体にまったく負担がかからない方法でがんの発見が出来るという技術が開発されたということです。
安価で簡便に検査できる機器の開発されれば一気に普及する可能性があります。
しかし実用化されても、保険適応にはならないかも知れません。
安価で簡便に検査できる機器の開発されれば一気に普及する可能性があります。
しかし実用化されても、保険適応にはならないかも知れません。
研究の対象となったのは、口腔がん、乳がん、膵臓がんの3種類。
このうち口腔がんや膵臓がんは、初期段階では無症状であることが多く、発見時にはすでに進行していることが多い。なかでも膵臓がんは臓器の場所が原因となり発見が難しい。
早期診断が難しいがんを、患者の負担が少ない検査で発見する新たなバイオマーカーをみつけだし、診断法を実用化することが期待されている。
病気を診断する指標となる物質であるバイオマーカーの研究が世界中で行われている。
血液や尿に比べ、唾液の検査は採取が簡便で負担が少ないという利点がある。
このうち口腔がんや膵臓がんは、初期段階では無症状であることが多く、発見時にはすでに進行していることが多い。なかでも膵臓がんは臓器の場所が原因となり発見が難しい。
早期診断が難しいがんを、患者の負担が少ない検査で発見する新たなバイオマーカーをみつけだし、診断法を実用化することが期待されている。
病気を診断する指標となる物質であるバイオマーカーの研究が世界中で行われている。
血液や尿に比べ、唾液の検査は採取が簡便で負担が少ないという利点がある。
唾液を分析し膵臓がんの99%を発見
この研究は、慶応大学先端生命科学研究所の杉本昌弘氏、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)のDavid T. Wong氏らが共同で行ったもので、6月にアムステルダムで開催されたメタボローム国際学会で発表された。
研究チームは、11~87歳の215人分の唾液を調べた。
健康な人、膵臓がん患者、乳がん患者、口腔がん患者、歯周病患者の唾液を採取し、唾液中の約500種類の物質から、健康な人と3種類のがんの人で濃度に大きな差がある54の物質を特定した。
毛細管内で物質に電圧をかけ分子の大きさにより分離する新しい分析技術である「キャピラリー電気泳動-質量分析計」を用いて解析した。
この分析計は慶応大学の曽我朋義教授らが開発したもの。
その結果、54物質を分析することで、口腔がんで80%、乳がんで95%、膵臓がんで99%と、高精度で見分けられることが分かった。
杉本氏らは「唾液によるがん診断への第一歩が確立できた。唾液には体のさまざまな健康状態が反映される。血液や尿に比べ低コストで、患者の体への負担も少ない。心疾患、免疫疾患などの病気を含めた分析を進め、実用化に近づけたい」と述べている。
この研究は、慶応大学先端生命科学研究所の杉本昌弘氏、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)のDavid T. Wong氏らが共同で行ったもので、6月にアムステルダムで開催されたメタボローム国際学会で発表された。
研究チームは、11~87歳の215人分の唾液を調べた。
健康な人、膵臓がん患者、乳がん患者、口腔がん患者、歯周病患者の唾液を採取し、唾液中の約500種類の物質から、健康な人と3種類のがんの人で濃度に大きな差がある54の物質を特定した。
毛細管内で物質に電圧をかけ分子の大きさにより分離する新しい分析技術である「キャピラリー電気泳動-質量分析計」を用いて解析した。
この分析計は慶応大学の曽我朋義教授らが開発したもの。
その結果、54物質を分析することで、口腔がんで80%、乳がんで95%、膵臓がんで99%と、高精度で見分けられることが分かった。
杉本氏らは「唾液によるがん診断への第一歩が確立できた。唾液には体のさまざまな健康状態が反映される。血液や尿に比べ低コストで、患者の体への負担も少ない。心疾患、免疫疾患などの病気を含めた分析を進め、実用化に近づけたい」と述べている。
プレスリリース 慶應義塾大学先端生命科学研究所 唾液検査でがんを発見する新技術を開発
http://www.keio.ac.jp/ja/press_release/2010/kr7a4300000335kj-att/100628_1_1.pdf
(専門的な内容になっています)
http://www.keio.ac.jp/ja/press_release/2010/kr7a4300000335kj-att/100628_1_1.pdf
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<番外編>
胴上げで落とし死亡、同僚3人に罰金10万円
滋賀県栗東市の運送会社に勤めていた男性(当時60歳)が2007年11月、定年退職の送別会で胴上げされて床に落ち、約10か月後に死亡した事故で、大津区検は6日、30~40歳代の当時の同僚3人を過失致死罪で略式起訴したと発表した。
胴上げで落とし死亡、同僚3人に罰金10万円
滋賀県栗東市の運送会社に勤めていた男性(当時60歳)が2007年11月、定年退職の送別会で胴上げされて床に落ち、約10か月後に死亡した事故で、大津区検は6日、30~40歳代の当時の同僚3人を過失致死罪で略式起訴したと発表した。
大津簡裁はそれぞれ罰金10万円の略式命令を出した。
起訴状によると、3人は07年11月18日夜、同県草津市の宴会場で、酔って男性を胴上げし、体を受け止めずに床に落とし、首に大けがを負わせて08年9月に死亡させた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100706-00001159-yom-soci
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<私的コメント>
こういった「胴上げ」の記事を読むたびに思い出すことがあります。
当院に時々来院される方が、披露宴の後の新婚旅行の向かうための新幹線ホームでの胴上げで骨折してしまったことがありました。
新婚旅行は可哀相なことに、いきなりキャンセル。
後遺症もいまだにあるようです。
胴上げはよくありません。
プロ野球も自粛すべきです。
欧米では胴上げなんてするのでしょうか。
こういった「胴上げ」の記事を読むたびに思い出すことがあります。
当院に時々来院される方が、披露宴の後の新婚旅行の向かうための新幹線ホームでの胴上げで骨折してしまったことがありました。
新婚旅行は可哀相なことに、いきなりキャンセル。
後遺症もいまだにあるようです。
胴上げはよくありません。
プロ野球も自粛すべきです。
欧米では胴上げなんてするのでしょうか。
<自遊時間>
南アフリカ・サッカーW杯の準決勝オランダ対ウルグアイ。
さすがに深夜だったため見ませんでした。
今朝のニュースで知ったのですが、オランダが辛勝(3対2)でしたね。
オランダは決勝トーナメントでブラジルにも2対1で勝っています。
このオランダに日本は予選で0対1でした。
しかもGKがクリアできそうなシュートによる1点でした。
日本も随分自信がついたのではないでしょうか。
(岡田監督のベスト4も意外とホラではなかった。この点も再評価されているのではないでしょうか。)
南アフリカ・サッカーW杯の準決勝オランダ対ウルグアイ。
さすがに深夜だったため見ませんでした。
今朝のニュースで知ったのですが、オランダが辛勝(3対2)でしたね。
オランダは決勝トーナメントでブラジルにも2対1で勝っています。
このオランダに日本は予選で0対1でした。
しかもGKがクリアできそうなシュートによる1点でした。
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読んでいただいて有難うございます。
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