インフルエンザの話題

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きょうはインフルエンザの話題の紹介です。
いずれも新聞記事からです。

インフルエンザ ワクチンにナノ粒子

医薬基盤研など  免疫反応高める
医薬基盤研究所大阪大学の研究チームは、インフルエンザワクチンの効果を
高める技術を開発した。
インフルエンザの抗原となるたんぱく質にナノサイズの超微粒子を混ぜて投与し、
ウイルスに対する体内の免疫反応を高める。
動物実験などで安全性や有効性をさらに確認し、5年後メドに臨床研究を始める。

現行のインフルエンザワクチンは予防効果に個人差もあり、100%発症を
防げるわけではない。
新技術を活用すれば、仮にインフルエンザにかかっても軽症でおさまる可能性
が高まる。

研究チ-ムは納豆のネバネバ成分のポリγグルタミン酸で直径200ナノ
(ナノは10億分の1)メートルの微粒子を作製、現行ワクチンに混ぜた。

マウスの実験では、現行ワクチンの接種だと死ぬ量のウイルスを投与しても、
混合型を接種しておけば80%が助かった。
感染を防ぐ抗体の値が現行ワクチンの10倍以上で、ウイルスに感染した細胞を
免疫細胞が攻撃するという生体反応も起きていた。
日経新聞・朝刊2007.11.19

ウイルス提供の条件巡り反発

出現が懸念される新型インフルエンザのワクチン開発に使う鳥インフルエンザウイルスで、
インドネシア政府が先進国への提供条件を巡って反発している。
国連のデビッド・ナバロ・インフルエンザ対策上級調整官が来日、「解決に時間がかかる」
との見通しを示した。

インドネシア新型インフルに変異する恐れのあるH5N1型鳥インフル
世界最大の流行国。
同国政府は世界保健機関(WHO)に鳥インフルのウイルスを提供すると、
新型インフルの発生時に先進国の製薬会社が開発した高価なワクチンを、
途上国が十分入手できなくなると懸念。
たびたび提供を中断している。

ナバロ氏は「20日から23日までジュネーブで政府間会議を開いてウイルス共有の
仕組みを議論する。
ただ、この会議は(解決への)プロセスの一部。
すぐ解決するものではない」と語った。
日経新聞・朝刊2007.11.19



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