ノルディックウォーク 腰痛持ちのポール歩き

ノルディックウォーク 足腰痛い人の歩き方のコツ 腰痛持ちのポール歩き

ポールは地面に垂直 胸反らす
スキーのストックのような2本のポールを使って歩くノルディックウォークは、関節への負担が少なく、足腰に痛みや不安がある人でも楽しむことができます。
ただ歩き方を間違えると逆効果になることも。コツと注意点を聞きました。

ポールを使った歩き方は色々な形で普及しているが、なかでも足腰が弱い人からスポーツ選手まですそ野が広いのがノルディックウォークだ。
 
ディフェンシブ、スタンダード、アグレッシブと3種類の歩き方がある。
足腰に不安がある人向きなのはディフェンシブで、ポールを地面に対して垂直につくのが特徴。
斜めにつくスタンダードとアグレッシブは負荷が高いので要注意だ。
 
筋力や体力に合った歩き方をしたい。
合わない歩き方はけがのもととなる。
 
ディフェンシブの歩き方の歩き方は・・・。
まっすぐ立ち、あごを上げて少し前方を見るようにして歩き出す。
ポールは4本の指で握り、親指をポールを上から抑えるように持つと歩きやすい。
ポールはつくというよりは、ポールを持った腕を曲げたまま、足の運びに合わせてまっすぐ前に出すイメージで歩くと上手に歩けた。
 
ポールの長さは身長の6割くらいが一つの目安だ。

ポールを地面に垂直についたときに、小指の位置がへそのあたりに来る長さが基本だ。
好みもあるので、まずは歩いて試すといい。
ポールの先端部は丸、平ら、斜めと様々あるがディフェンシブ向きは丸か平ら。
 
歩く前後にアキレス腱やふくらはぎ、股関節や背中、脇腹、そして肩や首のストレッチも忘れずに。
さらに、足腰に痛みがある人は歩行日誌を付けることも大事だ。
歩行日誌には天気、体調、歩数、痛みの場所や程度などを書き込む。つい歩きすぎて悪化させないよう、自分に合った歩数を見つけるのが狙いだ。
 
指導イベントの情報などは全日本ノルディック・ウォーク連盟のホームページなどで入手できる。   

朝日新聞・朝刊 2016.5.7