川崎病に似た症状の子102人、NY州 コロナと関連は

川崎病に似た症状の子102人、NY州 コロナと関連は

・米国NY州のクオモ知事は(2020年5月)13日、州内で102人の子どもが、発熱や発疹が続く原因不明の難病「川崎病」と似た症状を起こしたと明らかにした。

 

・このうち7割は集中治療室(ICU)に入ることが必要になり、3人が死亡したという。

過半数新型コロナウイルスの検査で陽性と診断されており、詳しい原因を調査している。

 

・NY州ではこれまでに約34万人が新型コロナに感染し、約2万2千人が亡くなっている。

ただ、子どもが重症となるケースは少なく、入院者の1%未満だった。

 

・クオモ知事は会見で「親にとっては最悪の悪夢だが、子どももウイルスから重大な影響を受ける可能性がある」と述べ、体調の変化などに注意するよう呼びかけた。

 

・NY州によると、確認をされているのは「多臓器炎症型疾患」。

主な症状として、

▽5日以上の発熱

▽激しい腹痛や下痢、嘔吐

▽目の充血

▽皮膚の発疹

などが確認されている。

また、皮膚が青白くなったり、呼吸が困難になったりするケースもあるという。

 

・NY州の調べでは他に、ニュージャージーやカリフォルニアなど米国の14州、欧州の5カ国(英国、フランス、イタリア、スペイン、スイス)でも類似の症例が確認されている。

 

参考・引用一部改変

朝日新聞・夕刊 2020.5.15