子どもの自殺

子どもの自殺

夏休みなど長期休暇が明ける前後に、子どもの自殺が増加する傾向が、内閣府の調査で裏付けられた。
いじめ対策や子どもの支援に関わってきた人たちは、「子どもの異変に敏感になって」と呼びかけている。

いじめに苦しむ子どもは、学校が始まる日を指折り数えて追い詰められている。
いじめが解消していると期待して登校したが変わらず、その落胆が自殺につながっていると見る。

子どもは親に悩みを話しにくいため、学校の役割が大きい。
先生がいじめに気づいたら、被害者に会って「あなたをこうして守る」と伝え、その子が納得したら、具体的な行動を取るべきだという専門家もいる。

いじめが命に関わるという認識が大切だ。

どうしたら、異変に気づけるのか。
日常からアンテナを立てていないと、子どものSOSに気づきにくい。

起床が遅くなったり、元気がないように見えたりしても、大人は「怠けているだけ」などと見過ごしがちだ。

だが、いじめや勉強の重圧など悩みを抱えている場合もある。
腹痛などの身体症状もあったら要注意。
問いただすのではなく寄り添って気持ちを打ち明けやすいようにしてほしい。

学校は命を削ってまで行くところではない。
本当につらい時はちょっと休むことも考えたほうがいい。


■全国共通の子ども向けの電話相談
 ○24時間子供SOSダイヤル
  0570・0・78310(通話料が必要、保護者も可)

 ○チャイルドライン
0120・99・7777(月~土曜の午後4~9時、通話無料、18歳まで)

出典
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11911272.html
(一部改変)




      
イメージ 1

      長野・白樺湖湖畔 「黄金アカシアの丘」にて  2015.8.14 撮影