甲状腺機能低下症 ~ むくみ

一般的にむくみは、水分が重力でむくむが、体の不調の元凶となる場合もある。
以下は、危険なむくみの見分け方。

恐怖のむくみモドキ
むくみモドキ見の分け方の大ヒントは声のしわがれや低くなった声。
むくみモドキの判定として、向こうずねを5秒強く親指で押す。
一般的なむくみであれば、へこみが跡となって残ったままになるが、むくみモドキの場合は、へこみが残らない。
危険なむくみの中に潜むものは、ヒアルロン酸
ヒアルロン酸は細胞が作っているもので、細胞の隙間を埋め、細胞を守るものだ。
むくみモドキはヒアルロン酸がたまりすぎている状態。
むくみは脚だけでなく、顔や手にも発生する。
顔の場合は、まぶたがむくむのが特徴。 
こういったむくみモドキの場合は、立ち仕事や時間帯に関係なくむくむのも特徴。


甲状腺の衰えが体の不調を引き起こすワケ
甲状腺は、甲状腺ホルモンをつくり、細胞を活発にさせる働きがあり、細胞はヒアルロン酸を作る。
細胞は、分解酵素もつくりだし、古いヒアルロン酸を分解酵素によって溶かしている。
甲状腺ホルモンが不足すると、分解酵素の働きが弱ってしまう。
古いヒアルロン酸がたまり、内蔵のむくみにつながる。

甲状腺の機能低下が劇的改善
へこまないむくみは甲状腺低下症を疑ったほうが良い。
甲状腺低下症になると、うつ状態になり物覚えが悪くなる場合がある。
甲状腺の機能低下が招く意外な症状として、冷えがひどくなる、急な抜け毛もある。
まゆげの外半分が抜けやすくなるのも特徴。
また、発汗が減少し、肌がかさかさになり、頑固な便秘になる。
こういった症状があれば医療機関を受診する。
少なくなった甲状腺ホルモンを補充する薬を飲むとむくみだけでなく、これまで悩んできたいやな症状を
すっきり解消することも可能となる。

まとめ
甲状腺の機能低下の症状
「むくみモドキ」
「冷え」
「抜け毛」
「便秘」
「関節痛」
疲労
うつ状態
「小食なのに太る」
        など

出典
ためしてガッテン 「脚のむくみがサイン!潜むホルモンの大乱調」
http://www9.nhk.or.jp/gatten/archives/P20150603.html