新聞切り抜き帖 2010.5.10

#酒に強い・弱いを唾液で評価、アサヒビールが開発
アサヒビールは、アルコールに強いか弱いかの体質チェックを簡便に行える『スピードチェック法』を開発したと発表した。
被験者の唾液からDNAを抽出し、専用機器を使ってアルコール分解酵素の働きを解析するもので、所要時間約2時間、費用1000円未満で行える。
一般へ向けての活用は現在のところ未定だが、同社は今後、このチェック法をグループ各社に入社する新入社員向け研修や、大学での適正飲酒セミナーに試験活用して適正飲酒への意識向上と啓発を促していく。

アルコールを飲むと、肝臓で“アルコール脱水素酵素”と“アルデヒド脱水素酵素”の2つが作用する。
これら酵素の働きの強さは主として遺伝によって決まり、遺伝子の型の組み合わせによって異なるため、「酒に対する強弱」や「酒を飲んだ時の体調」に個人差があるとされている。

同社はこの判別法に着目し、遺伝子型の判別技術向上によるアルコール体質のチェック方法を研究。
現在の体質チェックはアルコールを浸したガーゼを肌につけて反応をみるパッチテストや、髪の毛や血液からDNAを取り出す遺伝子型判別テストが一般的だったが、より手軽に、低コストで行えるうえに精度が高い新チェック法を開発した。

被験者自身がスポイトで唾液をDNA保存カードに滴下するだけという採取の手軽さや、番号が記載されたタグを用意することで無記名のまま提出できる匿名性の高さも特長で、同社は「個々人のアルコールに対する体質や飲酒の諸条件を踏まえて明らかにし、それを適正飲酒啓発につなげることで、飲酒による社会的・健康的諸問題の発生予防と、よりよい飲酒文化の構築を目指して研究を推進する」としている。
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<コメント>
これはこれで素晴らしいことです。
しかし、アサヒビールの企業イメージが上がるにしても売り上げは逆に落ちるかも知れません。
「酒の弱い」という判定が出た人は飲酒を控える可能性があり、「酒に強い」と判定された人が飲酒量が増えるとも思えません。

甘いお菓子や飲料を出しているメーカーが糖尿病になりやすい人をチェックする『スピードチェック法』を開発するようなものです。

「調べるまでもなく自分は弱い」と思っていた人がチェックしてみたら意外や意外。
「酒に強い」という判定結果。
それから飲酒の量が増えた。
そういったことを期待している?
そんなわけないか。



#ブラジャーを1日12時間以上着ける女性、乳がんのリスクが21倍に―米国立癌研究所
2010年5月5日、ブラジャーを1日12時間以上着用する女性は、全く着用しない女性と比べ、乳がんのリスクが21倍も高くなることが米国立癌研究所の研究で分かった。

記事によれば、同研究所がブラジャーの着用時間と乳がんとの因果関係について調査した結果、習慣的に長時間ブラジャーを着用する女性は乳がんなど乳房の病気にかかりやすいことが分かった。
1日12時間以上着用する女性は全く着用しない女性の21倍、就寝時も着用する女性は同100倍も罹患率が高まるという。
形が崩れるのを気にして就寝時もブラを外さない女性は要注意だ。

調査はまた、世界の女性の約80%がサイズの合わないブラジャーを付けていると指摘。
締め付けのきついブラジャーを長時間付けることにより、乳房のリンパの流れが悪くなり、乳腺の正常な細胞ががん化する可能性が高まることから、身体に合ったブラジャーの着用を推奨している。

http://news.livedoor.com/article/detail/4755405/
2010年05月06日23時23分 / 提供:Record China

<コメント>
米国立癌研究所でこんな研究をやっているとは思いませんでした。
ワ○ー○かどこかの研究かと思いましたが、それにしてもブラジャーをするのが怖くなってしまうデ-タです。
夜はずさない女性、全く着用しない女性はどのくらいいるのでしょうか。

これからはオーダーメードのブラジャーが流行するかも知れません。

男性はブラジャーをしないから乳がんが少ない。
そんなわけないか。




#1日1杯のワインが高齢者の認知症を予防する
適度なアルコールの摂取は、高齢者の認知症発症のリスクを減少させるという研究結果を米ウェイク・フォレスト大学の研究チームがまとめた。
ただし、飲み過ぎや既に障害のある人の場合、逆に悪化するという。
オーストリアのウイーンで7月11日から開催中の『2009年国際アルツハイマー病カンファレンス』で発表した。

研究チームは、75歳以上の高齢者3069人について6年間にわたる長期間の追跡調査を実施。
被験者を、週にワインを1~7杯飲む人(少量)、8~14杯飲む人(中程度)、14杯以上飲む人(多量)の3グループに分け、飲酒と認知症発症の関連を調べた。
なお開始段階では、3069人のうち2587人は健常で、482人に軽度認識障害(MCI)があった。
その結果、調査期間中に認知症発症が認められたのは523人で、分析によると、1日に1~2杯飲む人の場合、認知症のリスクは健常な人のグループ全体と比べて40%低かった。
分析にあたっては、喫煙など他の要素を排除した。
しかし、既に軽度認識障害のある人の場合は、リスク軽減効果はみられず、量にかかわらず認知能力の減退が認められた。
とくに14杯以上飲む人は、軽度認識障害があって全く飲まない人に比べ、リスクはほとんど2倍だったという。
研究チームのKaycee M. Sink博士は「この結果は、適度な飲酒が認知症のリスクを軽減することを示唆しているが、すでに認識障害のある人には、あてはまらないようだ。今のところ、女性には1日1杯、男性には2杯を超えないように飲むことをお勧めする」とコメントしている。


<コメント>
「過ぎたるは・・・」

ワインでなければならないのか、他のアルコールでは駄目なのかも知りたいところです。

男性に比べて約l.5倍女性の方がアルツハイマー病になりやすいといわれています。
当然男性の方がアルコール摂取量もワインを飲む量も多いはずです。
アルコールをまったく飲まない男女でのアルツハイマー病発症率を比較した研究はあるのでしょうか。




<自遊時間>
スポーツカー型のマウス
http://wiredvision.jp/news/201005/2010050719.html
(こんなマウス欲しいですか?)
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