がんは予防できる！食生活とがん予防

「科学的な根拠に基づくがん予防」に示されたがん予防法のなかでも、
すぐに実践できるのが食生活です。
きょうはがん予防の食生活についてお話させていただきます。
教材は「NHK きょうの健康」です。

１.食塩は粘膜を傷つける。まず１日に２g減らす工夫を
●食塩をとり過ぎると、胃がんになりやすい
白米を主食とする日本食せは、みそ汁や漬け物などの塩辛いものを好んで
食べる傾向があります。
●目標は「１日１０g以下」
現在、日本人の１日の平均食塩摂取量は約１２gですから、まず約２g減らす
努力をしましょう。

２.野菜と果物をバランスよくとる。１日４００g以上が目標
●野菜や果物を食べて、がんのリスクを減らす
●１日４００g以上の摂取でリスクを下げる
現在、日本人の野菜と果物の１日平均摂取量は約４００gです。
通常の食事をしていれば、十分とれる量です。

３.熱いものは冷ましてから食べ、やけどによる炎症を防ぐ
口の中やのど、食道の粘膜にやけどが起こると、炎症になって
細胞が傷ついてしまいます。そのためにがんになりやすくなります。
特に食道がんは、熱い食べ物や飲み物を口にすると起こりやすくなる
といわれています。
熱いものは、冷ましてから口に入れるようにしましょう。

＜参考資料＞
NHK「きょうの健康」　２００6.９

食生活とがん
http://ganjoho.ncc.go.jp/public/pre_scr/cause/dietarylife.html
（このサイトの最後に食生活と各がんの因果関係が載っています。
アルコールが結構因果関係があるようで食道、胃、乳がんに関係する
ようです。）

塩分の取りすぎは H.ピロリ菌の毒性を増加させて胃ガンのリスクを高める
http://www.rda.co.jp/topics/topics2752.html

がんを予防する食生活のコツ
http://www2.health.ne.jp/library/3000/w3000510.html

食事でがん予防を
http://www.medical-tribune.co.jp/kenkou/200401021.html

食生活パターンと大腸がんとの関連について?―概要―
http://epi.ncc.go.jp/jphc/outcome/26/diet_colon.html

がんを防ぐ食生活１４カ条
http://www.gan-osaka.or.jp/gannituite/food.html

＜自遊時間＞
新聞の一面広告に矢沢永吉の「どアップ」の顔が出ていました。
男性化粧品（ひげ剃り関係？）の広告であまり濃くない髭を生やした
写真です。
「あんた、
男の、
どこらへん？」
というフレーズが出ています。

あまり男らしいとは思っていない私としては、ドキッとしてしまう
フレーズです。

女性の方は、
「あなた、
女の、
どのあたり？」
ということになります。

ドキッとしませんか？

医療専門のブログは別にあります。
井蛙内科開業医/診療録http://wellfrog.exblog.jp/
葦の髄から循環器の世界をのぞくhttp://blog.m3.com/reed/200708