境の違いがpitx2の働きを抑えるのではないか」と話している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100118-00000767-yom-sci
出典 読売新聞 2010.1.18
版権 読売新聞社
<コメント>
ヒラメとカレイは味が違います。
これをどのように説明するのでそうか。