高齢者の筋肉の衰えにはロイシンの摂取が有効

高齢者の筋肉の衰えに効く体操とサプリ

年をとると、骨や関節、筋肉など体を動かす「運動器」が、うまく機能しなくなる人が増えます。
その原因の一つが、加齢とともにみられる筋肉の質と量の低下。
筋肉は運動すれば増やせますが、面倒です。
そこで注目されているのが、サプリメント
最近は、筋肉を効果的に維持し増強できるアミノ酸の種類が分かってきました。

■人の体の約20%は、蛋白質からできている。
蛋白質は、食事から摂取した後、消化酵素の働きでアミノ酸に分解される。
アミノ酸は血中に入ったあとに再度、蛋白質に合成されて筋肉などになる。

■筋肉の合成には必須アミノ酸が欠かせない。
体内では十分につくれないので食事で外から摂取するしかない。
中でも肉類は人体の組成に近いため栄養バランスがいい。

■だが高齢になると、豆腐など植物性蛋白質はとっても、牛や豚など動物性蛋白質は減る。
その結果、筋肉の合成が足りなくなってしまう。

■近年では、必須アミノ酸の一つであるロイシンが、筋肉をつくる先導役となることが分かっている。

■日本老年医学会は運動とともにアミノ酸の摂取を推奨している。
どうしても運動ができない人は、ロイシンなど必須アミノ酸を含んだ製品をとるだけでも良い。

■しかし、サプリメントはあくまで補助。
「美しい姿勢を保ち、首や背筋、前面の太ももなど重力にあらがう「抗重力筋群」を鍛えることが大切。

          
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出典 朝日新聞・朝刊 2014.1.4
版権 朝日新聞社

参考になるサイト
「いきいき健康研究所」
http://report.ajinomoto-kenko.com/
アミノ酸の効用などを詳しく紹介した「味の素」のHP)

「美姿勢エクササイズ」
http://report.ajinomoto-kenko.com/ashikoshi/taisou.html
(記事の中で紹介されている国立スポーツ科学センター・整形外科医の中村格子先生自身がモデルとなって説明しています)



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   http://sochi.headlines.yahoo.co.jp/sochi/hl?a=20140224-00000502-san-spo.view-000
         17日間にわたる雪と氷のスポーツの祭典が閉幕しました。