6月3日朝、NHKの「あさイチ」では「めまい」がとりあげられました。
NHKらしからぬ朝から賑やか(騒がしい?)番組です。
しかし、こういった健康特集をあとで「まとめ」を見てみると短い時間で「盛り沢山」な内容に感心してしまいます。
復習が大切であることを改めて思い知ります。
NHKらしからぬ朝から賑やか(騒がしい?)番組です。
しかし、こういった健康特集をあとで「まとめ」を見てみると短い時間で「盛り沢山」な内容に感心してしまいます。
復習が大切であることを改めて思い知ります。
天気が変わりやすく気圧の変化が激しい、梅雨の時期。
「めまい」を感じる方も多いのではないでしょうか。
ひどい場合は起き上がれないほど強いめまいとなったり、吐き気や頭痛を伴う場合もあり、日常生活に大きく影響します。
めまいを訴える人の多くは、更年期前後の女性。
2010年に厚生労働省が行った調査では、40代女性の3人に1人は、めまいの症状を自覚していました。
しかし、「いつものことだから」「どうせ治らないから」「更年期の症状だから」と、治療をしないまま、悩まされている人も少なくありません。
めまいの正体と原因を見極めれば、多くの場合症状の緩和や治療ができます。
「めまい」を感じる方も多いのではないでしょうか。
ひどい場合は起き上がれないほど強いめまいとなったり、吐き気や頭痛を伴う場合もあり、日常生活に大きく影響します。
めまいを訴える人の多くは、更年期前後の女性。
2010年に厚生労働省が行った調査では、40代女性の3人に1人は、めまいの症状を自覚していました。
しかし、「いつものことだから」「どうせ治らないから」「更年期の症状だから」と、治療をしないまま、悩まされている人も少なくありません。
めまいの正体と原因を見極めれば、多くの場合症状の緩和や治療ができます。
その正体は「起立性低血圧」という症状。
寝ている状態から立ち上がった時、血圧が20以上下がってしまうことで立ちくらみをおこしているのです。
寝ている状態から立ち上がった時、血圧が20以上下がってしまうことで立ちくらみをおこしているのです。
人間は、寝た状態から立ち上がると、重力で血液は下へ下がろうとします。
そうならないよう、立ち上がると同時に自律神経が働いて末しょうの血管を収縮させ、血液を頭部まで滞りなく循環させます。
しかし、自律神経が不安定な人は、その働きが鈍いため、血管を収縮させる指示が遅くなり、次第に頭から血液が下がっていってしまいます。
これによって意識が薄れ、立ちくらみをおこしているのです。ひどくなると、失神する場合もあります。
この「クラッとめまい」は、ちょっとした生活習慣の改善を行うことで、多くの場合は自分で防ぐことができます。
そうならないよう、立ち上がると同時に自律神経が働いて末しょうの血管を収縮させ、血液を頭部まで滞りなく循環させます。
しかし、自律神経が不安定な人は、その働きが鈍いため、血管を収縮させる指示が遅くなり、次第に頭から血液が下がっていってしまいます。
これによって意識が薄れ、立ちくらみをおこしているのです。ひどくなると、失神する場合もあります。
この「クラッとめまい」は、ちょっとした生活習慣の改善を行うことで、多くの場合は自分で防ぐことができます。
「クラッとめまい」の対策
・朝、起きる時
急に立ち上がらず、ゆっくり時間をかけて起き上がる。水を一杯飲んでから起き上がるのもよい。
・朝、起きる時
急に立ち上がらず、ゆっくり時間をかけて起き上がる。水を一杯飲んでから起き上がるのもよい。
・長時間立っている時
むくみ予防の、脚を適度にしめつけるソックスをはく。(※ただし血圧が高い人は医師に相談のうえ使用してください。)
立ち仕事の最中は時々足首を動かす。
むくみ予防の、脚を適度にしめつけるソックスをはく。(※ただし血圧が高い人は医師に相談のうえ使用してください。)
立ち仕事の最中は時々足首を動かす。
以下の二つは、起立性低血圧と同様な症状を起こす要因と対策
・風呂
熱い湯に長く入ることで血圧が下がり、頭に十分な血液が行き渡らなくなる。
<対策>
クラッとしがちな人は、ぬるめの湯で半身浴がオススメ。その場合もあまり長時間にならないようにする。浴槽から上がるときは、ゆっくりと立ち上がる。
・風呂
熱い湯に長く入ることで血圧が下がり、頭に十分な血液が行き渡らなくなる。
<対策>
クラッとしがちな人は、ぬるめの湯で半身浴がオススメ。その場合もあまり長時間にならないようにする。浴槽から上がるときは、ゆっくりと立ち上がる。
・食事
食事をすると血液が消化器に集中し、頭に十分な血液が行き渡らなくなる。
<対策>
空腹な状態で一気にたくさん食べない。食後に、コーヒーや緑茶、紅茶などカフェインの入った飲料を飲むことで自律神経が刺激され、末端の血管が収縮する。
食事をすると血液が消化器に集中し、頭に十分な血液が行き渡らなくなる。
<対策>
空腹な状態で一気にたくさん食べない。食後に、コーヒーや緑茶、紅茶などカフェインの入った飲料を飲むことで自律神経が刺激され、末端の血管が収縮する。
