この結膜とは、白眼の表面を覆う膜のこと。
まぶたの奥で折り返し、まぶたの裏側につながっている。
まぶたの奥で折り返し、まぶたの裏側につながっている。
結膜の中には無数の血管が走っている。細い血管なので普段は見えないが、目が疲れたときなどには、血流量を増やして疲労回復を進めるべく、血管が太くなる。
すると、白眼の中の血管が、肉眼でもくっきり見えるようになる。
これが結膜充血だ。
すると、白眼の中の血管が、肉眼でもくっきり見えるようになる。
これが結膜充血だ。
血管が太くなる原因は、疲れ目以外にもある。
病気のサインのこともあるので注意が必要だ。
病気のサインのこともあるので注意が必要だ。
(1)では、ウイルス性結膜炎に感染して充血に至るケースが多い。
いわゆる“はやり目”と呼ばれる感染症で、プールで移りやすい夏の病気と思われがちだが、実際は1年中見られる。
この病気は感染力が強く、子供から高齢者まで、誰にでも起きる。
目やにや目のかゆみ、痛みなどを伴うことが多い。
いわゆる“はやり目”と呼ばれる感染症で、プールで移りやすい夏の病気と思われがちだが、実際は1年中見られる。
この病気は感染力が強く、子供から高齢者まで、誰にでも起きる。
目やにや目のかゆみ、痛みなどを伴うことが多い。
この2つのケースでは、目の「炎症反応」によって充血する。
花粉症と細菌感染の混同に注意
ウイルス性結膜炎の場合、細菌感染による重症化を防ぐなど、アレルギーとは違う治療が必要となる。
また人に移さないために、「学校や職場に行かない」「タオルなどを家族と分ける」といった対応も重要。
ウイルス性結膜炎の場合、細菌感染による重症化を防ぐなど、アレルギーとは違う治療が必要となる。
また人に移さないために、「学校や職場に行かない」「タオルなどを家族と分ける」といった対応も重要。
また、強膜炎やぶどう膜炎といったより深刻な病気でも、素人目には結膜炎と区別しにくい充血が起きることがある。
この場合はたいてい、目の痛みや視野全体がかすむなど、充血以外の症状が強く出るので、そんなときはすぐに専門医を受診しよう。
この場合はたいてい、目の痛みや視野全体がかすむなど、充血以外の症状が強く出るので、そんなときはすぐに専門医を受診しよう。
ドライアイ、老眼も目の充血を起こす
感染でもアレルギーでもない(3)の疲れ目の場合は、単に目を休めればいい…と思うかもしれないが、もう一つ注意した方がいい病気がある。
感染でもアレルギーでもない(3)の疲れ目の場合は、単に目を休めればいい…と思うかもしれないが、もう一つ注意した方がいい病気がある。
それは、ドライアイ。
涙の量が減ったり、涙の成分が劣化するなどの理由で、目の表面が乾きやすくなる病気だ。
目の乾き感や疲労感のほか、充血が起きることも多いので、「最近、どうも目の疲れや充血がひどい」と感じている人は、ドライアイの可能性を考えるべきだ。
特に、コンタクトレンズを使っている人や、パソコン作業などで目を酷使する人は、ドライアイになりやすい。
目の乾き感や疲労感のほか、充血が起きることも多いので、「最近、どうも目の疲れや充血がひどい」と感じている人は、ドライアイの可能性を考えるべきだ。
特に、コンタクトレンズを使っている人や、パソコン作業などで目を酷使する人は、ドライアイになりやすい。
軽いドライアイなら市販の目薬でもある程度は楽になるが、涙腺の働きを改善する処方薬を使えば、もっと改善できる可能性がある。
さらにもう一つ、目の充血を招きやすい見落としがちな原因として、老眼の進行がある。
40歳ぐらいになると、だれでも老眼が進むので、手元の細かいものが徐々に見ずらくなる。そ
れに気づかないまま裸眼で頑張っていると、目が非常に疲れやすい。
れに気づかないまま裸眼で頑張っていると、目が非常に疲れやすい。
そのぐらいの年代に差し掛かった人は、一度メガネ屋さんで、市販の老眼鏡をかけてみるといい。
試してみて、その方が手元が見やすいと感じたなら、目をいたわるために、使い始めることが勧められる。
試してみて、その方が手元が見やすいと感じたなら、目をいたわるために、使い始めることが勧められる。
調整機能が衰えた目にとっては、裸眼で頑張るメリットは一つもない。
この年代に差し掛かった人は一度、だまされたと思って老眼鏡を試してみよう。
慣れれば、実に快適なものだ。
この年代に差し掛かった人は一度、だまされたと思って老眼鏡を試してみよう。
慣れれば、実に快適なものだ。