動物介在療法

温かみで気持ち穏やか 動物とのふれあい、治療に生かす

温かくてふわふわした触り心地。
つぶらな瞳。
動物とふれあうと心が和むという人は多いのではないだろうか。
動物から元気をもらうため、大勢の人が動物園を訪ねているようだ。
医療の現場でも、動物の持つ力を治療に生かす取り組みが始まっている。

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動物の温かみを感じると穏やかな気持ちになる。
野外の公園で放し飼いになっている動物とふれあうコツは、まずは、動物に慣れること。
触りたい動物がいたら、少し離れたところから観察し、ゆっくりと近づくのがポイントだ。
走ったり、角に追い詰めるように近づいたりすると動物は嫌がる。
エサを食べているときも避けた方がいい。
 
なでるときは、背中やおしりからそっと触れる。
ゆっくりとなでて、動物が慣れてきたようだったら、範囲を広げる。
初めから口の近くに手を出してしまうと、かみつかれてしまうことがあるので注意が必要だ。

<私的コメント>
人間の男女関係みたいですね。

医療の現場でも動物を生かそうという活動が始まっている。
この活動は、「動物介在療法」という。
患者と動物がふれあうことで、リハビリの作業効率や患者の精神的な機能の向上を目指し、医師らがその効果を評価する。
入院のストレス緩和や患者の楽しみにすることを目的にふれあいをする「動物介在活動」をする病院もある。
 
日本臨床獣医学フォーラムは、毎秋の年次大会で市民に向け、高齢者施設や病院、学校への動物を伴った訪問(CAPP活動)などの紹介をしている。
動物が医療に携わる動物介在療法も、日本では世界的な基準で行われている。
こうした活動を多くの人に知ってほしい、と関係者は話す。  
 
日本動物園水族館協会のホームペーージ
http://www.jaza.jp/index.htm1
(同協会に加盟している全国計151の動物園と水族館を検索できる。ふれあいをしているかどうかは、それぞれの動物園のホームページを参考にしたり、問い合わせたい)

出典
朝日新聞・朝刊 2015.12.5(一部改変)


<自遊時間>
 
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我が家のネコちゃんは「ダーウインが来た」が大好きです。