美と健康の宝箱 ナッツ

5月30日朝、NHKの「あさイチ」で健康食品として「アーモンド」がとりあげられました。
当院の患者さんの反響も大きかったみたいで、当日は血行の話題が出ました。
専門家ゲストの慶應義塾大学医学部・井上浩義医学部教授(50歳)のお肌がツルツル、すべすべだったので余計に説得力がありました。
前日の民放でもAGEがとりあげられており、今や完全にアンチエイジングのブームの様相を呈しています。

血管・骨・肌・内臓を早く老化させる犯人が判明!
http://blogs.yahoo.co.jp/ewsnoopy/39762753.html

放送当日の夕方に来院された患者さんの話では店舗からアーモンドが消えていたとのこと。
翌日、我が家の奥さんが「売ってたわよ」としこたま買い込んで来ました。
出来れば無塩の素焼きアーモンドがよかったのですが、買って来たのは「塩付き」。
お酒のおつまみにもなるし、まあいいか。

* * *

今、美容や健康を気づかう女性に人気の「ナッツ」。
アーモンドを食べると老化の指標となる数値が減るという最新の研究や、アーモンドを気軽に料理の中でとれるウラ技、くるみをダイエットに役立てる方法などを紹介しました。

※アーモンドなどのナッツを食べると、アレルギー症状が出る方がいます。
不安のある方は、最初は、一粒だけ食べてようすを見るなど、ご注意ください。

※1日に、くるみやアーモンドを食べる適量は、無塩の素焼きのもので、あわせて片手に軽く一杯程度です。
くれぐれも食べ過ぎにはご注意ください。

※ナッツには、食物繊維が豊富に含まれています。
そのため、食べ過ぎるとお腹の調子が悪くなる可能性がありますので、ご注意ください。

ナッツの正体は?
アーモンドやくるみ、ピスタチオなど、ナッツ類は種の中の「仁」。
仁の部分を私たちは食べています。
「仁」は、芽を出してみずから光合成ができるようになるための栄養分をため込んでいる部分です。
だからさまざまなな栄養がぎゅっと凝縮しているんです。

“糖化”を抑えるアーモンド
“糖化”とは、体内の糖がタンパク質と結びつくことによってAGEという老化物質に変わること。
AGEは、皮膚の「しわ」や「たるみ」の原因になるなど、体の老化と大きく関係しています。
アーモンドには、“糖化”を抑える働きがあり、その結果、体の中のAGE値が減るのです。

※現段階で、糖化を抑える効果があるかどうかの研究はアーモンドのみで行われています。
他のナッツではまだ研究が進んでいないため、その効果は不明です。

アーモンドはいつどのくらい食べると効果的?
慶應義塾大学の井上教授の研究によると、1日25グラム、25粒程度(アーモンドはおよそ1粒1グラムです。)を毎食後にわけて食べるのがおすすめです。
目安は、“片手に軽く一杯”です。
「無塩」「素焼き」のものがおすすめです。

【アーモンドのとり方】
・1日25グラム
・毎食にわけて
・無塩で素焼き

※スライスアーモンドやアーモンドプードルでも同様の効果が得られるそうです。

万能アーモンドダレのレシピ(料理研究家 長谷川智永子さん監修)


アーモンドで便秘改善!
アーモンドには、ごぼうの2倍、さつまいもの4倍の食物繊維が含まれています。
食物繊維で便のかさが増し、脂肪分で便をなめらかにして排出しやすくなります。

※便秘のタイプによっては、食物繊維によって、より便秘が悪化する方もいるのでご注意ください。

くるみの産地・長野県東御市で食べられている“くるみみそ”のレシピ


くるみがゆのレシピ(朝鮮料理家 ジョン・キョンファさん監修)


出典
NHKあさイチ 2012.5.30放送 「イチおし 美と健康の宝箱 ナッツ」
http://www.nhk.or.jp/asaichi/2012/05/30/01.html
版権 日本放送協会



わたしも23粒のアーモンドで
http://www.californiaalmond.jp/



<自遊時間>
すでにご存知のように尾崎紀世彦さんが逝去されました。
大人の歌を唱える数少ない歌手だっただけに非常に惜しまれます。
ご冥福をお祈りします。




読んでいただいて有り難うございます。
コメントをお待ちしています。

他に
井蛙内科開業医/診療録(4)
http://wellfrog4.exblog.jp/
(H21.10.16~)
井蛙内科開業医/診療録(3)
http://wellfrog3.exblog.jp/
(H20.12.11~)
井蛙内科開業医/診療録(2)
http://wellfrog2.exblog.jp/
(H20.5.22~)
井蛙内科開業医/診療録 
http://wellfrog.exblog.jp/
(H19.8.3~)
(いずれも内科専門医向けのブログ)
「井蛙」内科メモ帖
http://harrison-cecil.blog.so-net.ne.jp/
http://harrison-cecil-lobe.blog.so-net.ne.jp/
(「井蛙内科開業医/診療録」の補遺版)
葦の髄から循環器の世界をのぞく
http://blog.m3.com/reed/
(循環器専門医向けのブログ)
「葦の髄」メモ帖
http://yaplog.jp/hurst/
(「葦の髄から循環器の世界をのぞく」の補遺版)
があります。