ホルモン力をつける生活術

ホルモン力を高めるキーワドは「楽食、楽動、楽眠、楽話」だ。
  
例えば、「おなかがすいた」という時間を持つことにより、「グレリン」という物質が胃か
ら分泌される。
グレリンは、細胞のミトコンドリアを増やし強くする。
 
運動すると血の巡りがよくなり、心臓や血管から余計な塩分や水分を体外に排出するホルモ
ンである「ナトリウム利尿ぺプチド」が分泌され、血圧や血糖値が下がる。
 
また、部屋を暗くして十分な睡眠を取ることにより、脳の中央にある松果体から、生体時計
のリズムを調整し活性酸素を除去するメラトニンが効率よく分泌される。
 
さらに「誰かとともに生きている」という実感を持つことにより、オキシトシンと呼ばれる
愛情をつかさどるホルモンが脳下垂体から分泌される。
 
最近の研究では、栄養やスポーツ以外にも、「どきどきする勝負事に挑戦する」「困った問
題は翌朝に持ち越す」「愚痴を思いっきり言ってみる」「週末に自分への『ご褒美』を予定に
入れる」などもホルモンの分泌を促すことがわかってきた。   


ホルモン力をつける生活術 まとめ
楽食
・空腹を感じる
・ワクワクして食べる
・ 規則正しく良べる
・ 夜中は食べない
・ 和食に親しむ
・ ネバネバ食品を取る
 
楽動
・ 運動で血の巡りをよくする
・ 毎日30分くらい歩く
・ 天気の日は必ず一度は外出する
・ ぬるめのお湯につかる

楽眠
・ 同じ時間に寝て起きる
・ 暗くして眠る
・ 昼寝をする
・ 困った問題は翌朝に持ち越す

楽話
・ なるべく多くの人と握手する
・ 愚痴を思いっきり言ってみる
・ ペットをかわいがる
・ 三日坊主を恐れずなんでも挑戦する


出典
朝日新聞・朝刊 2015.6.13