トランス脂肪酸については、今までにも数回とりあげました。
トランス脂肪酸
http://blogs.yahoo.co.jp/ewsnoopy/archive/2009/11/26
トランス脂肪酸
http://blogs.yahoo.co.jp/ewsnoopy/archive/2008/11/16
トランス脂肪酸って
http://blogs.yahoo.co.jp/ewsnoopy/archive/2007/10/31
トランス脂肪酸の表示義務化検討
http://blogs.yahoo.co.jp/ewsnoopy/archive/2010/03/12
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トランス脂肪酸
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トランス脂肪酸って
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トランス脂肪酸の表示義務化検討
http://blogs.yahoo.co.jp/ewsnoopy/archive/2010/03/12
昨日の新聞に、「甘党の多い女性は特に過剰摂取になりやすいから気をつけましょう」という主旨の記事が載っていました。
トランス脂肪酸、女性は過摂取 お菓子の食べすぎ原因?
3割以上が過剰摂取マーガリンやショートニングといった油脂に含まれ、心臓病との関係が指摘されるトランス脂肪酸の摂取量を探る日本で初めての本格調査の結果がまとまった。
世界保健機関(WHO)と国連食糧農業機関(FAO)がすすめる「1日にとる総カロリーの1%未満」という目安を超えて摂取していた人が、30~40代の女性で3割を超えた。
疑われるのは「お菓子」だ。
トランス脂肪酸は植物油を加工した油や、それを使ったビスケットやケーキ、ファストフードなどに含まれる。
たくさんとると血中の悪玉(LDL)コレステロールを増やし、善玉(HDL)コレステロールを減らして、心筋梗塞(こうそく)のリスクが上がるとされる。
たくさんとると血中の悪玉(LDL)コレステロールを増やし、善玉(HDL)コレステロールを減らして、心筋梗塞(こうそく)のリスクが上がるとされる。
東京大など8大学のグループが調べた。
526の食品ごとに、含まれるトランス脂肪酸の量を国内外のデータを使って検討したほか、国内4地域に住む30~60代の男女225人に、季節ごとに4日間ずつ計16日間、食事の内容を詳しく記録してもらい、摂取量を算出した。
526の食品ごとに、含まれるトランス脂肪酸の量を国内外のデータを使って検討したほか、国内4地域に住む30~60代の男女225人に、季節ごとに4日間ずつ計16日間、食事の内容を詳しく記録してもらい、摂取量を算出した。
1日の平均摂取量は男女とも1.7グラム、総カロリーに占める割合はそれぞれ0.7%、0.8%。
WHOなどの推奨の範囲内に収まった。
30代の女性では2.1グラム(総カロリーの1%)、40代女性で1.9グラム(同0.9%)。
だが、両世代の女性の中に、1%以上の人がそれぞれ33%、38%いた。
WHOなどの推奨の範囲内に収まった。
30代の女性では2.1グラム(総カロリーの1%)、40代女性で1.9グラム(同0.9%)。
だが、両世代の女性の中に、1%以上の人がそれぞれ33%、38%いた。
トランス脂肪酸の多い食品は、LDLコレステロールを増やす飽和脂肪酸も多かったり、高カロリーだったりする例が少なくない。
調査の中心だった佐々木敏・東大教授(予防医学)は「トランス脂肪酸だけをなくそうとするより、食生活全体の見直しを考えた方がいい」と話す。
調査の中心だった佐々木敏・東大教授(予防医学)は「トランス脂肪酸だけをなくそうとするより、食生活全体の見直しを考えた方がいい」と話す。
<番外編>
特にがんで死亡するリスクが高くなった。
体重が5キロ以上増えた場合も死亡リスクが3割前後増えた。
中年以降の体重減、死亡リスク4~7割高く
厚生労働省研究班(主任研究者=津金昌一郎・国立がんセンター予防研究部長)は23日、中年以降に体重が5キロ以上減ると、変わらなかった人と比べて死亡リスクが男性で約4割、女性で7割高まるという疫学調査結果を発表した。特にがんで死亡するリスクが高くなった。
体重が5キロ以上増えた場合も死亡リスクが3割前後増えた。
研究班の南里明子・国立国際医療センター研究所研究員は「中年以降は体重の変動を一定の範囲内に抑えるのが好ましいことを示唆している」と話している。
がんや循環器疾患の既往歴のない40~69歳の男女約8万人を調べた。
調査開始時点で体重を調べ、5年後に再び体重を測定。
この間の体重変化で男女別に
(1)大幅減少(5キロ以上)
(2)小幅減少(2.5~4.9キロ)
(3)変動せず(2.4キロ以内の変化)
(4)小幅増加(2.5~4.9キロ)
(5)大幅増加(5キロ以上)
の5グループに分けた。
調査開始時点で体重を調べ、5年後に再び体重を測定。
この間の体重変化で男女別に
(1)大幅減少(5キロ以上)
(2)小幅減少(2.5~4.9キロ)
(3)変動せず(2.4キロ以内の変化)
(4)小幅増加(2.5~4.9キロ)
(5)大幅増加(5キロ以上)
の5グループに分けた。
2回目の体重測定後の約9年間を追跡。期間中に4232人が死亡した。
体重変化と死亡リスクとの関係を調べると、「変動せず」と比べ「大幅増」の死亡リスクは男性で1.29倍、女性で1.31倍。
「大幅減」は男性で1.43倍、女性で1.7倍と、より死亡リスクが高くなった。体重が減った理由は調べていないため、ダイエットで意図的に減らした場合と自然減の場合の影響の違いは区別できないという。
体重変化と死亡リスクとの関係を調べると、「変動せず」と比べ「大幅増」の死亡リスクは男性で1.29倍、女性で1.31倍。
「大幅減」は男性で1.43倍、女性で1.7倍と、より死亡リスクが高くなった。体重が減った理由は調べていないため、ダイエットで意図的に減らした場合と自然減の場合の影響の違いは区別できないという。
死因別に分析すると、体重大幅減だとがん死亡リスクが男性で1.53倍、女性で1.45倍になった。
また女性の体重大幅増グループは、循環器疾患の死亡リスクが1.93倍だった。
また女性の体重大幅増グループは、循環器疾患の死亡リスクが1.93倍だった。
読んでいただいて有難うございます。
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