世界に広がっている新型インフルエンザウイルス(H1N1型)の一部に、人の細胞にくっつきやすくなる原因とみられる変異が見つかったと、河岡義裕東京大医科学研究所教授らのチームが6月14日付の英科学誌ネイチャー(電子版)で発表しました。
この変異が広がると、現在より人に感染しやすくなる可能性があるということです。
この変異は、ウイルスの表面にある「ヘマグルチニン(HA)」と呼ばれるタンパク質で見つかりました。
同じ変異は、アジアなどで人に感染している鳥インフルエンザウイルス(H5N1型)でも報告されていて、従来は結合しにくかった人の細胞にくっつきやすくなる変化に関係しているのではないかと指摘されています。
同じ変異は、アジアなどで人に感染している鳥インフルエンザウイルス(H5N1型)でも報告されていて、従来は結合しにくかった人の細胞にくっつきやすくなる変化に関係しているのではないかと指摘されています。
発表者の河岡教授は「H1N1型は、豚のウイルスが人に感染するようになり、人への適応が進む過程にあるとみられる。この部分の変異を、注意深く監視していく必要がある」と話しています。
さてウイルスの変異。
言葉を聞くだけでも恐ろしいのですが、ウイルスRNAの鋳型からコピーをつくる際のコピーミスが原因です。
何だかユーモラスでもありますが、結果的にはウイルスの生き残りの仕組みでもあり、ウイルスのしたたかさを感じます。
言葉を聞くだけでも恐ろしいのですが、ウイルスRNAの鋳型からコピーをつくる際のコピーミスが原因です。
何だかユーモラスでもありますが、結果的にはウイルスの生き残りの仕組みでもあり、ウイルスのしたたかさを感じます。
昨日の新聞に分かりやすく解説した記事が載っていました。
変異するインフルエンザウイルス
<新聞切り抜き帖>
朝日新聞・2009.7.14 「天声人語」
■あまたの出来事のひと握りが、胸痛の時代体験として歴史に刻まれる。
新聞のコラムに務めらしきものがあるとすれば、年表には縁のない喜怒哀楽をすくい上げることかもしれない。
大ニュースを論じるだけでなく、ささやかでも「値するもの」を書き留めていきたい。
■すでにお気付きの方もあろうが、本日から小欄の左下に日付が添えられている。
切り抜く時に便利なようにと、前々からご要望が多かったものだ。
ではこれが切り抜くに値する内容だったかと、いつもの通りおしまいの行に来て反省しきりである。
朝日新聞・2009.7.14 「天声人語」
■あまたの出来事のひと握りが、胸痛の時代体験として歴史に刻まれる。
新聞のコラムに務めらしきものがあるとすれば、年表には縁のない喜怒哀楽をすくい上げることかもしれない。
大ニュースを論じるだけでなく、ささやかでも「値するもの」を書き留めていきたい。
■すでにお気付きの方もあろうが、本日から小欄の左下に日付が添えられている。
切り抜く時に便利なようにと、前々からご要望が多かったものだ。
ではこれが切り抜くに値する内容だったかと、いつもの通りおしまいの行に来て反省しきりである。
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