「グルグルめまい」は更年期に注意
めまいの中でも一番激しいのが「グルグルめまい」。30秒~1分くらいで収まるものの、目の前の景色が回転しているように見え、ひどい時は吐き気を伴ったりします。
耳に原因のあるめまいに詳しい耳鼻科の肥塚先生に伺いました。
「グルグルめまい」で一番多いのが、「良性発作性頭位めまい症」。
原因は、耳の中にある「三半規管」と呼ばれる平衡感覚をつかさどる器官の中に、「耳石」と呼ばれる炭酸カルシウムの粒が入り込み、引きおこされる病気です。
この病気にかかりやすいのは更年期の女性です。
閉経後の女性は、女性ホルモンの低下によりカルシウム不足になり耳石がはがれやすくなります。
治療方法は、頭を動かし、三半規管に入った耳石を元の場所に戻すというもの。
5分くらいの治療で7割の人に改善や症状が無くなるという効果があります。
原因は、耳の中にある「三半規管」と呼ばれる平衡感覚をつかさどる器官の中に、「耳石」と呼ばれる炭酸カルシウムの粒が入り込み、引きおこされる病気です。
この病気にかかりやすいのは更年期の女性です。
閉経後の女性は、女性ホルモンの低下によりカルシウム不足になり耳石がはがれやすくなります。
治療方法は、頭を動かし、三半規管に入った耳石を元の場所に戻すというもの。
5分くらいの治療で7割の人に改善や症状が無くなるという効果があります。
三半規管に入ってしまった耳石が、くっついて大きくなるとグルグルめまいを感じます。
日頃から運動をし頭を良く動かすことで、発症を予防することができます。
日頃から運動をし頭を良く動かすことで、発症を予防することができます。
右を向いて、10秒数える
まっすぐ上を向いて、10秒数える
左を向いて、10秒数える
・これを10回繰り返します。まっすぐ上を向いて、10秒数える
左を向いて、10秒数える
・できれば、朝起きた時や、夜寝るときなど、1日2回行います。
※首が悪い人などは、無理に行わないで下さい。
また、「グルグルめまい」は、他の病気が隠されているケースもあります。めまいの症状とともに発症する症状で、ある程度見分けることができます。
その他にも、難治性のめまいをリハビリで治す取り組みもご紹介しました。
「フワフワめまい」はわかりにくい!
めまいの中でも見逃しやすい「フワフワめまい」。その特長は、雲の上を歩いているような感じがする浮動性のめまいで、長時間繰り返して続くことが多い。
首こりや肩こりなどの症状を伴う場合もすくなくありません。
心療内科の村上先生に伺いました。
「フワフワめまい」を発症する、ストレス性めまいの治療は、体の症状としてあらわれる内耳のむくみを取る薬だけでなく、体や心の緊張を和らげる薬や、ストレスを発散させるための生活指導などを合わせて行います。
自律神経を安定化するのに効果がある呼吸方法
呼吸方法
・イスにリラックスして座り、行います。
呼吸方法
・イスにリラックスして座り、行います。
1. 両手の手のひらを上向きにして重ね、親指同士をくっつけた状態でももの上に置き、目を閉じます。
(手は、座禅の時にとる手のポーズと同じような感じ)
2. 鼻から息をゆっくりと大きく吐き出します。
(10秒くらいかけて)その時、おなかにある空気を全て吐き出すように、意識してへこませます。
3. 口から息を吸います。(3秒くらいかけて)この時もおなかを意識して膨らませます。・これを1分間繰り返します。
・できれば、朝、夜の1日2回行います。
・できれば、朝、夜の1日2回行います。
(指導:岐阜医療科学大学 学長 間野忠明先生)
読んでいただいて有り難うございます。
コメントをお待ちしています。
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井蛙内科開業医/診療録(4)
http://wellfrog4.exblog.jp/
(H21.10.16~)
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(H20.5.22~)
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(いずれも内科専門医向けのブログ)
「井蛙」内科メモ帖
http://harrison-cecil.blog.so-net.ne.jp/
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(「井蛙内科開業医/診療録」の補遺版)
葦の髄から循環器の世界をのぞく
http://blog.m3.com/reed/
(循環器専門医向けのブログ)
「葦の髄」メモ帖
http://yaplog.jp/hurst/
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があります。
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