テニスは最も健康なスポーツ? 死亡リスク減らす報告も
英国のオックスフォード大学などの研究チームは運動と健康の関係を調べるため、①テニス・スカッシュ・バドミントンなどのラケットスポーツ
②ランニング・ジョギングなどの走るスポーツ
③サイクリング
④スイミング
⑤エアロビクス
⑥サッカー・ラグビー
の六つの分野と死亡リスクを調査。
論文を英国スポーツ医学会誌に2016年に発表した。
調査開始時の平均年齢52歳の男女8万306人を、平均で9年にわたって追跡調査した。
すると、運動をしない人に比べ、全死亡リスクが最も低かったのはテニスなどラケットスポーツをしている人で47%減。
次いでスイミングの28%減、3位がエアロビクスで27%減、4位がサイクリングで15%減だった。
心臓血管疾患の死亡リスクを比べても、最も低かったのがテニスなどで56%減、2位がスイミングで41%減、3位がエアロビクスで36%減だった。
飲酒や喫煙などほかの要因もあわせて調整した結果だ。
一方、ランニングなどそのほかのスポーツと死亡リスクには、統計学的にはっきりした関係はみられなかった。
テニスでは、ただ走るだけでなく、ボールを追いかけ、楽しみながら足腰の筋力が鍛えられる。
一度もラケットを握ったことがないという人には「スポンジボールテニス」もおすすめだ。
地域によって「スポンジテニス」「フレッシュテニス」とも呼ばれる。
体育館などでバドミントン用のコートを使い、小さめのラケットやスポンジ製のボールでプレーする競技だ。
スピードが速くないので、テニスをしたことがない人でもラリーを続けやすい。
スポーーツの経験がない高齢者の方でも入門しやすく、楽しめる。