男の腹をへこます、糖質OFFレシピ

糖質とは食物繊維を除いた炭水化物。
本来、我々の体の活動に欠かせないものだが、慌ただしい朝のパン食や時間のない外食の麺類、小腹を満たすせんべいなど、多忙にかこつけているとつい取りすぎになってしまう栄養素だ。
糖質ばかりの食品をとると、血糖値が急上昇。
インスリンがどっと出て、糖質は体に十分に利用されずに体脂肪として蓄積されてしまう。

糖質OFFの食生活で炭水化物を減らせば、お腹がすかずにやせられるうえ、イライラしなくなり、仕事の効率もアップする!

糖質OFFライフを送るための朝、昼、夜のお薦めレシピとは?。

イメージ 1



【朝食】甘くないジュースに卵などのたんぱく質 フルーツもチャージ
「糖質OFFの理想として薦めたいのは、朝を野菜やフルーツのジュースだけにすること」と、話すのは順天堂大学大学院医学研究科の白澤卓二教授。

白澤教授の場合は、朝に野菜やフルーツをミキサーにかけたジュースだけをとり、それで午後2時ごろまで仕事を続けるという。

ただし、これは白澤教授のような糖質OFFのベテランの流儀。
普通の働く男としては、卵でたんぱく質を、フルーツで適度な糖質をとるのがバランスのいい朝の糖質OFFのスタートとなる。
たんぱく質が体を温めてくれて、朝から頭も体も働く快調な生活が始められる。
もちろん、菓子パンにコーヒー、食パンにジャムといった糖質しかとらない食事は×。

もし、前の晩に食べすぎていて、お腹がもたれるならば、このフルメニューは不要。
野菜ジュース+少量のフルーツでもいい。
同じ野菜ジュースでも、糖分の多いニンジンを含むものは避けて、トマトやセロリなどの野菜を中心にしたものを選ぼう。

これでどうしてもお腹がすくという人は、パンやご飯を食べてもいいが、できれば血糖値を上げにくい食材として全粒粉のパンや、玄米入りのご飯など繊維分が一緒にとれるものを。
そしてよくかんで食べよう。

【昼食】外食ならでんぷん質を避け定食ならご飯半分に
糖質OFFの昼食ルールはシンプル。
まず、糖質がたっぷりの丼物や麺類はご法度だ。

特に、避けたいのは丼物。
卵や豚カツだけでなく、甘辛いタレがかかっているが、そこにみりんなどの糖分がたっぷりだからだ。

ダイエット中はバランスが大切と、割り切って定食にすることが大事。
定食を食べるときは、小学校のときから習ってきた「三角食べ」ルールは忘れること。
まずはサラダや漬物などに箸をつけて、次におかずを食べよう。
このときに、できるだけしっかりかむようにする。
ご飯は最後に半分だけ。
おかずをよくかんで食べておけば、最後のご飯は無理をしなくても、満腹を感じて半分でおしまいにできる。

糖質OFFにすると、眠くなりにくく、午後の仕事が快調に続けられるはずだ。

 
【夕食】かみ応えおかずでしっかり食べて空腹感知らず
では、おかずをたっぷり食べてOK。
食べ応えがあるのが特徴だ。

下は管理栄養士の茂木亜希子さんが提案してくれたメニュー。

野菜や豆類を多めにすれば、お肉たっぷりにしてもOK。
かなり豪華だ。「お肉の味付けは、お砂糖やみりんを控えるのがコツ。柚子コショウゴマ油で香りづけを」と茂木さん。

昼食同様に白米や麺類は半分程度に減らすのが必須。
麺類ならば、千切りの大根を混ぜれば、かさが出て満足できる。

主食をとるなら、雑穀や麦などを混ぜたもので。
糖質OFFのうえ、食物繊維もとれる。          (日経ヘルス編集長 藤井省吾)
           [日経ヘルス・フォーメン2011夏号の記事を基に再構成]
http://www.nikkei.com/life/health/article/g=96958A9C93819499E2E0E2E0938DE2E0E2EAE0E2E3E3E2E2E2E2E2E2;p=9694E0E0E2E6E0E2E3E2EBEBE0E5
版権 日経新聞


読んでいただいて有り難うございます。
コメントをお待ちしています。

他に
井蛙内科開業医/診療録(4)
http://wellfrog4.exblog.jp/
(H21.10.16~)
井蛙内科開業医/診療録(3)
http://wellfrog3.exblog.jp/
(H20.12.11~)
井蛙内科開業医/診療録(2)
http://wellfrog2.exblog.jp/
(H20.5.22~)
井蛙内科開業医/診療録 
http://wellfrog.exblog.jp/
(H19.8.3~)
(いずれも内科専門医向けのブログです)
「井蛙」内科メモ帖 
http://harrison-cecil.blog.so-net.ne.jp/
葦の髄から循環器の世界をのぞく
http://blog.m3.com/reed/
(循環器専門医向けのブログです)
「葦の髄」メモ帖
http://yaplog.jp/hurst/
(「葦の髄から循環器の世界をのぞく」のイラスト版です)
があります。