「朝食抜き」は危険

「朝食抜き」脳出血の危険が36%高く
・朝食を抜く人は、毎日食べている人に比べて脳出血を起こしやすいという調査結果を、国立がん研究センターなどの研究チームがまとめた。
朝食を抜く食習慣と脳卒中との関連が示されたのは世界初という。
 
・研究班は、45〜74歳の男女約8万人を平均13年間追跡。
1週間に朝食を取る頻度を0〜2回、3〜4回、5〜6回、毎日の4群に分けて調べた。
 
・その結果、期間中に3772人が脳卒中を発症。
朝食を週0〜2回しか取らない人の脳卒中の危険度は、毎日取る人に比べて18%高かった。
特に脳出血の危険度は、週0〜2回の人は36%、3〜4回で22%、5〜6回で10%と、朝食の回数が少ないほど高かった。
 
くも膜下出血脳梗塞心筋梗塞などの心疾患では、関連性は出なかった。
高血圧は脳出血の原因に挙げられ、朝食を取ると血圧上昇が抑えられる一方、抜くと空腹によるストレスで血圧が上がることが過去の研究で分かっている。

出典
読売新聞 2016.2.5

<私的コメント>
中年までならいざ知らず高齢者で朝食を抜く人がそれほどいるとも思えません。
年齢別の結果も知りたいところです。
「その結果、期間中に3772人が脳卒中を発症」という文脈の前に朝食を抜いた人がどのくらいいるかを書くべきです。