タッチ

今朝の日経新聞の健康欄に「タッチ」というタイトルの記事に目がとまりました。
いわゆるホリスティック医療の1つと思われます。

ホリスティック医学とは?
http://www.holistic-medicine.or.jp/intro.htm
いわゆるホリスティック医学とは?
http://holistic.1717.info/holis.html

この記事を読んで、認知症の方に対する「タクティールケア」を思い浮かべました。
タクティールケア


タッチの仕方はタッピングタッチだそうです。
このタッピングタッチ(Tapping touch)とは両手の指先の柔らかなところを使って
背中などを左右交互に軽く叩くという、癒し系の療法のようです。
指圧や按摩のように指先を使って身体のツボを押したり叩いたりするのではなく、
指先でホントに軽く触れる程度にトントンと叩くのです。

私はギターの世界を知らないのでよく分かりませんが、タッピングタッチとは
そもそも、スタンリー・ジョーダン(Stankey Jordan)というギタリストが、両手で
ギターの弦を押さえてハーモニックなコードと旋律を同時に引く奏法だそうです。

■タッピング・タッチとは、指先の腹のところを使って、軽く弾ませるように
左右交互に優しくたたくことを基本としたホリスティック(統合的)でシンプル
なケアの技法です。

■こころと体の緊張をほぐし、心身ともに健康であろうとする内なる力に働きかけ、
本来の明るさや優しさを取り戻すことによって、みんなで仲良く生活することの
楽しさを思い出させてくれます。

誰にでもできるハンドヒーリングの新しい形というわけです。

<参考および引用サイト>
タッピング・タッチとは
http://www.tappingtouch.org/jp/t_touch/index.html


最近、親にはぐれた子猿のドキュメンタリーをテレビでやっていました。
サルの社会の中で疎外され孤立していましたが、あるサルが毛づくろいをして
くれるようになり社会の一員として認められるようになったといった内容でした。
「毛づくろい」はお互いの距離を測るための大事な儀式だったのです。
人間は「グルーミング(毛づくろい)をわすれてしまったサルともいえます。

しかし大人になると家族ですら相手の身体に触れるって難しくなります。
せめて身内が病気になったり認知症になったときはタッピング・タッチ
(人間のグルーミング)が出来るといいですね。
私も心がけたいと思いました。

<関連サイト>
Stanley Jordan plays "Willow Weep for Me"
http://www.youtube.com/watch?v=E8DCDrKX4_I
(動画です)
講座情報:ふくふくかわら版ウェブ
http://www.fukufukuweb.jp/kouza/kouza12.htm

タッピング・タッチ | エサレンマッサージ~Angel Sheep~
http://angelsheep.jugem.jp/?cid=15

タッピング・タッチ (Commutative Weblog)
http://commutative.world.coocan.jp/blog/2007/04/post_53.html

<関連記事>
イメージ 1

(画像をクリックすると大きくなります)
出典 日経新聞・朝刊 2009.2.15 タッチ 「こころの老い」防ぐ
版権 日経新聞

読んでいただいて有難うございます。
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