インフルエンザワクチン

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清水達三 紀ノ川の朝 日本画15号
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ワクチン効果2週間後

研究機関の退職者らでつくるNPO法人バイオメディカルサイエンス研究会(東京)は、
電話による「インフルエンザ市民相談窓口」を5日から開設している。
2003年から毎冬、開設されており、1シーズンに2000件以上の相談が寄せられる。
特に30歳代の女性からの電話が多いという。
「家族の健康を心配して相談してくるようです」と研究会常任理事の山寺静子さんは話す。
流行が始まる前に、予防のための基礎知識をしっかり確認しておきたい。
「予防接種したのに感染したことがある。効果はあるのか?」
「いつ接種すればいいのか」
11~12月はこんな相談が相次ぐ。山寺さんは、「インフルエンザの予防接種は
、基本的には重症化を防ぐのが目的なので、絶対に感染しないわけではありません」
と説明する。
予防接種の効果が出てくるまでには2週間程度かかり、5か月程度は持続する。

「住んでいる地域の流行状況をみながら12月中旬までに接種を済ませるといい。
高齢者は症状が重くなりやすいので、特に接種を勧めたい」
接種した部分が赤くなる、微熱が出る、といった副反応(副作用)についての
問い合わせもある。
「症状は2~3日で消えることがほとんど。
不安な場合は医師に診てもらいましょう」と山寺さんはアドバイスする。
厚生労働省によると、昨年度のインフルエンザの予防接種の推定使用量は約1877万本。
副反応が報告されたのは107人だった。
予防接種との因果関係が否定できない後遺症が残ったのは4人。
予防接種以外にも、予防法はある。
まず、帰宅時の手洗いとうがいを忘れずに。
インフルエンザウイルスは低温・乾燥の環境で、伝染力を保持する。
部屋の温度は20度、湿度は50~60%にしておきたい。
ぬれタオルをハンガーにぶら下げるだけで効果がある。
「十分に睡眠をとり、栄養にも気を付ける。当たり前のことだが、
軽く見ないでぜひ実行してほしい」と山寺さんは話している。
http://www.carenet.com/news/det.php?nws_c=1383
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国立感染症研究所感染症情報センターもホームページ(http://idsc.nih.go.jp/index-j.html)
にQ&Aコーナーを設け、インフルエンザの基礎知識を詳しく紹介している。

<コメント>
当院でもインフルエンザ罹患第1号が12月5日に発生しました。
11月17日で当院でインフルエンザワクチンを接種された20歳台の方で、B型
インフルエンザでした。
症状も強く、その方にはワクチンがまったく効いていないということになります。
ご本人には、申しわけありませんでした。
厚労省は現場の状況をどこまで把握しているのでしょうか。
例年のことですがシーズン終了後に、その有効率については接種するわれわれ
一線の医師には全く知らされません。
すくなくても流行した株を公表してもらえば、そのシーズン有効だったかどうかは
わかります。
ワクチンの株は公表されているわけですから。

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