肩こりには 毎日5分のタオル上げ下げ

もんでもダメな肩こりには 毎日5分、タオル上げ下げ

肩こりがきついと、もまれて痛みが走ることもある。
ほぐすだけでは、すぐに元に戻るしぶとい肩こり。
筋力をつけることで和らげる方法があるらしい。
 
どういうトレーニングなのか。

肩こりの原因の一つは筋力の低下だ。
腕の重さは左右合わせて約7~8キログラム。
首から肩、背中にかけての筋肉(僧帽筋)が支える。
僧帽筋の筋力が落ちると肩こりになりやすい。
鍛えて筋力を取り戻すことが肩こり対策にもなる。

レーニングして筋肉をバランスよくつけるには姿勢改善から始める。

筋肉は膜のようなもの(筋膜)に覆われており、それが固まって筋肉が動きづらくなる場合がある。
筋膜が硬く筋力も低下した状態で負荷をかけると、筋肉を痛めることもある。
 
筋膜は固まらないように毎日ほぐす。
自宅で簡単にできるのがタオルを使った運動。
タオルを肩の上にかつぐように持ち、頭の後ろで上げ下げする。
ゆっくり呼吸しながら肩甲骨の動きを意識する。
腕があがりにくい人は肩だけを上げ下げ。
さらに両手を左右に広げて肩甲骨を背骨に寄せるような運動をするといい。
 
毎日自宅でタオルを上げ下げする方法は1日5分ぐらいで済む。
肩甲骨の動きがよくなってきたら、僧帽筋を鍛えるトレーニングを加える。
ダンベルを持ってスクワットの姿勢で椅子にすわって前傾し、肩甲骨と腹筋を意識しながら両腕を上げ下げする。
 
ほかのトレーニングも加えれば、さらに効果が上がるかもしれない。
 
長時間座り続けることと肩こりも関係がある。
英国の研究によると、頻繁に立ったり座ったりしている人は、長時間連続で座っている人よりも首や肩の痛みが少なかったという。

■1時間座ったら 立ち上がり歩く
座る時間を減らせば肩こりにもいいのか。
 
ずっと座っていると、第2の心臓といわれるふくらはぎの血流が悪くなり、肩など上体へ血流が戻りにくくなる。
1時間座り続けたら、数分でいいので立ち歩くことが大事だ。
 
座る時間は、日本の1日7時間に対し、スウェーデンが同5時間、米国も同4時間との研究がある。
豪州では座る時間を2時間減らすよう推奨している。

参考・引用
日経新聞・朝刊 2016.4.2


<関連サイト>
肩こりにタオル
http://osler.jugem.jp/?cid=15