右利きか?左利きか? 経験が決定 富山大など熱帯魚で解明
・右利きか左利きかは、生まれ持った体の左右差と経験で決まる−。
富山大と名古屋大の研究チームが21日、熱帯魚を使った実験で「利き手」が決まる仕組みの一端を解明したと英科学誌に発表した。
 
・動物の右利き、左利きが決まる過程は、ほとんどが未解明といい、同研究チームは「人間の利き手が決まるメカニズムの解明につなげたい」と話している。
 
・実験では、他の魚のうろこを食べる性質を持つ、アフリカ内陸部の淡水湖に生息する熱帯魚「ペリソダス・ミクロレピス」を使った。
生まれつき口が右か左かに曲がっており、どちらから獲物を狙った方がうろこを食べやすいかは個体ごとに異なる。
 
・うろこを食べ始めた直後の幼魚は、魚の左右両方を襲うが、徐々に学習が進み、口が右に曲がる熱帯魚は魚の左側を、左に曲がる熱帯魚は右側を多く狙うようになると実験で確認した。
 
・人間も利き手の方が上腕の骨が大きいといい、同チームは人間にもこの熱帯魚と共通した仕組みがあると推定している。

参考・引用
日経新聞・夕刊 2017.8.23

私的コメント
結論の持っていき方が少々乱暴なような気もします。
「ニワトリとタマゴ」のような、わかったようなわからないお話です。